EM菌についての検証情報、特に自治体の研究所などが行なって、ネガティブな結果が報告されていたものについての情報が見つけられなくなっているという話を聞いたのですが、みなさんいかがですか?
僕はまだ確認していないのですけど、それでなくても研究結果のないEM菌なので、ネガティブでもポジティブでも研究結果は研究結果として整理しておいたほうがいいと思います。見つけられなくなっているわけではないなら、それはそれでよい。
情報がありましたら、お知らせください
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この記事に対するコメント[107件]
1. A-WING — July 14, 2010 @11:29:46
日本土壌肥料学会の講演資料に、EMについて出ていました。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssspn/info/pdf5_sympo1996.pdf
余談:
たしか国立情報学研究所の学協会情報発信サービスでEMの研究報告が検索できたはず、と、検索して見つからず。
ちがったかな、とグーグルさんに聞いたら、同じサイト内の該当資料にヒットしました。
グーグル、おそるべし。
3. たかぎF — July 14, 2010 @11:54:49
http://www.pref.fukushima.jp/gikai/fu_11/02/deta/200802/02.html
ただ,この話が話題になった当時も,これ以外の情報は福島県のサイトにはなかった気がします.
あとは,福島県自然保護協会とか.
http://www15.ocn.ne.jp/~sizen/hogo/topics.htm
これによると,「福島大学の難波謙二准教授も、瀬戸内海で行ったヘドロ分解実験でEM菌が逆効果だったことを公表した」そうです.
もともとこれしかなかったんでしたっけか
...............................
亀岡義尚委員
EM菌が河川汚濁の源との報道があったが、市町村、学校、市民団体等は、EM菌が河川浄化に有益であるとして地域づくり活動をしており、戸惑っている状況だが、EM菌は河川に悪影響を与える物質なのか、この場で確認したい。
水環境グループ参事
EM菌というのはある業者の商品名であり、我々は微生物資材と呼んでいる。川に投げ入れることが、たびたび住民団体の環境保全活動として行われているが、水環境の専門家や研究者の間では、これには非常に問題が多いと以前から言われていた。投げ入れる資材の中身を知らないで行っていることも考えられたので、県で、その中身について、公害、環境の面からpH、BOD、COD、窒素、燐を測定したところ、pHでは酸性が非常に強く、BOD、COD、窒素は浄化槽の濃度の何倍にもなったので、環境汚染につながりやすいことから、住民の方々にどういうふうに行動したらよいのかとの観点から、分析データを情報提供した。市町村職員、市町村が進めている生活排水指導員が、水質汚濁につながるような行動を起こしては、我々としては情報提供をしないことによるミスリードになるので、きちんとしたデータを提供した。
亀岡義尚委員
県の見解を示しただけか。強制力を持って事に当たっていくのか。
水環境グループ参事
効能のある範囲内で使われるのは全然問題ないが、そのもの自体が有機物であるので、河川に流すような使い方はだめである。堆肥、浄化槽など限られた部分で使うには問題はないが、川に直接投げ入れるようなことはまずいのではないかとの問題提起をしただけであって、禁止することはない。科学的データを示し、皆で一緒に考えてみようとの問題提起である。
亀岡義尚委員
現場は戸惑っているので、差し当たって教育委員会とのかかわりをどういうふうに整理していくのか。
環境保全領域総括参事
今回は、勉強会の場で県の研究結果を発表したということで、県の見解とまでいくものではない。教育委員会への個別対応となるともう少し時間がかかるかと思うが、今後これをきっかけに、水環境保全には一体何が大切なのか考え、広く議論をしていきたい。
........................
ね
6. Toshi — July 14, 2010 @12:43:41
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/hec/press/pdf/nenpo15/nen15p26_34.pdf
P33にわずかながら記載があります。
一、二年前に探した際にも、上の方々が示しておられるものとこれ以外見つからなかったと思います。
私の記憶では、タイにおける否定的な研究結果の日本語版を読んだ記憶があったのですが、その時点では既に見つけることが出来ませんでした。あるいは記憶違いかもしれませんが。
広島の結果報告はたしかにちゃんと読めますね
....................
(3)EM菌製剤を用いた水質浄化効果判定試験
目的
EM菌による水質浄化の取り組みが,県内でいくつか行われているが,EM菌の水質浄化効果については科学的に十分解明されていないため,その実証を行った。
方法
EM普及協会から入手したEM菌製剤をもとに,同協会の示す方法によりEM活性液及びEM団子を調整し,室内での実証試験を前年度から引き続き底質改善効果判定試験を行った。
結果
底質減量効果及び底質中の有機物,窒素,燐濃度の低下は認められなかった。これらの結果は,平成14年度の結果と合わせ環境対策室へ報告した。
............
実験室ですらポジティブじゃないのは問題だなあ。
14年の結果というのは見当たらない。これ以後は研究がないみたいですね
8. ありーちぇ — July 14, 2010 @15:08:56
ちゃんと公表された研究結果がほしいところなんですけど。
川がきれいになった、アマモが生えてきたなど(一見)ポジティブ(に見える)情報はたくさんあるんですけれども。
これらの情報源にアクセスすることは可能でしょうか?
難波先生あたりはコンタクトをとってみたいところですが。
9. Toshi — July 14, 2010 @16:22:39
広島は先の研究結果を基にEMを推進しない旨を発表し、その後一年近くEM研究機構とやらに粘着されます。このあたりは当のEM研究機構が記録を残してます。
ttp://www.emro.co.jp/information/04_HH/
(一応、直リンクを避けました。“h”抜きです。)
興味深いのはこのやりとりの中で岡山県や福井県で同様の実験を行ない、どうやら同様の結果を得ているらしいことが分かる部分があることです。
------------------------
岡山県や福井県も同様の実験を行ったとありますが、密封状態であれば、同じ結果になります。当方は両県のデータを入手していませんが、このようなことで県の間で誤った実験方法によるEM否定の輪が広がることを懸念しています。両県の担当窓口を教えてください。
------------------------
私の知る限り、両県のデータは、当時も現在もネット上では公開されていないと思います。
といいますか、これを読んだときネガティブな結果を一つ一つ潰しにかかっている印象を受けました。これをやられるのでは、結果をうかつに公表するのはためらうかもしれません。
EM側は効果について「ある」「やっている」としか言っていないのに、広島県にはさまざまな根拠を求めている。
自分たちが「根拠なしにやっている」のにね。
科学の問題としては当然、EM側が自分たちの検証結果をきちんと説明するべきなのですよねえ。「効果あり」というだけなら、誰にでもできるわけで。
それをせずに圧力をかけるだけですか。
まあ、EMは科学じゃないですよ。
それはよくわかる。
11. ドラゴン — July 14, 2010 @17:44:00
日本土壌肥料学会の見解について、新潮社が質問を出して、EM研究機構が回答しています。
http://www.emro.co.jp/information/031008.html
日本橋川・亀島川流域連絡会でEM関係のNPO法人が質問に回答しています。
第4期第4回議事要旨
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kasen/ryuiki/02/4-4.htm
12. ドラゴン — July 14, 2010 @17:57:40
http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/4020ba9f859967bc0c09d0560dfc389d
EM団子投入後も変化なし。だそうです。
13. ドラゴン — July 14, 2010 @17:58:35
先ほどのブログはOSATOさんですね。
失礼しました。
14. moorhen — July 14, 2010 @18:15:16
以下はオランダの研究者による実験で、タイトル通り、EMはアオコの増殖を抑えることはできないとする結果のようです。
ただし、水が濁るまで大量に使用すると、光合成が阻害されるのでアオコは経るらしい。
Cyanobacteria blooms cannot be controlled by Effective Microorganisms (EM) from mud- or Bokashi-balls
http://www.springerlink.com/content/ku342v2820237404/
本文中に「オランダ中部のアルメーレハーヴェンにおいて、EMの製造業者がEM団子の使用を計画したが、栄養塩の他に水銀などの重金属を含んでいたため、当局によって禁止された」ということが書いてあります。日本で現在使われているEM団子には重金属は入っていないのでしょうか。気になります。
おまけ。
Antioxidant, antibacterial, tyrosinase inhibitory, and biofilm inhibitory activities of fermented rice bran broth with effective microorganisms.
