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【プロ野球】

村田 日の丸マニキュアで生き残る

2013年2月14日 紙面から

 最終メンバー入りへ、秘策は“日の丸マニキュア”だ。右手中指を負傷している巨人の村田修一内野手(32)は13日、沖縄入りしたチーム本隊を離れ、内海ら他の日本代表候補7人とともに2軍練習に参加。9日に飛球を当てて爪を割った右手中指を保護するため、紅白のマニキュアで患部をガードし、早期実戦復帰を目指す考えを明かした。

 この日はフリー打撃で快音を響かせたものの、投内連係やノックなど右手に負担のかかるシーンのスローイングは回避。村田は「打つ方は全然問題ない。あとはボールを捕ってすぐ投げるときに指が気になるか、ならないかだと思う」と率直に現状を語った。

 だが、守備面への不安を払拭(ふっしょく)するための対策もきっちり用意している。9日の負傷後はテーピングだけをして練習に臨んできたが、フルメニューをこなす14日の練習では中指の爪にマニキュアでコーティングを施して臨む。「薬を塗って、その上から固定することになると思う。色? 白地に赤がいいんじゃないですかね」。日の丸にかける思いを指先にも込め、完全復活を急ぐ村田。ターゲットは侍JAPANの今年初戦となる17日の広島戦(サンマリン宮崎)だ。「痛くなければ出られるし、出たい。出してもらえればですけど」

 15日の合宿開始から18日の最終メンバー選考まではわずか4日間。手負いの状態とはいえ、格好のアピールチャンスを逃すつもりはない。 

  (臼杵秀之)

 

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