映画「ウルトラマンサーガ」感想レビュー - ヒーローフィギュアをレビュー!

映画「ウルトラマンサーガ」感想レビュー

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今回は、
映画「ウルトラマンサーガ」の
感想レビューになります。
※完全なネタばれなのでこれからご覧になられる方は、
ご注意ください。

映画「ウルトラマンサーガ」を観てきました。
前作「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」以来の
「ウルトラマン映画」になります。

以下が「あらすじ」と「感想」になります。

※完全にネタばれなので、
これからご覧になられる方はご注意ください。
また、うろ覚えのため、
実際の内容と異なる記載があるかもしれませんが、
ご容赦願います。


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(入場者プレゼント)
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「Lost the way」DiVA

「君だけを守りたい」つるの剛士

※動画投稿者の方々へ、ありがたく使わせて頂きます。



(あらすじ)
物語の舞台は
「ウルトラマン」が存在しない
「フューチャーアース」という世界の
「地球」。

だが、
突如として出現した謎の侵略者
「触角宇宙人バット星人(声:東国原 英夫さん)」によって、
地球人のほとんどは拉致されてしまった。

何とか難を逃れた
「アンナ(演:秋元才加さん)」
「ミサト(演:梅田彩佳さん)」
「マオミ(演:小林香菜さん)」
「ヒナ(演:島田晴香さん)」
「サワ(演:宮澤佐江さん)」
「ノンコ(演:増田有華さん)」
「リーサ(演:佐藤すみれさん)」達
不良や、整備士等で構成された
7人の少女達の隠れ家に、
家族を「バット星人」に拉致された
子供達が助けを求めてやってくる。

彼等は、
少女達を「防衛チーム」と誤解し、
やって来たのであった。

戸惑う少女達であったが、
そんな中「アンナ」は、
「自分達は防衛チームだ!」
と宣言し、
子供達を迎え入れる。

「アンナ」達は
防衛チーム
「チームU」を結成し、
それぞれの特技を生かしながら、
「バット星人」の脅威から
子供達を守り続ける。

「チームU」のメンバー
「ヒナ」は無線を使って、
必死にSOSを発信し、
生存者からの返答を待ち続けていた。

そんなある日、
ショッピングセンターに、
物資の収集に出掛けた
「チームU」のメンバーの前に、
「バット星人」が送り込んだ
「凶暴怪獣アーストロン」
が出現する。

「チームU」は、
自作の多目的ローダーマシン
「Uローダー」を駆り、
事前に街に仕掛けておいた罠に誘い込み、
「アーストロン」の足場を崩して動きを封じる。

しかし、
「アーストロン」はそこから脱出し、
「チームU」に襲いかかる。

「チームU」絶体絶命のその時、
突如
「ウルトラマンダイナ」が出現し、
瞬く間に、
「アーストロン」を撃破してしまう。


「ダイナ」は、
アナザースペースで
「帝国機兵レギオノイド」の大群と戦っていた
「ウルトラマンゼロ」に、
テレパシーで応援を求める。


同じ頃「光の国」では、
「ウルトラマン=ハヤタ(演:黒部進さん)」
「ウルトラセブン=モロボシ・ダン(演:森次晃嗣さん)」
「ウルトラマンジャック=郷秀樹(演:団時朗さん)」
「ウルトラマンA=北斗星司(演:高峰圭二さん)」
「ウルトラマンレオ=おおとりゲン(演:真夏竜さん)」達が、
最近至る場所から
「怪獣」達が謎の円盤によって
回収されている事件について
不安を感じていた。

そんな中、
「セブン」は、
息子である「ゼロ」に、
全てを託す事に決めた。


地球では、
「アスカ・シン(演:つるの剛士さん)」が、
「チームU」のメンバーや子供達を励ましながら、
楽しい日々を送っていた。

しかし、
「バット星人」は、
人間の絶望を吸収して成長する
「宇宙恐竜ハイパーゼットン」
を作り出そうとする。

「アスカ」は「ダイナ」に変身し、
「コクーン」と呼ばれる繭状態の
「ハイパーゼットン」
の成長を阻止しようとするが、
ついに力尽き、
変身アイテム
「リーフラッシャー」を残し、
石化してしまう。