http://www.springerlink.com/content/3v21495633p1j424/
これは韓国におけるEMに肯定的な研究例なのですが、中にこんな記述が:
Among rice bran derived health foods, the effective microorganism fermentation extract (EM-X) is a refreshment drink widely consumed in East Asia, especially Japan.
(米ぬかから作られた健康食品の中でも、EM発酵抽出物(EM-X)は東アジア、特に日本において広く飲まれている清涼飲料である。)
ええええー。知らなかった
けっこうたくさんの数が見つかります。
16. ながぴい — July 14, 2010 @18:37:15
17. OSATO — July 14, 2010 @21:45:19
まあ抄録だけでもここで。↓
http://jdream2.jst.go.jp/jdream/action/JD71001Disp?APP=jdream&action=reflink&origin=JGLOBAL&versiono=1.0&lang-japanese&db=JSTPlus&doc=04A0451726&fulllink=no&md5=7fe0791be720a7ee14f3488bab75ea98
いまさらながらではありますが、これからは見つけた時は即DLですね。
18. OSATO — July 14, 2010 @22:30:56
先程の実証試験の続きがありました。
「平成17年度有用微生物による環境改善実験事業(英虞湾浄化調査)の概要」という資料が公開されております。
前半)(実験概要)↓
http://www.eco.pref.mie.jp/earth/100150/em/doc-report/1-1.pdf
後半)(結果と考察)↓
http://www.eco.pref.mie.jp/earth/100150/em/doc-report/1-2.pdf
ただし、内容を読むと結論らしい結論は見当たらず、どうやらはっきりした効果は分からずじまいのようです。
と言うかこれ、研究報告と言えるのかしら…。
http://www.eco.pref.mie.jp/earth/100150/em/doc-report/1-3.pdf
なんとなく効果ありそう、っていう感じではないかな
ここまで効果を疑問視されるEM菌を推進する団体の意図は何なのでしょうね。
キットや商品が有用な資金源になってるのか、それとも本気で効果を信じて活動しているのか。末端と上層の人間の意図の違いがはっきりしてそうで興味深いです。
21. 多分役立たず(HNです) — July 14, 2010 @23:33:35
Google Scholarを利用すると、無料で誰でもEM菌関係の論文等の検索が出来ます。
http://scholar.google.co.jp/scholar?q=%22EM%E8%8F%8C%22&hl=ja&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
#オプションの「フレーズを含む」等を活用すると
#絞込みに便利です。
22. OSATO — July 15, 2010 @01:18:53
http://www.eco.pref.mie.jp/earth/100150/em/report.htm
でも結局、効果があったかもと言う所と変わらないと言う所と、対象区毎にバラバラな結果ですね。
正直、ここまで広範囲に及ぶと真の影響が何であるのか逆に分からなくなってしまうのではないかと思います。
特に湾の内部などは海流は複雑な流れになっていて、それが季節の変動にも影響される訳ですから、これで結論を出すのは余計難しいのではないかと思われますね。
それに、台風なんかの影響はどうだったのでしょう?
なんの影響がどう見えてるのか(見えてないのか)、はっきりはしませんね。
難しいねえ
24. D51
— July 24, 2010 @14:04:53
福島民友の記事はリトリーブできます。
26. AKIRA — July 27, 2010 @11:17:10
上のウエブサイト(U): にURLを貼り付けてもリンクされないようですね。
wayback machineを使うと出てくるのですが・・。
http://www.archive.org/web/web.php
http://web.archive.org/web/20080318185807/http://www.minyu-net.com/news/news/0308/news3.html
保存しておかなくては
28. みゃだ — September 18, 2010 @06:02:10
ROMばかりでしたが皆様のお力をお借りしたくて書き込みいたしました。
EM-X予防医学研究所についてなにか情報をお持ちでないでしょうか。
父親が中皮腫となり余命1年を宣告されました。
その中で知り合いに勧められて本人が購入したのが
この研究所のEM-X GOLDです。
しかしついてきたパンフレットには
「好転反応」だの「水は記憶する」だのニセ科学だらけ
あげくにはがんが治るとの宣伝文句入りのチラシです。
まともなものなら「がんが治る」とまで
臨床結果がでるまで宣伝しないでしょうから、
ニセ科学を使った商売だろうとは容易に想像できるところです。
抗がん剤治療は必ず続けさせることを家族で確認して、
本人の心の安定が買えるならばと黙認するつもりなのですが、
ホメオパシーと違い、EM菌ですのでただの水だとは断言できず
何の効果ないならともかく害があったらと思うと不安なのです。
人様のブログで私事の情報を求めるのは失礼な行為かと思いますが
少々急を要するかと思いこの場をお借りしたいと思います。
どうか協力をお願いいたします。
清涼飲料水が病気を治すとは期待できません。
また、「がんを治す」と書くのは明らかな薬事法違反です。
比嘉先生は以前の著書の中で、EM-Xが無害なことは「波動測定器」で確認したと書いておられます。つまり、その時点で「科学的には何も確認されていなかった」ということです。
その後のことは確認していません
お急ぎとのことなので、僕の現時点での意見を書きます
(1)EM-Xが癌に効くというのはまったくの妄想だし、そう宣伝しているなら法律違反
(2)安全性はグレー
お急ぎのようですので、こちらも取り急ぎ、EM-X GOLDの説明のページです。
http://emx.or.jp/html/emx.htm
ヒトの飲用に適しているとは、書かれていません。
むしろ、下水に流すような用途に開発されたもののようです。
それを間違って飲みますと、食中毒に罹る可能性があります。
健常な人なら、下痢くらいで済むのでしょうが、抗がん剤には免疫抑制作用がありますので、より重篤な事態を招きかねません。
決して飲用なさらず、どうしても用いたいのなら、体を拭く程度にしてください。
なにしろ、EMですから、ばい菌の培養液と思って、慎重に取り扱う必要があります。
31. OSATO — September 18, 2010 @11:29:57
紹介サイトでの「EM−X GOLD」は清涼飲料として発売されているものですから、飲んでも大丈夫ですよ。
「EMX」という同じ名で農業用の資材がありますが、こちらは仰るようにそのまま飲む事はお薦め出来ません。
minonさんは多分、こちらの方と混同なさっているのではないかと思います。
>みゃださん
「EM−X GOLD」はあくまで乳酸飲料です(ヤクルトのような)。
よって健康な人が病気予防のために飲むというのならともかく、これによりガンが治るというのは業者の誇大広告そのものです。
でも製品そのものは清涼飲料水として認可されたものですから、飲んでも害があるとはあまり考えられません。
ただ飲みすぎると腹がゆるくなるという事はあるそうです。これも所謂「お通じが良くなった」という事ですが。
これについても記事を書いておりますのでご参照下さい。↓
