NTTは13日、インターネット上の不特定多数の画像や書き込みなど「ビッグデータ」の処理技術で、処理速度が世界最高に達したと発表した。同社は14-15日に武蔵野研究開発センター(東京都武蔵野市)で技術展を開催し、この中で同技術も展示する。
例えばネット上に散在する1500万枚の画像を植物や動物、人物、景色といった種類ごとに自動分類する場合、通常技術では数時間かかるが、NTTの技術では10秒程度で分類できる。各写真に関連付けられたタグ(ジャンルを分けるための名前)を高速で解析することで、写真の分類が容易になったという。
この技術を応用し、人々のツイッターでの膨大な「つぶやき」を解析すれば、最近話題の商品などを割り出すことができ、マーケティングに活用できる。