山陽電鉄の脱線事故でトラック運転手を逮捕へ |
特急電車の1両目と2両目が脱線 |
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兵庫県高砂市の山陽電鉄の踏切で特急電車がトラックと衝突して脱線し、乗客など15人がケガをしました。警察はトラック運転手をまもなく逮捕する方針です。
【益野智行記者】
「脱線した電車は電柱をなぎ倒しながら進んでいったということです」
午後3時50分ごろ、高砂市の山陽電鉄荒井駅近くの踏切で停まっていたトラックに、特急電車が衝突して前の2両が脱線しました。
この事故で、乗客13人と電車の運転士などあわせて15人が重軽傷を負いました。
トラックが前の渋滞で踏切を渡りきれず、荷台が踏切内にはみ出していたことが原因とみられ、警察は自動車運転過失致傷の疑いでトラック運転手をまもなく逮捕する方針です。
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2013/02/13 1:52:
更新) |
道州制への法整備を 橋下市長らが訴え |
道州制を目指す知事・市長の会合 |
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大阪市の橋下市長は道州制を目指す知事や市長らの会合に出席し、道州制に必要な法整備を進めるよう国会に働きかけることを確認しました。
東京で開かれた会合には、橋下市長など道州制を目指す全国の知事や市長ら16人が出席しました。
会合では「衆院選では各党が、道州制に前向きな公約を掲げていたが、選挙の後は進んでいない」として、地方分権につながる道州制に必要な法整備を進めるよう国会に働きかけることを確認し合いました。
【橋下市長】
「地方側も受け皿をつくって一歩踏み出さないと、国に道州制をやってくださいと言い続けても100年200年経っても無理実現しない」
また橋下市長は、自身が代表を務める日本維新の会を通じて今国会中に政府に道州制のための法整備を求める考えを示しました。
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2013/02/13 1:54:
更新) |
植山古墳で石室の石が崩落 |
1.3トンもの石が |
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推古天皇が一時埋葬されていたとされる奈良県橿原市の植山古墳で、発掘調査中の先月、石室の一部が崩れ、床面の石に傷がついていたことが分かりました。
植山古墳は6世紀後半に築かれ、日本最初の女性天皇・推古天皇が一時埋葬されていたとされ、橿原市教育委員会が発掘調査を行っています。
教育委員会は調査中の先月15日、石室の側面に積み上げられた石の1つがおよそ2メートルの高さから、落下していたことを12日になって発表しました。
落ちた石はおよそ1メートル四方で重さが1・3トンあり、この落石で石室の床面の石に縦2センチ、横2センチ、深さ5ミリの傷がつきました。
教育委員会は「落石の前日に積もった雪で地盤が緩み、盛り土が崩れてしまったことが原因」としています。
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2013/02/13 1:58:
更新) |
山陽電鉄でトラックと特急電車が衝突し脱線 乗客など16人がけが |
トラックの荷台が踏切内にはみ出し、そこに電車が衝突か |
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兵庫県高砂市の山陽電鉄の踏切で、走行中の特急電車がトラックと衝突して脱線しました。
この事故で、乗客14人と電車の運転士ら、あわせて16人がけがをしています。
午後3時50分ごろ、高砂市荒井町の山陽電鉄の踏み切りで、停まっていたトラックに走ってきた特急電車が接触しました。
衝突のはずみで、電車の1両目と2両目が脱線し、先頭車両が近くの駅のホームに追突しました。
【近所の人】
「ものすごい音、ボーンという音と、地震かなと思った、爆弾みたいな音。
ホームが全部倒れて、ブロック塀も、ガレキのようになっている状態で、がががと音がしたし電線も揺れた」
この事故で、乗客14人がけがをしました。
また、電車の運転士が一時、車内に閉じ込められ脚の骨を折る重傷、トラックの運転手も軽いケガをしました。
いずれも命に別条はないということです。
警察によりますと、トラックが前の渋滞によって踏み切りを渡りきれず、トラックの荷台が踏切内にはみ出していたため、電車が衝突したとみられます。
現場は、山陽電鉄・荒井駅近くの踏切で、上下線ともに運転を見合わせて、警察などが原因を調べています。
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2013/02/12 21:24
更新) |
桜宮高”改革顧問”に柳本全日本女子バレー前監督 バスケ部顧問は厳しい処分か |
「体罰では伸びないと気づきました。自立、自覚を持った選手を育てなければ」 |
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大阪市立桜宮高校で体罰を受けた男子生徒が自殺した問題を受けて、大阪市教育委員会は、全日本女子バレーボール前監督・柳本晶一さんを、桜宮高校の改革担当顧問に選任すると発表しました。