http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/5bbf3a5a4d7b27468979733a23c3239b
32. OSATO — September 18, 2010 @11:45:01
大変失礼致しました。
33. mimon — September 18, 2010 @14:43:06
EM-X GOLDは、清涼飲料水でしたか。私の早合点をお詫び申し上げます。
ご紹介いただきました記事を拝見しにいったのですが、途中からめまいやら吐き気やらをもよおしまして、四分の一くらいで断念しました。
さすが、EMは、強力ですね。
乳酸飲料であれば、他の雑菌は死んでいる「はず」ですから、中毒しない「はず」です。
EMのようにいろいろな菌が入っていますと、培養段階でどの菌が優勢になって、どの菌が死滅するのか、偶然が入る要素が大きいので、検査したロットでは、有害でなくても、いつも大丈夫だという保証はできないと思います。
普通でしたら、他の菌がいない状態にして、お目当ての菌だけを培養しますよね。
私の感じているところでは、「乳酸菌」という言い方に違和感があります。
種どころか属も違う菌を「乳酸を出すから乳酸菌」と呼ぶのは、その菌に対して、失礼ではないでしょうか。
まあ、彼らは、どう呼ばれようとも、気にしないのでしょうけれども。
34. みゃだ — September 20, 2010 @13:27:21
この場をお借りしましたこと
お詫びいたしますとともにお礼を申し上げます。
mimonさん OSATOさん
情報ありがとうございました。
深刻な害は今のところなさそうなので
本人のやりたいようにさせるつもりです。
ただし下痢、発熱類が出た際には病院にいくこと
家族とともに確認しました。
いつもはROMばかりで、代替医療の問題を
別世界のことかと思っていましたが
当事者になるとかなりエネルギーを使うこと実感いたしました。
EMが「生物学的元素転換」を起こすかも、と考えている人を説得したいのですが、どなたか生物学的元素転換を否定、批判した内容をまとめたサイトなどをご存じないでしょうか?
ケルブランが同説を提唱した時には、反論の論文が投稿されたそうですが、どんな内容だったのか、ちゃんと定量的に否定できているのか、を知りたいのです。
ネットで検索してみた感じでは、否定する価値もないからなのか、批判的なサイトはほとんど見つからず、逆に肯定的に捉えているサイトが多いことに驚きます。
「質量数変化で生じるエネルギーを考えれば、当然ありえない」の一言で片付くような気もするのですが。。。
36. mimon — April 9, 2011 @03:13:26
> 否定する価値もないからなのか、
すでに、ご自分で答を書かれていますから、私が答えるのも野暮なことですが、「その通り」です。
生物は、複雑で巧妙な「化学」反応を行っています。それは、原子の外側の電子を介した結びつきをいろいろ操作することです。
それに対して、「元素転換」というのは、原子核の話ですから、生物の行いとは、まったくレベルの違うことです。
例えてみれば、新開発の自動車は性能が良いというのを、速く走れるとか、燃費が良いとか、安全だとか評価しているときに、「月に行ける」と言い出したら、だれも否定しません。無視するだけです。
月に行くのがロケットであるように、元素転換は加速器の中で原子核が「何個」できるとかできないとか、化学ではなく物理学の世界の話で、まして、生物学とは無縁のことなのです。
37. Nicedancer — April 9, 2011 @07:55:19
レス、ありがとうございます。
まったくmimonさんのおっしゃるとおりなのですが、信じている人を説得するには、論理で説明するよりも、明確に否定された証拠を突きつけるほうが得策かと思い、情報をさがしているところです。
なにせ、信じている人は理屈を理解しているわけではなく、ケルブランなどの論文が複数存在するとか、肯定的に評価しているサイトがあるとか、(実験条件は不明確ですが)元素転換を示唆する実験結果があるとかを論拠にしているので。
38. Katase — April 9, 2011 @09:11:09
環境にごく微量に含まれる物質を、生物は効率よく取り入れて周囲の環境よりも高濃度に蓄積する機能があります。この現象を生物の中でその元素が新たに作られて増えたと勘違いしたのでしょう。
実験での各元素の収支を出した方法の精度に関する問題が既に当時から指摘されており、現在では科学界からは葬り去られた「間違い科学」です。
これを、マクロビオティックなどが担ぎ出してその理論に組み込んでいたりしますが、こうなってくると「ニセ科学」ですよね。
39. Nicedancer — April 11, 2011 @08:15:02
ご教示ありがとうございます。
実験結果はとうの昔に否定されており、わざわざ否定する論文やサイトも存在しない程、明確な間違い科学である。否定の根拠は、肯定する実験結果が正しく物質収支を測定できていないからである、ということですね。
少し調べてみた範囲ですが、Web上では肯定する情報の方が多くて驚きます。生物の能力=未知の力を秘めたブラックボックス、と考えている人が多いことが原因なのでしょうね。
ずいぶん昔に誤りであると決着したものですし、まともな科学者はもう相手にしていないので、今熱心に取りあげているのはトンデモさん達がほとんどなのだと思います。
ホメオパシーなんかもそうですが、間違いとして科学の歴史の中で捨て去られた理論を、なんか使えそうだとゴミ捨て場から拾ってきて、お化粧し直してそれっぽく装って売り出している人達がいるのです。
そういう歴史を知らない人達には、何かとても斬新な科学理論に思えてしまうのでしょうね。困ったものです。
41. えむ — May 19, 2011 @21:56:38
「プールがきれいになる!酸っぱい臭いのEM菌」
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110519-OYT1T00397.htm
42. 有理 — July 1, 2011 @08:24:32
また、TwitterのTLでみたのですが、「努力してるお母さんとそうでない場合の差は歴然としている」とも言ってる様子。
子どもを守りたい母親の心につけ込んだ悪徳商法といわざる得ません。
EMXの会社から活動資金の援助でも受けているのでは?と疑いたくなります。
http://joy-healing.jp/readings/special/20.html
43. Mamamalinda — July 1, 2011 @12:15:32
お示しのサイト、またそこから飛んで野呂氏のサイトを見てなんとも言葉を失いました。
子を持つ親としては、今回の原発事故で不安を抱えていますし、政府のいっていることも信じられないしという隙間に、すっと入り込まれてしまうでしょうね。
私は科学者でも研究者でもない一般人ですが、こういうのを見ると怒りのやり場がありません。
水伝・EM菌やホ・オポノポノ、お互いのほめあい、宣伝しあって、つながっているんですよね。
44. 有里 — July 1, 2011 @23:20:37
私の周りのお母さん方でEMに嵌っている方の多くが、ホメオパシーや自然育児を実践されています。
以下、野呂氏の講演動画です。(11:20ごろからEMの話)
http://www.youtube.com/watch?v=TAixQfTB4xY&feature=related
この動画を1〜5まで観ると、野呂氏の海外での活動に感心してしまい、非科学的なEMの話になっても疑う方は生まれにくいと思います。
EMの作り方の動画は以下です。
http://www.youtube.com/watch?v=j-9feZCyr40
EMXは高価でしょっちゅう買えないので、お母さん方は自宅培養したものを子どもに与えたり、庭に撒いたりしているといっていました。この時期に素人が培養したものを子どもに飲ませることも恐ろしいです。
動画を見ていて頭がくらくらしてきました。
この人たちは、みんなそれがよいことだと信じているんですよね。
怖いです。
液をふきつけて洗われた野菜や、液そのものを飲まされている子どもたちも気の毒です。
