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【プロ野球】

ビッグな中田 場外弾5発

2013年2月14日 紙面から

 日本ハム・中田翔内野手(23)が、圧巻のフリー打撃で気持ち良くキャンプを打ち上げた。1軍は休日で、名護市営球場では2軍が練習していたが、14日にWBC合宿に出発する中田は、稲葉とともに若手に交じって最後の練習を行った。「最後なんで飛ばすことだけ考えて打席に入った。気持ちいい形で終われた」と自画自賛。まず初球を中堅席に放り込むと64スイング中、柵越えが21発。うち5発は高さ8メートルの防球ネットを越えて場外へ飛び出した。3連発も3度あり、スコアボード直撃の140メートル特大弾など、ファンも大喜びで歓声を上げた。

 喜んだのはファンだけではない。二刀流ルーキー・大谷翔平投手(18)=花巻東高=を含む2軍選手たちもケージの後ろに並び、ピンポン球のようにはじき返される打球の行方をぽかんと眺めた。「あれが1軍トップ選手の力なのかとあらためて思った。そういう所を目指して行きたい」と、大谷も衝撃を受けたようだ。

 中田は「張本さんに見られていることにピリピリしてて、(若手が)見ていたなんて気付かなかった」と、若手に手本を見せつけたワケではなかったようだ。2日間にわたって野球評論家の張本勲氏からスタンス幅についてのアドバイスを受け「あんなすごい方に目をかけてもらってありがたいこと」と感激だ。

 2008年のルーキーキャンプの時から、スコアボード直撃弾、場外弾を何度も放っているだけに、「オレは『アーチスト』やからな」と、大爆発も当たり前の顔をしていたが、続けて「使いモンにならないアーチストやけどな」とぽつり。潜在能力を発揮し切れていない自分に歯がゆいようだったが、一皮むけるためにも、15日からのWBC代表合宿では全力で最終メンバーに残ってみせる。 (竹村和佳子)

 

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