【全日本女子バレーボール・柳本晶一前監督】
「選手は変われる。変えてあげられるのが指導者・生徒・保護者・教員の皆さん全てが幸せになるお手伝いができれば」
大阪市立桜宮高校の改革を任されたのは、「復活請負人」とも呼ばれた、全日本女子バレーボール前監督の柳本晶一さん(61)です。
バスケットボール部のキャプテンだった男子生徒が自殺したことを発端に、複数の運動部で体罰があったことが明らかになった桜宮高校。
教育委員会は、大阪市出身でもある柳本さんを桜宮高校の最高責任者として改革担当顧問に選任し、「体罰に頼らないスポーツ指導の徹底に取り組む」と発表しました。
柳本さんは、全日本の監督として体罰を用いない指導法で、チームをアテネオリンピックと北京オリンピックに導いたことが評価されました。
柳本さんは、かつて実業団のチームなどで監督をしていたころ「体罰を用いたことがある」と認めた上で、「科学的な指導の方が選手は伸びる」と話しました。
【柳本晶一・前監督】
「体罰では伸びないと気づきました。自立、自覚を持った選手を育てなければ世界に対応できない」
【橋下徹・大阪市長】
「柳本さんは旧態依然としたかつての指導法と、新しい指導法の両方を認識されている桜宮高校のために力を貸してほしい」
柳本さんの任期は3年で、今月18日に正式に就任します。
橋下市長はその後、プロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」のビル・カートライト監督(55)と面会しました。
【大阪エヴェッサ ビル・カートライト監督】
「アメリカでは、スポーツは楽しむという気持ちでやっているので、体罰というのはもってのほかです」
NBAの名門「シカゴ・ブルズ」の選手としてチームの黄金時代を築き、その後は指導者として活躍するカートライト氏。
教育委員会は、大阪エヴェッサに桜宮高校への継続的な指導者の派遣を打診していてカートライト氏が、直接指導にあたることも検討しています。
また、教育委員会は、一連の問題に対する今後の方針について会議を開き、自殺した男子生徒に体罰を加えたバスケットボール部の顧問の処分を決める見込みです。
大阪市の外部監察チームは、報告書で体罰が自殺の要因と位置づけていて、教育委員会は処分指針に従い、顧問を免職または停職の厳しい処分とすることが予想されます。
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2013/02/12 20:25
更新) |
彦根城の堀に自転車100台以上が不法投棄 彦根市は刑事告発 |
捨てないで!”苦肉の策”で刑事告発 |
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滋賀県の国宝・彦根城の堀や水路に自転車が相次いで不法投棄されています。
彦根市は、廃棄物処理法違反の疑いで刑事告発しました。
滋賀県の国宝、彦根城。
多くの観光客が訪れる景勝地に、頭の痛い問題が起きています。
【記者】
「こちらは彦根城前の橋の上なんですが、お堀に続く水路を覗きこみますと、自転車が何台も捨てられているんです」
彦根城の堀や用水路のあちらこちらに沈む、自転車。
これらは全て不法投棄されたもので、去年の4月から115台が回収されています。
【地元住民】
「自転車がいっぱい捨てられてるんだって知ってました?」
「ようけあるよ」
「初めて見ました!」
「あそこにもある」
「(自転車を)捨てたらあかんと言ってもアカン。『放っといてー』って」
彦根市は、彦根城の世界遺産登録を目指していますが、登録されるためには環境の美しさが大きなポイントとなります。
堀に大量の自転車が不法投棄されていることは登録への大きな足かせになりかねず、彦根市は防犯カメラの設置を検討するなど、危機感を募らせています。
しかし、景観について罰則付きの条例を持たない彦根市は、景観を損なうことを理由とした告発ができません。
そのため「苦肉の策」として、廃棄物処理法違反の疑いで去年12月に滋賀県警に刑事告発しました。
【地元住民】
「観光客とかが見たらイメージが悪くなるというか…悲しいですよね」
自転車は盗まれたものが多いとみられていますが、中には所有者が処理に困った自転車を捨てたと思われるものもあるということです。
警察は、パトロールを強化するなど対策に乗り出しています。
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2013/02/12 20:25
更新) |
神戸港の積荷作業でアスベストによる肺がん 控訴審も労災認める |
裁判所「アスベストの量を判断基準にするのは医学的に合理性がない」 |
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神戸港でアスベストを扱い、肺がんで死亡した男性の遺族が、労災認定されないのは不当だと訴えた裁判で、大阪高等裁判所は一審と同じく労災と認めました。
【原告・英麗子さん】
「お父さんにいい報告が出来ると思います」
7年前に肺がんで亡くなった英規雄さん(当時64)は、神戸港でおよそ20年間積荷のアスベストを確認する作業をしていました。