46. みやざわ — July 5, 2011 @21:02:52
「EM菌で放射能が除去できる」は真実かデマか
http://genpatsukaigi.blog59.fc2.com/blog-entry-4.html
タイトルどおりのことをわかりやすくまとめてあります。
「EM菌で放射能を除染できる」は完全に誤り
http://togetter.com/li/142364
小波秀雄教授(京都女子大学)と菊池誠教授(大阪大学)のEMの放射能に対する効果についての批判ツイートのまとめ。
山形大学理学部 物質生命化学科 天羽研究室
ゲストブック兼掲示板
http://www.cm.kj.yamagata-u.ac.jp/bbs01/tree.php
◆[28009] 非科学的な「放射能除染」を被災地に売り込む高嶋開発工学総合研究所と偽ドクターの高嶋康豪社長
◆[28058] (株)高嶋開発工学総合研究所の文書について
天羽優子准教授は疑似科学による水ビジネスを監視した「水商売ウォッチング」で知られた人。研究室の掲示板でEM業者を巡っての討論が起こっています。
EMを批判する意見 有用微生物群(EM)まとめ
http://w.livedoor.jp/em_matome/d/EM%A4%F2%C8%E3%C8%BD%A4%B9%A4%EB%B0%D5%B8%AB#housyanou
EM全般に対するわかりやすくまとまった批判サイトでリンクも豊富です。
47. しずか — September 24, 2011 @15:57:50
メカニズムは、わかりません。
48. そあ — September 24, 2011 @17:47:42
http://www.crt-kuki.miyashiro.saitama.jp/taihi/taihi09.html
これ、大丈夫なんですかね?
49. やまたろう — September 27, 2011 @14:57:29
ご紹介の「久喜宮代衛生組合」のサイトを拝見しました。「HDMシステム」との呼称ですが、少なくとも見た目には生ごみに木片チップを混ぜて発酵させる、至極オーソドックスな堆肥の製造法であり、他の発酵方法による場合と大差ないと思います。
なお埼玉県庁のサーバー内にも評価についての記載があり、従前の生ごみ処理が「機器類の維持補修費用が多額となること、さらに処理量に比して処理コストが高い」とのことで、並行して試験を行っていたHDMシステムに切り替えたとされています。
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/375690.pdf
「生ごみの減容化率が高い(90%以上)」との触れ込みですが、「減容」は「消滅あるいは揮散」の意味だけでなく、堆肥(有用物)に転換した分も含めてのことと思います。久喜宮代衛生組合のサイトでは「生ごみの98〜99%が分解」「二酸化炭素と水分に分解」との記述がありますが、これは誤解を招く表現ですね。
また、生ごみを堆肥として利用することの是非についても議論あるところ(成分不安定、有害物質混入リスク)ですが、その点については割愛します。
>「生ごみの減容化率が高い(90%以上)」との触れ込みですが、「減容」は「消滅あるいは揮散」の意味だけでなく、堆肥(有用物)に転換した分も含めてのことと思います。
減容化率と言ったら、普通は体積減容か重量減容のことだと思うのですが、本施設の場合、木質チップを混ぜた時点で体積も重量も増えているはずです。
どうやって減容化率を定義しているのか気になりますね。
攪拌してますから、堆肥に転換されないで残る部分があるとは思えませんが。固液分離でもしているのでしょうかね。
51. 左派おじさん — October 20, 2011 @17:09:53
2週間ほど前、関西テレビのニュースアンカーで、評論家の森田実氏が、「微生物が放射能を食べてしまう、という研究がある。役所は「科学的に証明されていない」との理由で実行する気が無いようだが、そんなことではだめだ。もっと積極的に除染に取り組め」と、厳しく役所を批判していました。キャスターも「そうですよね」と言った対応。
EMという名前は出なかったけれど。ひどすぎるよ。
結果は残念だったけれど、ひまわりに吸わせて、放射性セシウムを集めよう(最終的には刈り取って、さらに狭い範囲に集める)という考えは、やってみる価値はあったと思います。
52. Isshocking — October 21, 2011 @07:27:35
>ひまわりに吸わせて、放射性セシウムを集めよう
大面積オペレーションを考えると、あまり良い選択肢ではないと思います。
ひまわりは初期成長力が弱く、ロータリー耕と堆肥投入が必須です。また、放置水田のように水たまりができやすいところではあまり成長は期待できません。
また、収穫が特殊すぎて(根も掘りとる、種子は分別収穫)、使える機械がありません。例えば、集草にすぐに台数が確保できる収穫機にヘイモアとラッピングかデントコーンカッターがありますが、これが使えません。
手刈りはできるわけですが、収穫期が来たら一斉に人員を投入する必要が出てきます。まごまごしていたら、ひまわりの収穫適期は数週間しか無いので、枯れて倒れてしまうのです。一ヶ月連続で数万人単位のボランティアが集まるかといったら、無理でしょう。
だいいち、ひまわりでセシウム除染効果というのは、水耕栽培でのことで。これは、原発事故以前から知られていた話ですが、どうも数字がひとり歩きしてしまったようなのです。
そのへんの事情はこのサイトに詳しいです。
http://powerbreathing.seesaa.net/article/192024691.html
53. かとう — October 21, 2011 @12:13:31
その『食べる』はどの様な意味で使われていましたか?
放射性物質を放射線を出さない様にするという意味で使われていたのなら、ありえないので即捨て去っていいレベルの話です。
放射性物質を溜め込む性質があるという話であれば、その微生物を回収する手段を確立していなければ実用にはなりませんが、地中に微生物をばら撒いて、その土から微生物だけを取り出すというかなり困難な事ですので、まずその技術の可能性を示さないと取り上げられ無いです。
54. 技術開発者 — October 21, 2011 @12:08:04
>ひまわりに吸わせて、放射性セシウムを集めよう
私がこの話を聞いて一番最初に考えたのは「なんでひまわりなんだろう」でした。私に言わせると全ての植物にセシウムの吸収能力はあるはずなんです。そのなかでひまわりが良く吸収するかどうかをどのくらいの種類の植物と比較して調べたのか、そのデータが分からなかった訳です。
メカニズム的な話になりますが、植物の体内の酵素反応ではカリウムを補酵素として利用しますので、植物にとってカリウムは必須の元素です。そしてセシウムはそのイオン半径や化学的性質がカリウムと似ているので、当然、植物に吸収されると考えられます。もちろん、植物の種類によってその吸収能に違いがあるとは思います。だとしたら、ひまわりを推奨する以上、他の植物との比較データが示されるのが当然なのですが、その比較データが見あたらなかった訳です。もちろん、私が見つけられないだけで、推奨される左派おじさんなどは、「何千種類の植物の中でひまわりが一番だ」というデータをご存じだろうと思いますのでお示し下さい(笑)。
というか、窒素、リン、カリは植物の3大肥料ですが、それぞれ「葉肥、実肥、根肥」と呼ばれます。葉っぱを育てたい作物には窒素を、実を育てたい作物にはリンを、根を育てたい作物にはカリウムを肥料として与える、あるいはそう言う肥料分が切れないようにしろという意味です。これから考えると、根を大きく伸ばしたり、あるいは根を肥大させて芋をつくるような植物の方がカリウムの吸収・蓄積能が高いのではないかと思います。実際、さつまいもなんかのカリウム量は多いですからね。セシウムが植物のカリウム吸収に紛れ込む形で吸収されると考えると、最低限の話として、「ひまわりはさつまいもよりも良く吸収する」くらいのデータは欲しいところです。誰かそんなデータをお持ちでしょうか?