戦いを見守っていた
「アンナ」と少年「タケル」はショックを受け、
「タケル」は口がきけなくなってしまう。



一方その頃、
かつて「ウルトラマンダイナ」が
「宇宙球体スフィア」の脅威から守り抜いた
「ネオフロンティアスペース」では、
「地球平和連合(TPC)」総監の
「ヒビキ・ゴウスケ(演:木之元亮さん)」が、
「アスカ」の栄光を称えていた。

かつて「アスカ」と共に戦い、
今では「TPC宇宙開発局」の参謀となった
「コウダ・トシユキ(演:布川敏和さん)」と、
「スーパーGUTS」の隊長となった
「ユミムラ・リョウ(演:斎藤りささん)」は、
「ヒビキ」の言葉を微笑みながら聞いていた。

そんな彼等に対し、
「スーパーGUTS」の期待のルーキー隊員である
「タイガ・ノゾム(演:DAIGOさん)」は、
冷やかな態度を見せる。

その時突如、
彼等がいる火星基地に、
「宇宙球体スフィア」の残党が来襲する。

「タイガ」は戦闘機で
無断出撃をし、
「スフィア」に立ち向かう。

すると今度は、
「バット星人」の宇宙船が出現し、
「タイガ」は
「スフィア」共々連れさらわれてしまう。


同じ頃、
「フューチャーアース」では、
地球に降り立った「ゼロ」が、
全く人影が無い事に動揺していた。

その時、
「ネオフロンティアスペース」から転送してきた
「バット星人」の宇宙船が出現し、
そこから無数の戦闘機が出撃し、
「ゼロ」に襲いかかる。

次々に戦闘機を撃ち落とす「ゼロ」であったが、
撃墜した戦闘機が、
「リーフラッシャー」を探しに向かう途中であった
「タケル」の方に落下してしまう。

「ゼロ」の戦いを見物していた「タイガ」は、
とっさに盾となり、
戦闘機から「タケル」を庇い
爆炎に消えてしまう。

自らを犠牲にして
「タケル」を守った姿に感動した「ゼロ」は、
「タイガ」と一体化し彼を蘇生させる。

意識を取り戻した「タイガ」の左腕には、
「ウルティメイトブレスレット」が装着されていた。

事情を説明する「ゼロ」に対し、
「タイガ」は自分の体から
すぐに出ていくよう告げる。

その時、
「深海怪獣グビラ」が出現し、
「ゼロ」は変身するよう促すが、
「タイガ」はそれを拒否する。

「タケル」を連れて逃げる
「タイガ」の前に、
「ウルトラマンコスモス」が姿を現す。

「コスモス」は「フルムーンレクト」を使い、
「グビラ」をおとなしくさせる。

「コスモス」は、
「春野ムサシ(演:杉浦太陽さん)」の姿に戻り、
「タイガ」や「タケル」と対面する。

人間と怪獣が平和に共存する
「コスモスペース」の
「遊星ジュラン」で、
妻「アヤノ(演:鈴木繭菓さん)」と
息子「ソラ」と暮らしていた「ムサシ」は、
「ダイナ」のテレパシーにより、
「フューチャーアース」にやって来たのであった。