労働基準監督署は、英さんの肺から見つかったアスベストの量が認定基準より少ないことを理由に労災と認めませんでしたが、遺族が裁判を起こし、去年、神戸地方裁判所は、労災と認めていました。
国側が控訴して裁判が続いていましたが、12日の判決で大阪高裁の谷口幸博裁判長は、一審と同じく「アスベストの量を判断基準にするのは医学的に合理性がない」として、労災の不認定を取り消しました。
【英さんの妻・麗子さん】
「主人が、亡くなる前に『白黒はっきりさせてくれ』と言っていました。(国には)これで認めてほしいです」
アスベストによる肺がんの労災認定を争う裁判で、控訴審でも原告が勝訴したのは初めてです。
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2013/02/12 20:25
更新) |
認知症の女性から5000万をだまし取る ”狙われる高齢者”を守る制度あるのに |
高齢者の良心につけこんで巨額の金をだまし取ったか |
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医療法人真匡会が発行した債券を巡る詐欺事件で、認知症の高齢者が金をだまし取られるなど、詐欺グループの悪質な手口が明らかになりました。
高齢者を守る制度もありますが、利用は進んでいません。
東京の医療法人真匡会の実質的経営者川野伝二郎容疑者(47)。
11人が逮捕された詐欺事件の主犯格とみられています。
ターゲットの多くは高齢者。
「病院を建てる」「社会貢献になる」などと説明し高齢者の良心に付け込む手口で犯行を繰り返していました。
全国でだまし取った額は21億円以上。
その多くは遊興費に使われたとみられています。
被害に遭った高齢者には、認知症の人も複数いました。
大阪府内に1人で暮らす79歳の女性は、勧誘に来た男らに複数の銀行に連れまわされました。
そして、預金を引き出されたり口座を解約させられたりして、総額5000万円以上をだまし取られたということです。
国民生活センターに寄せられた70歳以上の高齢者からの振り込め詐欺や悪質な訪問販売などの契約トラブルの相談件数は年々増加。
昨年度はおよそ15万件、相談件数全体の17パーセントを占めています。
【消費者トラブルに詳しい井上雅人弁護士】
「独り暮らしの方の場合は、不安感、孤独感に上手く付け込んで商品を売りつける」
こうした犯罪から高齢者を守るため、2000年に作られたのが「成年後見制度」です。
記憶力や判断力が低下したとき、本人に代わって「後見人」が財産の管理や生活に必要な契約をしてくれます。
後見人となるのは、家庭裁判所が選任した家族や弁護士などです。
しかし、制度を利用する人は認知症患者の1割未満です。
【消費者トラブルに詳しい井上弁護士】
「悪徳商法(の被害)を防ぐために、成年後見制度を利用するのは一つ利用の仕方。申し立て自体が色々な書類を集めて裁判所に提出しなければならないのでそこが難しい」
高齢者を狙った詐欺事件が後を絶たない中、有効な制度を広く普及させることが課題となっています。
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2013/02/12 19:49
更新) |
グループホーム死亡火災で近畿でも消防指導 国はスプリンクラー設置基準見直し |
スプリンクラーのあるグループホームは全国のおよそ4割 |
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長崎市のグループホームで4人が死亡した火事を受けて、近畿のグループホームでも消防が防火指導を行いました。
国は、スプリンクラーの設置を進めるため、基準を見直す方針です。
和歌山市や京都市中京区などでグループホームに立ち入りを行った消防の担当者は、消火器などの防火設備や避難経路に問題がないか確認しました。
今月、長崎市のグループホームで高齢者4人が死亡した火事を受けて、国は全国の施設の緊急点検を指示しました。
3年前の調査では、スプリンクラーのあるグループホームは全国のおよそ4割。
今回の長崎市の施設にもスプリンクラーは設置されておらず、面積が基準以下のため設置する義務もありませんでした。
【新藤義孝総務相】
「スプリンクラーの面積基準上は設置義務はなかったが、果たしてこの面積基準でいいのか。スプリンクラーの設置は検討していかなければならない」
また、国は法律で義務付けられた防火扉などを整備するため、必要に応じて行政指導するよう自治体に指示する方針です。
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2013/02/12 19:48
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大津市が「いじめ専従教員」を小中学校に配置へ |
市内の53の小中学校に配置 |
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滋賀県大津市で自殺した男子中学生がいじめを受けていた事件で、市は、いじめ対策専任の教員を小中学校に配置することを決めました。
おととし10月、大津市で自殺した中学2年の男子生徒がいじめを受けていたことから、去年9月、市の教育委員会は小中学校に「いじめ問題担当の教員」を配置しました。