・ヒマワリ除染、効果ありませんでした
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110914-OYT1T00965.htm
56. 左派おじさん — October 21, 2011 @12:29:20
>その『食べる』はどの様な意味で使われていましたか?
森田氏は、実行しないことの言い訳を並べる役所(機関名は言わなかった。自治体か国か不明)に怒り心頭のご様子で、「やってみなければわからんじゃないか!」と怒っていました。かとうさんと同じ疑問は私も持っていたのですが、どちらかは不明でした。微生物を回収するのは、なかなか「工夫次第だ」というわけにはいかないのでは? 森田氏は回収には一切触れていませんでした。わたしには、全く無意味な事業を実行しないことを批判している、まとはずれ論評にしか聞こえませんでした。
Isshockingさん October 21, 2011 @07:27:35
サイトのご紹介、ありがとうございました。やはり「放射能が消滅する」との誤解は広まりやすかったようです。アピールにも注意が必要です。
また、サイトを予備知識を持たずに読むと、「ひまわりが放射性物質を吸収する」と読める記載が散見されました。放射性かどうかにかかわらず、「セシウム」「ストロンチウム」という元素が吸収されやすい、との話のはず。
わたしが思うところでは、「ひまわりがセシウムを吸収して除去できる可能性があるならば、たとえ完全でなくても、また家の周りと庭と畑だけでも、試みよう、ということは、愚行とは言えません。有効な手が打てない中、少しでも良い方向へ。結果は残念でしたが。
山林には適用困難で、そのうち放射性物質が田畑に流入してくる可能性がある、ということは、やってる人もわかっていたのでは? また、これだけですべてが解決できるなんて思っていなかったと思います。
同じ思いで、微生物を撒こう、と言うのは、完全な愚行(さらには迷惑行為)です。
57. Isshocking — October 21, 2011 @13:53:28
>やってみたら効果なかったみたいですが。
これ、やってみないと分からなかったことなんでしょうかねぇ。
フォールアウトしたセシウムはせいぜい地表面5cm以内に大部分が存在するとされています。
一方、ひまわりの根は大部分がそれより深い地中にあることは誰でも知っている知識だと思うのですが。
58. ijim — October 21, 2011 @15:34:42
左派おじさん
吸収したひまわりをどう処理するかを考えないで飛びつくのは愚行と言えるるのではないでしょうか。
吸収しているのであれば放射性物質が濃縮されているはずですから。
そんなの誰も引き取ってはくれませんし、燃やすわけにもいかないでしょう。第一引っこ抜くにしても被曝の心配も出てくるし。
59. 左派おじさん — October 27, 2011 @14:18:04
森田実の言わねばならぬ【664】
《新・森田実の政治日誌》私のところに送られてきたすぐれた報告書を読む〈2〉株式会社ビオライト「福島第一原発事故により生じた放射性物質による環境汚染の早期解消に向けて」
http://moritasouken.com/sC0135.HTML
61. 秋 — October 27, 2011 @23:44:36
少なくとも発信する情報の質は極めて低いと言わざるを得ないですね。
コピペマシーンか何かに見えます。
なんか「発酵菌」と「腐敗菌」が対比になってる時点ですでに笑えますね。
この人達は「酢酸菌」とかってどうカテゴライズするんでしょう?
62. かとう — October 28, 2011 @00:45:38
(酢の物食べられない。鮨程度の酢でいっぱいいっぱいです。)
63. 多分役立たず(HNです) — October 28, 2011 @09:10:26
北海道やヨーロッパその他の酪農家で見られる「サイロ」には、牧草を乳酸発酵させて保存します。ここでも酢酸菌は大敵です。
64. disraff — October 28, 2011 @10:52:21
まぁダメだったわけですけど。
おとといのTBSの朝の放送で、タイの洪水地域で「泥団子」を投げ込んでるのが……
それをみのもんた氏がさもすばらしい事の様にコメントしてたもんだから、朝からテンション下がりまくり。
少しは勉強してもらいたいものである。 → みのもんた氏
66. 左派おじさん — November 7, 2011 @18:51:35
例の「ひまわりによる放射能除染」(放射性セシウムの取り込み)の話の続き。中間報告書が公開されていましたので、紹介しておきます。
11月6日放映の「ザ!鉄腕!DASH!!」で、関連の映像を放映していました。批判もありますが、やはり私には、この実験は「愚行」とは思えませんでした。
http://surc.isas.ac.jp/space_agriculture/
67. 技術開発者 — November 8, 2011 @07:53:33
>批判もありますが、やはり私には、この実験は「愚行」とは思えませんでした。
愚行とかではなく、実験デザインの段階で馬鹿としか思えないのです。私には、「パフォーマンスとしてやっているだけ、本気で放射性セシウムの除去など考えていない」としかえ思えません。
上にも書いていますが、植物はカリウムを吸収します。植物は根から有機酸(日本人の学者が麦の根から見つけたのでムギネ酸と呼ばれます)を出して、粘土鉱物の層間に取り込まれているカリウムをムギネ酸カリウムとして遊離して吸収する訳です。カリウムのイオン半径が約150pm、イオン半径が180pmと幾分は違いますが1価の陽イオンとしてはかなり近い半径にありますから、その時セシウムもムギネ酸セシウムとして吸収される訳ですね。つまり全ての植物にセシウム吸収能力はあると考えられる訳です。
当然ですが植物の種類によって吸収能力は違うと考えられますし、セシウムが土壌表土にあるなら、植物の種類によって根が深い植物(アブラナ科などには深いものが多いです)と根を浅く張る植物(ネギなどは根を使っても酸素や二酸化炭素を取り入れますから浅いです)かによっても吸収は違うと予想されます。さらにいうと生育速度も考える必要があります。春から秋までに1回しか種まき採取できない植物もあれば、4〜5回種まき採取が可能な植物もあります。手間の問題はありますが、吸収量が1/2でも一年間に4回種まき採取ができるなら、倍の除染能力があることになります。さらに言うと、福島の土地の気候風土がその植物の生育にどこまで適しているかという事も検討が必要ですし、ひまわりでも根に多く蓄積されると言われるようにカリウムが「根肥」ですから、根まできちんと採取しやすい植物であるかどうかも考える必要があります。
そういう事を考えると、まずひまわりと決めうちをするのではなく、様々な種類の植物のセシウム吸収能力を試し、そこに上で述べた様な条件を加味して除染植物を決定することからはじめなくては意味がありません。
左派おじさんは「ひまわりでよい」と言われているので、上で述べた各条件について既に検討され、データをお持ちなのだろうと思います。大変重要なデータですですので是非ここで公開して下さい。
