西日本新聞

動物ニュース

2013年02月13日掲載 その他 / 魚貝類

珍魚リュウグウノツカイ 長門沖で捕まる

 山口県長門市通(かよい)沖で5日、深海魚のリュウグウノツカイ(全長3・08メートル、重さ15~20キロ)が定置網に掛かり、同県萩市の萩博物館に持ち込まれた。

 
 全国的に数年に1匹見つかるかという「幻の珍魚」だが、今年に入って日本海側の新潟県や鳥取県など今回を含め計8匹が確認され、3年ぶりに大量出現する可能性があり、同館は広く目撃情報を呼び掛けている。
 
 リュウグウノツカイは太平洋からインド洋にかけ水深200~千メートルに生息。成長すると5メートルを超えるという。同館の堀成夫主任研究員は「この魚がなぜ断続的に日本海側に現れるのか、どうして浅海に浮上してくるのか解明されていない」という。ホルマリン漬けの標本として保管される。
 
=2013/02/13付 西日本新聞朝刊=