すると3人の前に、
「タケル」を探していた
「チームU」の面々が現れる。

「タイガ」と「ムサシ」は、
彼女達の基地に招かれ
仲間として迎え入れられる。

すると今度は上空に
「バット星人」の顔が映し出され、
再び凶暴化された「グビラ」と、
「古代怪獣ゴメス(S)」が出現する。

「ムサシ」は「コスモス」に変身し、
2大怪獣に立ち向かう。

「ゼロ」は、
「タイガ」を騙す形で、
「ウルトラゼロアイ」を装着させ
無理矢理変身する。

しかし、
「タイガ」が変身を拒否したため、
「ゼロ」は本来の大きさに巨大化できず、
2大怪獣達に翻弄されてしまう。

「コスモス」の
「フルムーンレクト」により
「グビラ」と「ゴメス」はおとなしくなるが、
「バット星人」によって始末されてしまう。

その日の晩、
「タイガ」は、
子供達が描いた
「ダイナ」の絵を見つける。

「アスカ」の事に触れようとしない
「アンナ」の様子に疑問を感じる
「タイガ」に、
「チームU」の「リーサ」は、
「アスカ」と共に過ごした日々を語る。

「リーフラッシャー」を探しに出かけようとする
「タケル」を止めた「タイガ」は、
「ゼロ」に、
15年前の出来事を語り始める。

「ダイナ」が
「ネオフロンティアスペース」で活躍していた当時、
「タイガ」は両親を怪獣災害によって失ってしまった。

その出来事がきっかけとなり、
「タイガ」は、
「ウルトラマン」に頼らず、
1人で生きる事を信条としてきたのであった。


そんな中、
「バット星人」が再び出現し、
「ゼットン」の「コクーン」を
見せつける。

「コクーン」の中から、
石化した「ダイナ」が排出され、
ついに
「ハイパーゼットン(ギガント)」が誕生してしまう。


「ムサシ」は「コスモス」に変身するが、
「ハイパーゼットン(ギガント)」の暗黒火球攻撃に
大苦戦し、
「チームU」の基地も大ダメージを受けてしまう。

「ゼロ」は「タイガ」に変身するよう呼び掛けるが、
逃げ遅れて泣き叫ぶ少年の姿を見た「タイガ」は、
かつての自分の姿を思い出し立ち尽くしてしまう。

辛うじて生き延びた面々であったが、
戦力のほとんどを失ってしまい、
苦境に立たされてしまう。

自分の弱さを実感し悔やむ「タイガ」に、
「アンナ」達は、
「チームU」が
本当は防衛チームでないという事実を明かす。

「何も守れなかった」と嘆く
「チームU」の面々を、
「タイガ」は励ます。

再び出現した「ハイパーゼットン(ギガント)」に、
「ムサシ」と「タイガ」は立ち向かっていく。

「ムサシ」が「コスモス」に変身したのに続き、
「タイガ」は
「俺達を信じろ!ウルトラマンを信じろ!」
と叫び
「ゼロ」へと完全変身する。

「ゼロ」と「コスモス」は、
「ハイパーゼットン(ギガント)」に立ち向かうが、
鎌のような前足と、
暗黒火球の猛攻を受け、
大苦戦する。

その頃地上では、
「リーサ」と「タケル」は、
「ダイナ」を復活させるため、
「リーフラッシャー」を必死で探していた。

そしてついに
「リーフラッシャー」を見つけた「タケル」に、
駆けつけた「アンナ」は、
かつて「ダイナ」が石化した時に、
逃げ出した事を詫びる。
そして「アンナ」は、
「Uローダー」に乗り、
「ダイナ」の元に向かう。

石化した「ダイナ」目掛けて
「リーフラッシャー」を投げた直後、
「アンナ」の「Uローダー」は、
「ハイパーゼットン(ギガント)」の
暗黒火球を受け墜落してしまう。

「ハイパーゼットン(ギガント)」の攻撃に、
「ゼロ」と「コスモス」が追い詰められたその時、
ついに「ダイナ」が復活を果たす。

「ゼロ」・「ダイナ」・「コスモス」達、
3人のウルトラマンは力を合わせ、
「ハイパーゼットン(ギガント)」を圧倒し、
「ファイナルウルティメイトゼロ」で止めを刺す。

しかし、
「バット星人」は、
「幼体を倒しただけだ」
と余裕を見せる。

その言葉通り、
「ハイパーゼットン」は成体である
「ハイパーゼットン(イマーゴ)」へと変化を遂げる。

「ハイパーゼットン(イマーゴ)」の
暗黒火球・瞬間移動・強力バリヤー
等の能力の前に、
「ゼロ」・「ダイナ」・「コスモス」達は翻弄され、
ついに全員エネルギー切れとなり、
元の姿に戻ってしまう。

地上では「リーサ」が、
意識を失った「アンナ」に
必死で心臓マッサージを繰り返すが、
何の反応もない。

そしてついに「アンナ」の心臓は
停止してしまう。

「ウルティメイトブレスレット」が
石化してしまい、
変身できなくなってしまった「タイガ」は、
絶望的になってしまう。

そんな「タイガ」に、
「アスカ」はまだ戦いは終わっていない事を告げる。

なおも必死で「アンナ」の心臓マッサージを続ける
「リーサ」の傍で、
「タケル」が言葉を取り戻し、
「あきらめないでー!!」
と叫ぶ。

その時、
「タイガ」・「アスカ」・「ムサシ」も、
「本当の戦いはここからだ!!」
と叫ぶ。

すると「タイガ」の左腕に
「サーガ―ブレス」が出現し、
「タイガ」・「アスカ」・「ムサシ」は一つとなり、
「ウルトラマンサーガ」が誕生する。

「サーガ」は
「ハイパーゼットン(イマーゴ)」の能力をものともせず、
「サーガプラズマー」・「サーガパンチャー」・「サーガスラッシャー」・
「サーガカッター」「サーガシューター」「サーガアクセラレーション」
等の多彩な技で圧倒する。