68. 技術開発者 — November 8, 2011 @08:35:37
上で書いたような「全ての植物にセシウム吸収能力があるのだから、除染に使うなら、最適植物の洗い出しから」という話をしていると、「じゃあなんでひまわりがもてはやされるの」という当然の疑問を抱かれます。そんなものは「言い出しっぺに聞いてくれ」としか答えようが無いのですが、ひまわりというのはこういう「自分の生育に必要のないイオンを吸収する能力」、つまり除染能力については比較的良く研究されてきた植物です。
ただその時に対象とされたのは鉛イオンなどです。足尾銅山の鉱毒で農民が困まったなんて話が明治の頃にあった訳ですが、銅の採取精練にともなって周りの農地が鉛などに汚染されるという話は結構ある訳ですね。でもって鉛は土壌中濃度が高いと植物の生長も阻害します(足尾銅山でも稲の成長が悪くなって農民が困った訳です)。そういう鉛汚染地でひまわりは比較的頑健に育ち、そして実に鉛を蓄積するので鉛の除染植物として研究されてきた訳です。鉛は比較的有機化合物をつくって油に溶け込みやすい金属ですから、ひまわりの様に実に油が多い植物が適している訳です。
このように除染植物として研究されてきた経緯から、放射性セシウムについても「試されたデータがある」のだろうと思います。しかし、植物内の蓄積メカニズム等から考えて、セシウムについて「最適除染植物」とはとうてい思えない訳です。
もちろん、左派おじさんが、「そんなことはない、ひまわりが最適除染植物である」というデータをお出しになれば、私は素直に考えを改める気ではいます。
69. 左派おじさん — November 8, 2011 @10:54:09
ロシアで、ひまわりがセシウムを吸収する、という論文があったので、セシウム吸収の可能性があり、栽培可能で、個体が大きいという理由で選んだにすぎません。(いろいろ情報をあさっても、科学的根拠はこのロシア論文だけのようです)
その中で
1.条件が異なるので(水耕/田畑)、過大な期待を持ってはならない。
2.放射性物質を取り込んだ植物体の処理は、別途考える必要がある。
との警告は、適切なものでした。(Isshockingさん — October 21, 2011 @07:27:35 ご紹介のブログより)
でも、わたしは、本中間報告書の著者たちは、始めから理解していたと信じています。
ひまわりは、結局効果があまりなく、目的は達成できませんでした。報告書には、その反省、考察と、今後についても少し述べられています。例として挙げられた植物は、ちょっと場当たり的な印象を受けましたが。
とにかく、除染は少しでも早くしたほうがよい。ひと夏ありました。それぞれの土地に適した最適の植物は見つかりましたか?それとも、すべての植物を検討した結果、植物には多くを期待できず、代わりの優れた方法を提示されますか?。実験の考え方は正しく、素晴らしい(というか、「常道」)と思いますので、ぜひ結果を公開してください。
なお、内容カラッポのわたしの書き込みによって、技術開発者さんの意見を変えようなどという大それたことは露ほども思っておりません。上記ロシア論文(わたしは直接読んでいない)も、「ひまわりに吸収能力があった」だけで、「あらゆる植物の中で最適」との記載は紹介されておらず、技術開発者さんの意見を変える可能性はありません。
>とにかく、除染は少しでも早くしたほうがよい。ひと夏ありました。それぞれの土地に適した最適の植物は見つかりましたか?それとも、すべての植物を検討した結果、植物には多くを期待できず、代わりの優れた方法を提示されますか?。実験の考え方は正しく、素晴らしい(というか、「常道」)と思いますので、ぜひ結果を公開してください。
意味が不明です。私は「少しでも早くしたほうが良い」と左派おじさんが思われるのなら、まず、植物の選択という実験の方を急ぐべきだと申し上げているだけですが、左派おじさんは、そういう選択をせずにひまわりを植える実験の方に価値を見いだされているので、その根拠として左派おじさんは、「ひまわりが最適」と思われている以外の論理的な帰結が無い事を申し上げています。
ついでに言うと、植物による除染は、最低でも20〜30年は掛かるのが論理的に考えられる事です。左派おじさんは、急ぐから最初の一夏を植物の選択よりも、とりあえずひまわりを試す方が良いと考えておられるのですが、それは私には理解できません。その方が良い理由を教えて下さい、もちろん、論理的にです。
なんていいますか、例えば、雑草の何種類かはセシウムの蓄積量が多い事が既に見いだされていますよね。日本に生える雑草は、アカザ科、イネ科、キク科など多種類あります。雑草の放射線量とその科分類を行うだけでもかなり参考になると思いますが、左派おじさんはそのような提案はどのようにお考えでしょうか?そのような馬鹿げた話よりもひまわりを植える方が良いとお考えですか?
71. 技術開発者 — November 8, 2011 @14:11:38
今年の春の頃にけっこうな「ひまわり騒ぎ」があったわけです。あたかもひまわりが魔法の植物であるかのごとく言いふらされ、「試さないのは政府の怠慢だ」みたいな言い方も良く聞きましたし、ひまわりの種を福島に送ろうといった活動もありました。そんな中で、「なんでひまわりなんだ」なんて声は綺麗にかき消された訳ですね。左派おじさんがその騒ぎをご存じかどうかは分かりませんが、結局農水省あたりもその声に押される様にひまわりの栽培実験をやったわけです。冷静に考えるなら、私が言うような「最適植物の選択」という実験もこの夏に行えた可能性もあるわけですが、そんな話は全く聞こえて来ないわけです。
別な人のブログで「曲学阿世」なんて事を考えたのですが、この言葉を聞くと、学者が権力者におもねって学問的に正しくない事を言う様なイメージがあると思います。ところがこの言葉を読み下すと「学を曲げて世におもねる」なんですね。ここで「曲学阿権」、つまり「学を曲げて権におもねる」ではない事に注目して欲しい訳です。おもねり先は権力者では無くて世なんですね。もともと、この言葉ができた漢の時代では、世でも権でも余り違いは無いわけです。権力者の力が強い場合に世の中にはその権力者への迎合が常におこりますから世論もまた権力者の意にしたがいますからね。つまり世におもねろうと権におもねろうと違いがないんですね。
ところが、今の日本のように権力である政府と国民の世論の乖離がおきますと、権力にはおもねらない曲学阿世は起こりえるわけです。植物を用いた除染ということを考える場合に、最適植物の選択からはじめるのは正道だどろうと考えています。しかし、今回に関しては曲学阿世が起こり、その正道がねじ曲げられて「ひまわりの栽培実験」行われた訳です。
私が左派おじさんに絡むのは、左派おじさんが、その曲学阿世を良しとされる部分であるわけです。
72. com — November 8, 2011 @16:32:27
よく判らん…放射線関連のコメント欄を閉じる、と主が宣言しているのに、何でわざわざ場外乱闘を無関係のコメント欄でするんかいな?
