{
2008/04/06(日) }
幸太の絶叫が鳴りやむことはなかった。
やがて彼女は幸太の身体中を愛撫しながら、その全身を引っ掻いていった。彼の身体には、それ以前にも彼女によって与えられた癒えない傷痕がたくさん残っていた。彼女はその痕すらも穿り返すように、彼の皮膚のあらゆる部位を抉っていく。
綺麗にネイルが施された爪が肌を伝うと、それは白い線となって幸太に残った。それは次第に赤みを帯び、やがては赤い線となって肌から浮き上がってくる。いつしか彼の全身は、網目が張っているかのように腫れていった。皮膚の諸所は破られ、肌の至る所から血液が流れ出てきていた。
「ぃ……ぎぃあぁぁ……」
今にも消え入りそうな幸太の声を聞きながら、彼女は嬉しそうに口元を弓なりに持ち上げる。彼が痛みで身体を捻る度に、彼女の引っ掻く力はますます強くなっていく。爪の先はなおも彼の肉を削ぎ続ける。同時に彼女はその傷痕をなぞるように、柔らかく湿った舌を這わせていく。
彼の目からは、いくつもの涙が頬を伝って流れ落ちていった。
彼女はにっこりと微笑みながら幸太に言葉をかける。
「痛いのね。これが嬉しいんでしょ?」
言いながら彼女はパンパンに張った幸太のモノをぐいと掴み上げる。彼女は彼の小さな睾丸を手の中でグリグリと擦り合わせた。その刺激に、彼は全身を大きく反応させる。彼を襲ったのは鈍痛に間違いないだろう。呻き声を上げ、身体を目一杯捩る。
「あ……ぐぅ……」
苦悶の声。しかし幸太の陰茎は、その声に逆らうかのように膨らみ、そそり立つ。
彼女は睾丸から手を放し、今度は足で幸太の陰部を弄び始めた。優しく、時には強く、彼女はハイヒールの底や爪先、踵とあらゆるところで彼のモノを刺激した。再び「ふふっ」と彼女の声が漏れる。彼は嬲られる自分の下半身の感触を全身で味わっているかのようだった。
「もっと気持ちよくしてあげるね。」
彼女の言葉に、再び幸太はビクッと反応する。もちろん股間を膨らませた彼にそれを拒めるわけも、拒む理由もある訳がなかった。「はい」とだけ答え、彼は股を広げて姿勢を整える。彼女は彼の陰部を弄びながら、時々睾丸に鋭い蹴りを入れ始めた。
「ぐうぅぅっ……。あぐうぅぅ! ぅぅ……」
蹴り上げられる度に幸太の身体はくの字に曲がる。もちろん手足を拘束されているから、倒れ込むことはできない。身動きの取れない彼に与えられた選択肢は、もはや彼女に睾丸を捧げること以外にはなかった。彼女は満面の笑みをその表情に湛えながら、彼の睾丸を執拗に甚振った。それは次第にエスカレートしていく。彼の睾丸はますます赤く腫れ上がるが、同時に彼の陰茎もまた大きく膨らんでいった。
「これで感じるんだもんね、幸太は。本当に、はしたない子。」
彼女に見下ろされた幸太は、やはりただ項垂れているばかりだった。彼の口から出るのは、やはり「はい」という言葉。しかしその声色は、明らかな性的興奮の様を表していた。
ハイヒールの爪先が喰い込む。彼女の膝が突き刺さる。痛々しいばかりの様相を呈した幸太の陰部。しかしそれは激痛を与えられる度にビクビクと反応し、決して硬直を止めることはなかった。
「……こんなに膨らせちゃって。」
幸太は彼女の嘲るような言葉に感極まったのか、その息遣いを一段と荒げた。にっこりと笑みを浮かべた彼女が再び彼の睾丸を強く握り締めた時、彼は喉の奥から咆哮した。
それは紛れもない、恍惚の声だった。
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やがて彼女は幸太の身体中を愛撫しながら、その全身を引っ掻いていった。彼の身体には、それ以前にも彼女によって与えられた癒えない傷痕がたくさん残っていた。彼女はその痕すらも穿り返すように、彼の皮膚のあらゆる部位を抉っていく。
綺麗にネイルが施された爪が肌を伝うと、それは白い線となって幸太に残った。それは次第に赤みを帯び、やがては赤い線となって肌から浮き上がってくる。いつしか彼の全身は、網目が張っているかのように腫れていった。皮膚の諸所は破られ、肌の至る所から血液が流れ出てきていた。
「ぃ……ぎぃあぁぁ……」
今にも消え入りそうな幸太の声を聞きながら、彼女は嬉しそうに口元を弓なりに持ち上げる。彼が痛みで身体を捻る度に、彼女の引っ掻く力はますます強くなっていく。爪の先はなおも彼の肉を削ぎ続ける。同時に彼女はその傷痕をなぞるように、柔らかく湿った舌を這わせていく。
彼の目からは、いくつもの涙が頬を伝って流れ落ちていった。
彼女はにっこりと微笑みながら幸太に言葉をかける。
「痛いのね。これが嬉しいんでしょ?」
言いながら彼女はパンパンに張った幸太のモノをぐいと掴み上げる。彼女は彼の小さな睾丸を手の中でグリグリと擦り合わせた。その刺激に、彼は全身を大きく反応させる。彼を襲ったのは鈍痛に間違いないだろう。呻き声を上げ、身体を目一杯捩る。
「あ……ぐぅ……」
苦悶の声。しかし幸太の陰茎は、その声に逆らうかのように膨らみ、そそり立つ。
彼女は睾丸から手を放し、今度は足で幸太の陰部を弄び始めた。優しく、時には強く、彼女はハイヒールの底や爪先、踵とあらゆるところで彼のモノを刺激した。再び「ふふっ」と彼女の声が漏れる。彼は嬲られる自分の下半身の感触を全身で味わっているかのようだった。
「もっと気持ちよくしてあげるね。」
彼女の言葉に、再び幸太はビクッと反応する。もちろん股間を膨らませた彼にそれを拒めるわけも、拒む理由もある訳がなかった。「はい」とだけ答え、彼は股を広げて姿勢を整える。彼女は彼の陰部を弄びながら、時々睾丸に鋭い蹴りを入れ始めた。
「ぐうぅぅっ……。あぐうぅぅ! ぅぅ……」
蹴り上げられる度に幸太の身体はくの字に曲がる。もちろん手足を拘束されているから、倒れ込むことはできない。身動きの取れない彼に与えられた選択肢は、もはや彼女に睾丸を捧げること以外にはなかった。彼女は満面の笑みをその表情に湛えながら、彼の睾丸を執拗に甚振った。それは次第にエスカレートしていく。彼の睾丸はますます赤く腫れ上がるが、同時に彼の陰茎もまた大きく膨らんでいった。
「これで感じるんだもんね、幸太は。本当に、はしたない子。」
彼女に見下ろされた幸太は、やはりただ項垂れているばかりだった。彼の口から出るのは、やはり「はい」という言葉。しかしその声色は、明らかな性的興奮の様を表していた。
ハイヒールの爪先が喰い込む。彼女の膝が突き刺さる。痛々しいばかりの様相を呈した幸太の陰部。しかしそれは激痛を与えられる度にビクビクと反応し、決して硬直を止めることはなかった。
「……こんなに膨らせちゃって。」
幸太は彼女の嘲るような言葉に感極まったのか、その息遣いを一段と荒げた。にっこりと笑みを浮かべた彼女が再び彼の睾丸を強く握り締めた時、彼は喉の奥から咆哮した。
それは紛れもない、恍惚の声だった。
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