奇跡的に意識を取り戻した「アンナ」は、
「Uローダー」を駆り、
「サーガ」に協力する。

「アンナ」の指示に従い、
「ハイパーゼットン(イマーゴ)」を罠に誘導して
動きを封じた「サーガ」は、
「ハイパーゼットン(イマーゴ)」の翼を切り裂き、
「サーガスピナー」で宇宙空間まで蹴り上げる。

そして「サーガ」の必殺技
「サーガマキシマム」が、
「ハイパーゼットン(イマーゴ)」の顔面に炸裂し、
中の「バット星人」共々粉砕される。

「ハイパーゼットン(イマーゴ)」の消滅と共に、
吸収されていた人々が解放され、
「タケル」等子供達は、
家族と再会を果たす。



戦いは終わり、
「ムサシ」は「遊星ジュラン」に戻る。

「ネオフロンティアスペース」では、
「タイガ」の身を案じる「リョウ」達に、
「アスカ」が彼の無事を告げ、
再び光となって飛び去って行く。

同じ頃「タイガ」は、
「フューチャーアース」に残る事を決意し旅に出る。

そんな「タイガ」の前に、
「アンナ」達が車で現れ、
共に旅立って行く。


「タイガ」と分離した「ゼロ」は、
彼や、
素晴らしい地球人達に別れを告げ、
再び自分の任務に戻って行く。



(感想)

率直に言って、
非常に見応えのある作品だと
思いました。


大変なお金がかかるとは言え、
やはり
「ミニチュア」による
市街地での戦闘シーンは
味があって迫力がありました。


「DAIGOさん」が「ウルトラマンゼロの人間態」役に、
アイドルグループ「AKB48」のメンバーが「防衛チーム」役に、
「東国原英夫さん」が「バット星人」の声優として
出演するとの情報を初めて聞いた時は、
「また客寄せパンダのキャスティングか…」
と思いました。

しかし、
「ウルトラマン」に家族を救ってもらえなかった過去を抱え、
当初は「ゼロ」に変身する事を頑なに拒否しながら、
誰かを守りたいという強い気持ちに目覚め、
最後は自らの意思で「ゼロ」となる「タイガ」と言うキャラを、
「DAIGOさん」は見事に演じ切っていたと思いました。

どうせやるだろうと思っていた決めポーズの
「ういっしゅ!」
を一切やらずに、
役に徹していたと思います。

同様に、
「AKB48」のメンバーに対しても、
観る前は、
「どうせ芝居が上手くできなければ、歌ってごまかすんだろ…」
という冷めた目で見ていました。

しかし、
本編では、
「リーサ」役の「佐藤すみれさん」が、
「君だけを守りたい」の弾き語りをしたくらいで、
それ以外は、
「チームU」の個性的なメンバーを
それぞれきちんと演じていたと思いました。

特に
「アンナ」役の「秋元才加さん」が、
リーダー役を貫録十分に演じていたと感じました。

インタビューで制作者側は
「アイドル映画にはしたくない!」
とコメントされていたので、
出演者もそれに応えてくれたんでしょうね。


そして、
「東国原英夫さん」も、
宿敵「バット星人」を
威厳たっぷりに演じていたと思います。

前映画
「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」の
「カイザーベリアル」役の
「宮迫博之さん」に続き、
ぴったり役にはまっていると思いました。


正直観ている内に、
「DAIGOさん」だとか
「AKB48のメンバー」であるとか
忘れてしまいました。


確かに、
本当にプロの俳優さんや、
声優さんの演技と比較すると、
ぎこちない箇所もありましたが、
それぞれのキャラクターに
必死でなりきろうとしている
熱意を感じました。