左派おじさん、続きは自分の巣で。
73. ijim — November 8, 2011 @18:19:22
それに先立ち6月30日に1トンのEM活性液を24週間連続して海外大下水の上流に撒いたということです。
10月27日付の三浦市政策経営室のウェブマガジンの記事なんですけど脱力してしまいました。
http://www.city.miura.kanagawa.jp/seisaku/koremade_report12.html
74. ちがやまる — November 9, 2011 @11:30:38
http://www.city.miura.kanagawa.jp/mizukankyou/files/seikatuhaisuisyori20_9.pdf
には、合併処理槽設置が不可欠であることが述べられていますが、そこへの到達を何が阻害していて(助成費を用意する以外の)何をしたらいいかが明確に書かれていませんね。
「今後は、単独処理浄化槽の新設廃止について住民への啓発活動を強化」
と書いてあるところを見ると、単独処理槽延命に力を貸す業者
がいるのか。
町内で共同の台所排水処理槽みたいなもの作ったりとか、安価な過渡的な対策はできないものなんでしょうかね。
非常に有用なサイトなので負けないでほしいのですが、
存続を望まない人たちもいるのでしょうかね。
本題:
少し前の話題のようですが、タイでEM団子をまいてるそうです(重複していたらすみません)。
http://bangkok.keizai.biz/headline/787/
洪水のような閉鎖系でない大規模の水に対しては、
団子をまいたところで、全く効果は期待できませんね。
"日本の研究機関が作った"って言われると、
実際に勤めている微生物研究者としては困ってしまいます。
76. EM−1 — January 24, 2012 @23:53:05
好転反応とか会社は話してましたが
此れは薬事法違反ですし、好転反応ではなく
感染症による感染です
危険なものですね
77. EM−1は危険です — January 26, 2012 @02:44:48
発熱しました。此れは好転反応という言葉で世間を騙してるだけで
感染症だと思います。現に医師へ診断させて
感染症で抗生剤を投与されました。
78. mimon — January 27, 2012 @01:11:25
#77.EM−1は危険です ― January 26, 2012 @02:44:48さん、
たぶん、同じかただと思うのですが、おっしゃっているEM-1とは、このページに載っているものでしょうか。
http://emlabo.co.jp/product/em1-2-3.html
これは、どう見てもヒトに対して用いる物ではなく、農畜産用資材です。
栽培用の取扱説明書を見ても、
http://emlabo.co.jp/em/guide/doc/saibai_all.pdf
養鶏用のマニュアルでも、
http://emlabo.co.jp/em/guide/doc/youkei_all.pdf
堆肥や培養液を作るときのシーディング用で、そのまま用いることを想定していません。
さらに、栽培用の取扱説明書の最後のページには、
> ◎EM1は飲料用ではありません。使用目的以外の損害は責任を負えません。
養鶏用のマニュアルの後ろのほうのページには、
> 1.EM1は人間の飲料用ではありません。
(中略)
> 6.EM1は、十分な管理のもとに培養していますが、微生物の性質上使用後の結果に対する損害の責任は本品代金の範囲内とさせて頂きます。
と、謳っており、どう読んでもヒトに対して間違った使い方をして、発症したとしか解釈できません。
なぜ、そんな無茶をする気になったのですか。
79. Olegko
— January 29, 2012 @15:28:48
原発事故の日から、子どもを守りたくて迷走しているかもしれない母親です。
横浜に住んでおります。
基本は、無用な内部被曝をできるだけ減らすことなんですが・・・
それでも取り込んでしまった放射性物質をやらすことができれば・・・とEMX−Gをこの10ヶ月ほど使い続けていました。
もし効果がなくとも、清涼飲料水で売っているのだから害があるわけないだろうと思いまして。
EMX−Gについて、色々探しても批判記事には、なかなか遭遇しませんでした。
もちろん賛美するコメントやEM機構(?)の説明にもオカルト的なものも感じつつ・・・無害ならば試してみる価値あり!と思っていました。
EMX−Gは、加熱して使うと効果が上がると書かれていたので、「菌が死んでしまってよいのかしら?」と問い合わせの電話をしたところ「あらかじめ加熱されて死んでいる状態のものが、身体によい成分を放つので加熱すれば効果があがる。」とのこと。
本当に意味不明なんですが「加熱されてるなら、転んでも無害だから頼ってみよう・・。」となってしまった次第です。
なんだかEMX−Gを入れた食事をすると手あれが直ったものだから、うっかり追加注文しようとしていましたが、とりあえずやめておきます。
別の原因かもしれないですよね。
今日、思いがけずこちらで皆様のコメントを見て、息もつまる思いです。
取り返しのつかないことをしてしまったのでは・・・と。
こちらに泣きついたところでダメなものはダメなんでしょうが・・・
すみません。内容のないコメントで。
恥をさらしているだけですし・・
取り返しがつかないというようなものではないはずなので、その点は心配しないでください。
ただ、特別な効果は期待できないだけです。
82. かとう — January 30, 2012 @21:26:31
春頃、そういう嘘をついていた輩は居ましたが、その後、そういう意見を取り下げました。
>身体によい成分を
これ、具体的にどんな成分か言えない人が売ってるような物は危険だと思いませんか?
