ちば経済:県人口、2年連続減少 前年比0.21% 「自然減」拡大も影響 /千葉
毎日新聞 2013年02月14日 地方版
アンケートでは、転出入の理由などを聞き、人口動向の実態を分析する。東葛地域の一部は、東京電力福島第1原発事故以降、周辺より比較的、空間放射線量が高い「ホットスポット」とされ、人口減少の原因としても挙げられているため、放射能問題についての質問も実施。「風評被害の影響も明らかにしたい」としている。
同様の調査としては、我孫子市が昨年11月から転出者へのアンケートを行っているが、転入者まで含め、1年前までさかのぼって行う本格的な調査は県内で初めてという。
松戸市では昨年、約1万2000人の転出入者があり、アンケートは、その半数を対象とした。転出者と転入者のそれぞれ3000人を無作為に抽出。3月末までに質問用紙を発送する。
市は回答が集まり次第、データを公表していく方針だ。【橋口正】