そんな熱意もあり、
今回の映画の人間ドラマは、
大変重厚だったと思いました。

本当はただの一般人だったにも関わらず、
救いを求めて来た子供達を守るため、
防衛チームになる事を決意する場面が圧巻でした。

打ちひしがれ苦悩する
「チームU」の面々の姿は
自然と感情移入できました。


また、
「超決戦!ベリアル銀河帝国」では、
「ゼロ」が一体化した若者「ラン」の意識が、
合体した状態では完全に眠った状態だったのに対し、
今回は、
「ゼロ」と「タイガ」の意識が並立するため、
両者がぶつかり合いながら、
やがて共に戦う事を決意するまでの経緯が
丹念に描かれていると思いました。


また、
「タイガ」や「チームU」達が守る
子供達も、
物語に深みを与えていたと思いました。


苦境に立たされながら、
言葉を取り戻した
「タケル」をはじめ、
みんな芸達者な子役達ばかりでした。


「ハイパーゼットン(ギガント)」の攻撃で焼け出され、
嘆き悲しむ子供達の姿は、
本当に痛々しかったです。


最近の
「平成仮面ライダー」や
「スーパー戦隊」の映画で描かれる
人間ドラマが、
基本的に軽い印象がするのに対し、
本作で描かれた人間ドラマは、
とても重かったです。


もちろん、
「タイガ」と「ゼロ」のやり取りが、
話がシリアスになり過ぎないように
いいクッションになっていたと思いました。


「タイガ」の反応に
「ゼロ」が動揺する等、
これまでの作品にはなかった
「ゼロ」の新たな一面が描かれて
面白かったです。

これまでの作品では、
常にクールに戦っていた「ゼロ」が、
中途半端な大きさにしかなれず、
2大怪獣に翻弄される姿が斬新でした。

「チームU」の駆る
「Uローダー」も、
宣伝ではしょぼく見えましたが、
実際の本編では、
とてもかっこよく見えました。


そして、
今回の作品のタイトルでもある
「ウルトラマンサーガ」については、
既存の「ウルトラマン」とは
大きく異なるデザインで、
発表当時は違和感を感じました。

しかし、
実際の映像を見てみると、
多彩な技を次々に炸裂させ、
大変かっこよく見えました。

「ウルトラマンサーガ」は
「ゼロ」・「ダイナ」・「コスモス」が
合体したウルトラマンと言う、
過去の作品に登場した
「ウルトラマンレジェンド」や
「ウルトラマンメビウスインフィニティー」等の
「複数のウルトラマンが合体して完成するウルトラマン」
の流れを汲むキャラです。

いつになくピカピカのカラーリングが斬新でした。


一方、
今回のメインとなる怪獣
「ハイパーゼットン」も、
敵ながら魅力を感じました。

かつての
「ゼットン」のシルエットを残しながら、
かっこよくリニューアルされていると感じました。


それから今回から、
「光の国のウルトラ兄弟」のメンバーに、
「ウルトラマンレオ=おおとりゲン」役の
「真夏竜さん」加わった事が本当にうれしかったです。


また、
今回初めて
「ウルトラマンコスモス」が、
世界観の壁を越えて、
他のウルトラマンと共演した事が
「コスモス」のファンとして嬉しかったです。



何はともあれ、
上映終了後、
お子さん達が
「面白かった」と言っていたので、
それだけでも十分価値があると思いました。



一方不満点としては、
以下のようになります。

今回、
「光の国のウルトラ兄弟」の出番がほとんどなく、
事前の情報には載っていた、
「初代ウルトラマン」・「セブン」・「ジャック」・「A」・「レオ」と、
「アントラー」・「パンドン」・「ブラックキング」・「ベロクロン」・「タイラント」
との戦闘場面が登場しなかった事が残念でした。

個人的に楽しみにしていた、
ブラッシュアップされた
「ウルトラマンレオの登場シーン」
を映画館のスクリーンで観れなかった事が本当に
残念に思いました。


それから、
「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」で出会っているにも関わらず、
「ゼロ」が「ダイナ」の声を聞いても
誰か分からなかった少し
不自然に感じました。

そして今回、
「アスカ・シン」としての
「つるの剛士さん」の出番が少なかった点も残念でした。

「つるのさん」演じる「アスカ」が、
子供達や「チームU」の面々と触れ合う様子は、
回想シーンのみで描かれました。

これも事前の情報ではあった、
「つるのさん」が
「君だけを守りたい」の弾き語りをする場面も、
「リーサ」役「佐藤すみれさん」の回想シーンとして描かれ、
「佐藤さん」の歌声でかき消されていました。

