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長部日出雄さんが思い出話披露
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交流のあった作家から送られたはがきが展示されている前で、思い出話を披露する長部さん(中) |
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本紙夕刊に「棟方志功の原風景」を連載している弘前市出身の作家・長部日出雄さんが7日、同市の市立郷土文学館で開催中の「長部日出雄 直木賞受賞40年記念展」を見学した。長部さんは交流のあった作家との思い出話を披露しつつ、「まだまだ書きたいものがある」と今後の執筆活動にさらなる意欲を示した。
長部さんは、北嶋郁也館長らの案内で記念展を見て回った。交流のあった作家の吉村昭さん、安岡章太郎さんらから送られたはがきが展示されているコーナーでは、自身が監督を務めた映画「夢の祭り」(1989年)について「東京ではばかにされた映画だけど、吉村さんにはピカイチだと言われた。見る人が見れば分かるんだな」と語った。
安岡さんとかつて交わした会話の内容にも触れ「一般に通用する真理とは別に、文学は迷信めいたところがあっていいと言われたことを鮮明に覚えている」と紹介した。
また、長部さんは今後の執筆活動について「大和言葉を文字で表すと決めたのが天武天皇。日本人はまだ天武天皇の偉さを知らない。まだまだ書きたいものがある」と意欲を語った。
記念展は12月28日まで。
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