NHK愛媛県のニュース　松山放送局

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四国初の省エネ自販機が登場

夜間に冷却した缶ジュースなどを日中、電気を使わずに保冷することで消費電力を大幅に削減できる新型の自動販売機が１４日、四国では初めて松山市に設置されました。
この自動販売機は、東日本大震災以後の夏の電力不足を受けて、大手飲料メーカーと大手電機メーカ―が去年、共同で開発し、四国では初めて松山市総合コミュニティセンターに１台設置されました。自動販売機は、従来の１０倍の保温性能がある断熱材を使用したり、とびらの機密性を高めたりすることで冷却効率を上げる工夫が凝らされています。
電力を使わずに最長で１６時間にわたり、缶ジュースなどを冷えた状態で保つことができ、夜のうちに冷蔵しておけば、電力需要がピークを迎える夏場の日中の場合、消費電力を９５％、削減できるということです。
また、缶コーヒーやお茶など商品の一部を温める必要がある冬場も日中の消費電力を６８％、削減できるということです。
自動販売機を設置した四国コカ・コーラボトリングの伊原勲ベンディング事業推進部長は「新型の自動販売機の設置を進め、社会に貢献していければと思います」と話していました。
この自動販売機はことし中に四国４県でおよそ１２００台設置されるということです。

02月14日　11時57分

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