「つるのさん」が歌う「君だけを守りたい」は、
挿入歌として流されました。

諸々の事情があるかもしれませんが、
情報の公開については、
もっと慎重にしてほしいと思いました。


それから
「ウルトラマンの戦闘シーン」を見ていて、
「なぜダイナもコスモスもモードチェンジしないのだろう?」
という疑問を感じました。

「ダイナ」の
一発逆転の
「ストロングモード」を
再び見せてほしかったです。

「コスモス」も、
「ルナモード」で無理に頑張らずに、
「コロナモード」に変身してほしかったです。


「ゼロ」も
「ベリアル銀河帝国」で初登場した
「ウルティメイトゼロ」の状態で
戦ってほしかったです。

現時点での映像作品では、
「エネルギーの消費が激しい」
との理由で、
「ウルティメイトゼロ」から
すぐに
元の姿に戻ってしまいます。


ちゃんと剣や盾も持っているのに、
なぜ使わないのでしょうか?


それと、
今回せっかく
「ダイナ」と「コスモス」が共闘するなら、
「ウルトラマンマックス」に登場した
「攻撃すればする程強くなる」という設定の
「完全生命体イフ」を登場させて、
戦わせてほしかったです。

「完全生命体イフ(第4形態)」に
まず、「コスモス」が「フルムーンレクト」を浴びせて
「第1形態」に戻し、
続いて「ダイナ」が
「レボリウムウェーブ アタックバージョン」で
ブラックホールに捨ててしまうなんていう展開を見たかったです。


そしてもう一つ、
私が観た回のお客さんが、
「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」の映画に比べ、
かなり少なかった事がショックでした…

公開第1週目の売り上げも、
「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」に遠く及ばなかったようです…

今回制作側は、
「前作、前前作はウルトラマンが大勢登場するお祭り映画だったので
今回は違う物にしたい」
と考えたようです。

「全仮面ライダー」や
「全スーパー戦隊」が総出演する映画が
立て続けに公開されている現状で、、
それらとは一線を画するような事をした事が、
やはり裏目に出てしまったのでしょうか?


残念な点はあったものの、
2011年3月に発生した
「東日本大震災」の事もあり、
「怪獣が街を破壊する映画は問題では?」
と公開が危ぶまれたものの、
無事公開されて本当に良かったです。


絶望的な状況でも、
人々が決してあきらめずに立ちあがり、
その思いに応える形で、
強大な敵に立ち向かい勝利する
「ウルトラマン」という作品は、
やはりこれからも作り続けてほしいと
改めて思いました。


今回登場した、
「ウルトラマンサーガ」「ウルトラマンコスモス」
「バット星人」「ハイパーゼットン(イマーゴ)」を
ぜひ「ULTRA-ACT」で商品化してほしいです。

また、
「チームUの戦闘マシーン」である
「Uローダー」も、
「飛行形態」と「ロボット形態」への
変形を再現できるようにして、
「U.M.W」か「スーパーロボット超合金」で
商品化してほしいです。


ただ、
リリースが絶不調の
「ULTRA-ACT」では
実現は難しいでしょうね。


2012年3月末に開催された
「魂フューチャーズvol.3」で、
また
「ULTRA-ACT」のコーナーで、
新しいキャラが参考出品されていましたが、
本当に商品化されるのでしょうか?


2012年5月発売予定の
「ゾフィー」に続く形で、
「初代ウルトラマン」・「ウルトラセブン」・
「ウルトラマンジャック」・「ウルトランA」
・「ウルトラマンタロウ」等
「ウルトラ6兄弟を続々リリース」
と雑誌なので紹介されていました。

ところが、
それをよそに
「ウルトラマンマックス」が
2012年8月に急遽発売される事となりました。


現状では、
「ULTRA-ACT」の商品は、
「魂NATION」等のイベントで、
参考出品として数ばかり展示されるばかりで、
実際のリリースが、
それに伴っていない印象がします。


「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」の人気に圧倒され、
パッとしない印象の「ウルトラマン」ですが、
今回の映画を観て、
「たとえ古風であってもウルトラマンは残すべきだ」
と強く思いました。


次の「ウルトラマンの映画」なり、
「ウルトラマンの新作テレビシリーズ」に
期待したいです。


大変長くなりましたが、
今回はこれまで!




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