解凍すれば生マンゴー　宮崎名物を一年中

　宮崎県産マンゴーを一年中おいしく味わってもらおうと、ＪＡグループ宮崎（宮崎市）は、氷点下約４０度で冷凍した「冷凍みやざき完熟マンゴー」を開発、販売を始めた。

　繊維を壊さず、解凍後も生の果実に近い食感が楽しめるのが特長。ＪＡ宮崎経済連園芸販売課の川口正剛さん（３９）は「冷蔵庫で１〜２時間置き、半解凍で食べるのがおすすめです」と話す。

　宮崎県産マンゴーは東国原英夫前知事のトップセールスによるブームが去り、価格が低迷中。ＪＡは、冷凍技術によるマンゴーの“通年販売”を実現し、新たな需要を掘り起こして価格下落に歯止めをかけたい考えだ。