しかし、ほとんどの教員が生活指導などほかの業務を兼ねていたため、1人にかかる負担が大きくなっていました。
このため教育委員会は、ことし4月から、「いじめ対策専任の教員」を新たに配置することを決めました。
この専任教員は人数の少ない2校を除く市内53の小中学校に1人ずつ配置し、学級担任などを兼務しないということです。
市は、あらたに採用する教員の人件費などを盛り込んだ予算案を今月始まる市議会に提出する方針です。
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2013/02/12 19:48
更新) |
異人館放火事件 釈放された元調理師を在宅起訴 |
高田被告は容疑を否認し、処分保留で釈放されていた |
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去年2月、神戸・北野の異人館が放火され全焼した事件で、神戸地方検察庁は、12日、処分保留で釈放していた元調理師の男を在宅起訴しました。
非現住建造物等放火の罪で起訴されたのは、神戸市の元調理師・高田優被告(27)です。
起訴状などによりますと、高田被告は去年2月、神戸市中央区北野町にある異人館「旧グラシアニ邸」を改装したレストランに火をつけ全焼させた罪に問われています。
高田被告は、このレストランで働いていましたが、事件前に「店を辞めたい」と話していて、警察は、高田被告が人間関係に不満を持っていたとみて去年6月に逮捕しました。
高田被告は容疑を否認し、神戸地方検察庁は処分保留で釈放しましたが、捜査を続けた結果、犯人であることの証拠が集まったとして12日に在宅起訴しました。
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2013/02/12 19:43
更新) |
北朝鮮が3度目の核実験実施 関西でも驚きと怒りの声 |
「(日本政府は)毅然とした対応を絶対してほしい」と街の人 |
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北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、三回目の核実験を実施したと発表しました。
突然の核実験実施に関西でも驚きの声が上がっています。
【朝鮮中央テレビ】
「私たち国防科学部門では2013年2月12日、北の地下核試験場で第3回地下核実験を成功的に進行した」
「号外です!どうぞ、号外です」
突然の核実験実施の知らせに、JR大阪駅前では新聞の号外が配られました。
【号外を受け取った女性】
「衝撃というか、なんなんですかね核実験なんて」
【女性】
「勝手に実験されて今週末(韓国)旅行に行く予定だったのにどうしようか悩んでいる」
【男性】
「(日本政府は)毅然とした対応を絶対してほしい」
北朝鮮に拉致された有本恵子さんの母、嘉代子さんは。
【有本嘉代子さん】
「本当に核実験をするとは思っていませんでした。だから、なんとわけのわからない国だなと思っています。こんなことしたら(国際的に)孤立しますでしょう。孤立して国民が飢えに苦しんでいる。そういうことを分かればいいんですけどね」
大阪市生野区のコリアンタウンで商売を営む在日韓国人からは、怒りの声があがりました。
【在日韓国人の男性】
「びっくりした。日本に住んでいる僕ら在日韓国人としても心苦しいところがあります」
【在日韓国人の女性】
「絶対したらだめなこと。(北朝鮮は)自分たちがすることが正しいと思ってどんどんやっていくから、悪いことを」
【在日韓国人の男性】
「軍事力でものを言わすことはやめてほしい」
大阪市東成区にある朝鮮総連大阪府本部は、今回の核実験実施についてのコメントを発表していませんが、建物の周辺では、警察官が不測の事態に備えて警戒にあたるなど緊張感が漂っています。
核実験の狙いについて、北朝鮮に詳しい関西大学の李英和教授はこう指摘します。
【関西大学 李英和教授】
「金正恩政権が経済改革をやるやると言って全く実施してこなかった。その間、北朝鮮の経済が痛んだ。核実験の実施で、むしろ進んでアメリカなどから経済制裁を受けたいと。そのことを口実にして国民に経済改革を諦めてもらうと。そういう目論見のようですね」
李教授は、「あえて国際的な経済制裁を受けることを狙って核実験を行わざるを得なかった金正恩政権は、すでに末期状態にあるのでは」と指摘しています。
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2013/02/12 19:43
更新) |
神戸のカラオケ店に強盗 売上金約380万円奪われる |
男は現場から逃走 |
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12日正午前、神戸市中央区のカラオケ店に男が押し入り、店員を刃物のようなもので脅して売上金約380万円を奪って逃げました。
12日午前11時40分ごろ、神戸市中央区北長狭通の「スーパージャンボカラオケ広場生田ロード店」に男が押し入り、女性店員(25)に刃物のようなものを突きつけ「殺すぞ、金を出せ」と脅しました。
店員が金庫にあった売上金約380万円を差し出すと、男は金を奪って逃げました。
