フィギュア全日本選手権と世界選手権がさいたまスーパーアリーナで開催決定

大会への意気込みを語った日本スケート連盟の橋本聖子会長（中央右）と上田清司知事（中央左）ら＝１３日、知事公館（写真：産経新聞）

　今年１２月に行われるフィギュアスケートの全日本選手権と、２０１４年３月に行われる世界選手権が、さいたまスーパアリーナ（さいたま市中央区）で開催されることが決まった。県スケート連盟によると、両大会が県内で開催されるのは初めて。日本スケート連盟の橋本聖子会長らが１３日、知事公館（さいたま市浦和区）で記者会見し、世界トップレベルの大会に向けた意気込みを語った。

　世界選手権は２０１１年３月、東京大会が東日本大震災の影響でモスクワ開催に変更となった。この大会に代わり、１４年に日本で開催することで会場が検討されてきた。さいたまスーパーアリーナは、首都圏であること▽スケートリンクが２面設置できること−などが決め手になったという。

　日本選手権は１４年に開催されるソチ五輪代表を決める最終選考会となる。また、世界選手権は五輪後でトップ選手が集う。橋本会長は「いずれも世界が注目する大会。ソチ五輪に向け切磋琢磨（せっさたくま）した成果を発揮し、華々しく大会に臨んでもらいたい」と話した。

　また、上田清司知事も「アリーナは全世界の方々を迎えるにふさわしい会場。全力で支えていきたい」と開催県としてのバックアップをアピールした。