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弘前の熊野宮、雪で中門倒れる
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雪の重みで中門(左)が倒れ、玉垣(赤い柵)が崩れた熊野宮。県重宝の本殿(右)に被害はなかった |
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弘前市茜町の熊野宮の中門が雪の重みで倒れ、玉垣が破損した。県重宝に指定されている本殿に被害はなかった。市教育委員会が12日、市役所で開かれた豪雪対策本部会議で報告した。
市教委によると、2日に熊野宮の責任役員(氏子)が見つけ、4日に市文化財保護課に連絡があった。中門は本殿と反対側の南側に倒れ、中門から左右に伸びている玉垣が引きずられるように崩れた。玉垣に這(は)わせていた火災報知器の導線も断線したという。
熊野宮の責任役員総代表の葛西廣さん(86)によると、1月31日に別の責任役員が熊野宮を見回った際、玉垣の上に1メートル近い雪が積もっていたため、雪下ろしをしようと業者と交渉していたという。葛西さんは「今年の雪は重いが、まさか中門が倒れるとは思わなかった」と話す。今後の修復の時期や方法について検討中だという。
文化財保護課は、市内36件の文化財所有者に、必要に応じて除排雪することなど大雪への対応を呼び掛けている。
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