当時は開店準備中で、女性店員にけがはありませんでした。
逃げた男は30〜50歳くらい、黒色の帽子にメガネとマスク姿で、黒っぽいダウンジャケットを着ていたということです。
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2013/02/12 15:08
更新) |
京都府教育委員会 全教職員に体罰に関するアンケート実施へ |
「体罰容認」の空気を学校から排除することが目的 |
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京都府教育委員会は、全教職員の意識改革のために、体罰に関する意識調査を実施する方針を示しました。
【京都府教育委員会 田原博明教育長】
「懲戒としての体罰は、あってはならないと、改めて肝に銘じたいと思う」
京都府立の57の学校長が集まった校長会で、教育委員会の田原博明教育長は、府下の全教職員に対して体罰に関する意識調査を実施すると発表しました。
大阪市立桜宮高校の一連の体罰問題を受けて教員の意識調査を行い、学校での体罰を容認する空気を排除することが目的です。
また、部活動が閉鎖的な運営になっていないか点検することや、外部の調査に頼らず学校の自浄作用を発揮することも求めました。
京都府教育委員会は、早急に意識調査を実施する方針です。
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2013/02/12 12:30
更新) |
酒気帯び運転の疑い 大阪・富田林市の職員を現行犯逮捕 |
山本容疑者が勤める富田林市役所 |
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大阪府富田林市役所の職員の男が、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。
男は追突事故を起こし、酒を飲んでいたことが発覚しました。
11日午後11時15分頃、大阪府河内長野市の国道で軽トラックが信号待ちをしていた普通乗用車に追突し、普通乗用車を運転していた男性(19)が首に軽いケガをしました。
事故の通報を受けて駆けつけた警察官が軽トラックを運転していた男の呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出されたため、男を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕されたのは、富田林市の市民人権部衛生課に勤める山本親男容疑者(47)で、調べに対し容疑を認めているということです。
富田林市は「厳正に対処するとともに再発防止に努める」とコメントしています。
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2013/02/12 12:28
更新) |
国宝・彦根城の堀に自転車の不法投棄相次ぐ 彦根市が刑事告発 |
堀に投棄された自転車 |
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滋賀県の国宝・彦根城の堀に、自転車が相次いで不法投棄されています。
彦根市は廃棄物処理法違反の疑いで刑事告発しました。
【記者】
「こちらからお堀の中を覗き込むと、ここだけで少なくとも3台の自転車が捨てられていることがわかります」
彦根城の堀のあちらこちらに沈んでいる自転車は、不法投棄されたもので、おととしの秋ごろから100台以上が回収されています。
警察は、自転車は盗まれたものが多いとみていますが、中には所有者が処理に困った自転車を捨てたとみられるものもあるということです。
彦根城の世界遺産登録を目指している彦根市は「景観が損なわれる」との理由から、廃棄物処理法違反の疑いで去年12月に滋賀県警に刑事告発しました。
警察はパトロールを強化するなど対策に乗り出しています。
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2013/02/12 12:26
更新) |
和歌山・那智勝浦町で災害時の避難路づくり |
約60人が参加 |
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おととし9月、台風による豪雨災害で大きな被害を受けた和歌山県の那智勝浦町で地元の人たちが災害から身を守るための避難路を作っています。
避難路作りは、豪雨による水害などで被災した人たちが中心となって行われています。
避難路は集落の裏山に作られていて、津波や水害などの災害が起きた際、高台まで逃げる道になります。
おととし9月の台風12号による豪雨災害で那智勝浦町では28人が死亡し、1人が行方不明となりました。
作業には、水害で亡くなった当時中学3年の岩渕絋明君が所属していた野球チームのメンバーも参加しました。
【作業に参加した子どもは】
「災害時の避難のために貢献したいと思っていたので良かったと思います」
作業に参加した人たちは、今後も住民の命を守るための避難路作りを続けることにしています。
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2013/02/12 12:23
更新) |