NHK新潟県のニュース　新潟放送局

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三条　がれき焼却灰を処分場へ

三条市で、東日本大震災の被災地で出たがれきを焼却した灰を最終処分場に搬入する作業が１４日から始まりました。
岩手県大槌町のがれきについて、県内では、三条市と柏崎市、それに、長岡市が受け入れることになり、１４日は、１３日の柏崎市に続いて、三条市で作業が始まりました。
作業は、午前９時から行われ、１３日までに焼却を終えたがれきの灰、およそ６トンを積んだトラックが三条市の清掃センターを出発し、最終処分場の「道心坂埋立地」に運び込まれました。
三条市によりますと、今回、運び込まれた焼却灰の放射性物質の濃度は、１キログラムあたり２０ベクレルで、一般廃棄物として埋め立てることができる基準の８０００ベクレルを大きく下回っているということです。
最終処分場では、焼却灰を、放射性物質が漏れ出ないよう設置された特殊なネットの上に運び込んだあと、市の担当者が、空間の放射線量を測定し、通常の範囲内と確認しました。
三条市の宗村里士市民部長は、「安全性に問題がないと確認できた。粛々と作業を進めて被災地の役に立ちたい」と話していました。
三条市では、３月末までに、受け入れた、およそ１４５トン全てのがれきを焼却し、その後、埋め立てる予定で、それまでは雨などで流れないよう防水性のシートで覆って、保管することにしています。

02月14日　12時58分

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