空と文字(ROAD)

バッテリー交換


(バッテリー本体)                               (バッテリー箱)
Global&Yuasa Battery Co.,Ltd. Brite Star MF Battery
SMF 57540

 Aクラス用のバッテリーだが、欧州車ということで国産車向けのバッテリーとは異なるタイプとなる。このため、カーショップでもあまり多くの種類を見かけることはないが、純正品のほか国内ではBOSCH、EXIDE、GS、Panasonic、Global&YuasaなどのブランドからAクラスに適した製品を入手することが可能である。
 今回は、性能面・耐久性面で特に輸入車オーナーの間で評判のよいカルシウムバッテリーであり、最近になって密閉式・メンテナンスフリーとなり状態インジケーターもついたGlobal&YuasaのSMF575-40を購入した。本製品は、通販で入手したが送料無料で\14,000(税別:2002年1月現在)と価格面でも極めて魅力的であった。
今回の購入先は、http://www.1-battery.com/だが(575-40に相当)で、商品説明などは最近更新されたhttp://www.vasques.com/newimage/SMF570_18.htmが詳しい。
 なお、バッテリー外装や箱にはあまりお金をかけていないのか、見た目は安物風情であった。

(既存バッテリーの取り外し)
 Aクラスのバッテリーは、運転席の足元下という極めて珍しい位置に設置されている。蓋や緩衝材等を外すと下記のように収まっている(自分の場合は、配線類が多くなっています)。
 バッテリー本体は、画面上部にあるハンドル状のパーツ1箇所で固定されており、そのパーツはかなり長い13mmボルト2本でとめてある。自分の場合、ボックスレンチを用いたが、ねじは緩めで、車載のスパナでも外せるかとと思われる。上記パーツを外した後、−側のコネクターその後、+側のコネクターそして排気ホースを外し、バッテリー本体を持ち上げることで、取り外しは完了する(車載工具で可)。


(新バッテリーの取り付け)
 新旧のバッテリーを比較すると、幅・奥行きは同じで、高さが若干新しいバッテリーのほうが低かった。また、重量は、新バッテリーが19.5kg(新)20.0kg(旧)と500g程度軽いようである(500g単位のメーターで計ったので精度は低いです)。なお、新バッテリーにはバッテリー底面の台座高さを変えられるアダプター(白いパーツ)が付いているが、B3タイプ(10.5mm)なので、このパーツは不要となる。
  所定の位置に設置後、ハンドル型パーツで問題なく取り付けが行える。その後、既存の排気ホースを新バッテリー付属の排気ホースのアダプターを用いて接続し(新バッテリー付属のホースそのものは不要となる)、+そして−の順でコネクターを接続する。
 以上で、完了といいたいところだが+側コネクター周りは4本もケーブルが出ているため、そのままでは保護カバーがきれいに閉まらない。仕方がないので3枚目の写真にある真ん中のカバーの爪を根元から切断した(場所が合うよう、コネクター側の位置調整も必要)。ところが、コネクターの取り付けボルトの先が保護カバーにぶつかり、完全には閉まらなかった(4枚目の写真のカバー右下に押される跡がある。なお、純正でもぶつかって変色している)。もっとも、いずれにしてもこの上に緩衝材を置くのでなんら問題ないので、気にする必要はないだろう。


(取り付け後)
 サイズが同じなので当たり前だが下記写真のように、きれいに収まる。緩衝材、蓋を元に戻し(自分の車と同じ場合、アースを蓋につけるのを忘れずに)、設置が完了する。今回は、補助電源を使わずそのままバッテリーを外したので、これに伴い、幾つかの作業が必要となった。

1)パワーウィンドウの再初期化
 それぞれのウィンドウに対し、軽くスイッチを押し続けることで一度全開にしてから全閉にし、そのまま2秒以上スイッチを押し続ける。

2)BAS/ESPの回復
 2つ目の写真のようにBAS/ESPの警告ランプが点灯する。ステアリングをいずれかの方向にいっぱい回した後、反対側にいっぱいまでまわすことで警告ランプが消灯する。

3)その他
 時計やオーディオ類の時刻あわせ・メモリー設定など(自分は、後付のセキュリティシステムの再設定も必要となった)。

 上記3項目の標準装備品についてはいずれも取り扱い説明書に実施方法の記載がある。

 以上で、作業は完了する。


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