「よい成分が入っているけれど、具体的にどんな成分が入っているかはわからない」って言ってるって事ですよ。
とりあえず、今までなんとも無くて良かったです。
あと、内部被曝ですが、横浜であれば奥多摩まで行ってきのこ狩りでもしない限り、何の心配も要らないと思っててかまいません。
それより、ナーバスになりすぎる方が、hiecoroさんと子供さんの精神と健康に良くないです。
83. tori-oyaji — January 30, 2012 @23:10:00
tane ― January 30, 2012 @22:47:27
>>ナーバスになりすぎる方が、hiecoroさんと子供さんの精神と健康に良くない
>そんな母親は母親失格である、と自覚しましょう
これはどなたに向かっておっしゃっているのでしょうか? もしhiecoro
さんに対してのご意見なら、厳しすぎるというか、むしろ間違ったご意見
であると思います。子供をかかえたお母さんが不安に襲われて、良かれと
思って耳に易しい戯言に乗ってしまうのは、ある程度仕方のないことでは
ないでしょうか。hiecoroさんは自問自答してここへたどり着き、自らがは
まっていた罠に気付かれたのだと思います。hiecoroさんは勇気を持ってそ
れを表明されたのです。それをこんな言い方で突き放しては、全く救われ
ませんし、問題の本質が、「深い知識と高い自覚のない奴がダメなんだ」
にすり替わってしまい、結局は「自己責任」という言葉で片付けられてし
まうのではないでしょうか。これはまったく有益ではないと思います。
コメントの仕方(ナーバスになりすぎる方がダメなのか、ナーバスになり
すぎるなと言うのがダメなのか、言葉少ないコメントでは判別できない)
からして、「釣り」である可能性もあると思いましたが、せっかく戻って
こられようとしているhiecoroさんが突き放されたような感想を持たれると
あんまりなので、あえてコメントしました。
84. aki — January 30, 2012 @23:10:16
自分も横浜近くに住む、1歳児の親です。
正直、子供が可愛くてしょうがないです。
なのでhiecoroさんの気持ちにはとても共感を覚えます。
ただ、土壌改良剤として以外のEMはご指摘の通りまずオカルトと判断して良いと思います。
それに気付けたのは、本当に子供を想うからこそだと感じますし、
勇気を出して書いていただけたおかげで、今後の被害者を減らせたかもしれません。
それだけでも、価値のある行動をとられたと自分は思います。
あと、この手の商品は基本的に効果もなく副作用もない可能性が高いです。
商品の液体にはなんだか色がついていますが、過熱の際の"焦げ"もしくは酵母エキスの色かと思います。
またEMX−Gのサイトでその製造法を見ましたが、この方法は一般的な菌体培養方法となんら変わりません。
増えている菌に関しての具体的な記述はまったくありませんが、この培地では酵母や光合成細菌のような繊細な菌よりもっと普通の土壌菌やらの方が逞しく増えるでしょうね。
乳酸菌は増えるかもしれませんが、乳酸発酵しているような様子もありませんし、加熱してますし、プロバイオティクスのような効果も期待できないと思います。
値段を考えても一般的な乳酸菌飲料の方がお子様も喜び、経済的な負担も少ないのではないでしょうか。
また使っているミネラルやらの出所のすばらしさを謳っていますが、これもただのイメージです。
成分表示からしても脱塩してあるようですので、ミネラルもおそらく期待はできないでしょう。
最近、嫁もあかぎれで悩んでいましたが、手袋とハンドクリームを100円ショップで買ってきて使っています。
少しずつ良くなってきたといって喜んでいますので、そのような対処でも効くのかもしれませんね。
放射能は目に見えず、得体の知れない恐怖を感じる事があるかもしれませんが、それに囚われすぎるのも良くないと思います。
最大の放出はもう過ぎたのですから、ゆっくり自分のペースで元の生活に戻られてはいかがでしょうか。
子供にとっての一番の喜びは、かあちゃんの笑顔だと思いますよ。持論ですが。
>基本は、無用な内部被曝をできるだけ減らすことなんですが・・・
>それでも取り込んでしまった放射性物質をやらすことができれば・・・とEMX−Gをこの10ヶ月ほど使い続けていました。
不安を覚えると言うことと、自分の心の内部で不安を増幅すると言うことには違いがあります。この前、「ためしてガッテン」だったか、少し面白い実験をやっていました。番組のアシスタントディレクター(AD)と禅僧にバンジージャンプをさせたのですが、いぢわるな事に、「ここから飛ぶんだよ」とバンジーを飛ぶ直前まで経験させておいてから、5分間休憩を挟むんですね。そしてその間の心拍数とかを記録するんです。ADの心拍数は、飛ぶ直前に上昇した後、その休憩の間も結構上下します。インタビューをすると、「ロープが切れたら」とか「何か手違いがあって本当に落ちてしまったら」とか、まあ、不安の増幅が起きる訳ですね。そのため、実際にバンジーを飛ぶときの心拍数は休憩前よりもっと高いくらいになるわけです。それに対して禅僧の方は休憩中の心拍数は比較的低く、飛ぶときの心拍数も休憩前とさほど変わらないのです。インタビューに対しても、「川の音を聞いていました」なんてね。
何が言いたいかというと、自分の心の中で「不安の増幅」を起こすと、危険性が現実以上に過大視されやすいという事です。番組のADにしてみても、もともとは「世の中にはバンジージャンプを楽しむ人もいるし、このバンジーしこれまでそう言う人が何度も経験しても事故にはならなかったものだ」くらいの知識というか、意識があったはずなんです。ところが、飛ぶ前に5分間の休憩を挟むことで、「何かトラブルがあったら」という想念が生じて、それが休憩時間中に増幅することで、実際に飛ぶ前には非常に追いつめられた心理状態になっていた訳です。禅僧の方は、まあ日頃の禅の効果かどうかは別にして、少なくともその「不安の増幅」からは免れていた訳ですね。
私が悪徳商法批判者だった頃に架空請求葉書から始まる「振り込め詐欺」の事案なども結構扱っていました。たいていの人は「こんな請求が来る身に覚えはない」と無視してもらえる訳ですが、中には「身に覚えは無いんだけど、何か不安」と考え込み始めてしまい、いつの間にか「この程度の金額なら振り込んでケリをつけてしまった方が良い」と振り込んでしまわれる方もいるわけです。そういう方に共通する心理傾向が「不安を自らで増大させている」傾向なんですね。「身に覚えは無いんだけど、万が一自分が払わなくてはならない請求だったらどうしよう」から始まり、裁判を起こされて自分が裁判に出なくてはならない姿とか、差し押さえされる自分の姿を想像するところまで不安が増大すると、「この程度の金額なら」みたいになって、数万円から十数万円を振り込んでしまう訳です。まあ、架空請求葉書を出す側にしてみると、そういう人が100人に1人くらいでもいてくれるから、流出名簿を元に何千通もの葉書を出しても引き合ってしまうのですけどね。理解して欲しいのは、おそらく、皆さんは「無視した人」と「振り込んでしまう人」の間に大きな違いがあるとお考えだろうと思うのです。架空請求に振り込む様な人は「よほど無知な人」か「よほど気の弱い人」みたいな考え方ですね。でも現実にいろんな事案を扱うと、最初にあるその差はほんのわずかであるわけです。そのほんのわずかな差が「不安感の増大」を引き起こすかどうかにつながり、そして現実の認識が不安感で歪んだときに「振り込んでしまう人」が出ているということです。
なんていうか、今の日本で「不安感の増大を起こすな」というのは無理かも知れないと思ったりもしますが、不安感の増大は現実の認識をゆがめますから、良い結果はもたらさないものです。
86. 哲人774 — January 31, 2012 @14:30:27
私はバンジージャンプの実験を「あさイチ」で見ました(「ガッテン」でやったと紹介されていたので同じものでしょう)。
そこでは「不安を押さえつけると、却って増大化する」とも解説されていたと思います。「不安感」は増大させないに越したことはありません。でも「不安を覚えている」人には「不安を覚えてて良いんだよ」ときちんと口添えしないと逆効果を招いてしまうこともあります。勿論、技術開発者さんが「そんなことは当たり前」としていることは重々承知していますが。
母親ともなれば、氾濫する情報の中で危険性を煽る情報を見れば、その真偽が判断しにくい分「もしかしたら」とナーバスになるのは当然だと思います。「ナーバスになりすぎるな」と言われても、どこからが「なりすぎ」なのかがはっきりしません。自分が「ナーバスになりすぎているのではないか」という不安まで抱えては、一層心理的な負担が増してしまいます。
心の問題はとても厄介で、一度不安になってしまえばその後「正しい」と言われる情報を得ても「もしかしたら・・」と言う気持ちが消しきれないことはよくあることです。不安に駆られて、情報を求めてここに辿り着いたという人も多いですよね。多分、それで良いのだと思いますし、そのためにもここが開放されていて良かったと思います。
今の状況では不安を感じるのは当たり前です。情報も錯綜していますから日々増大だってしてしまうでしょう。それは仕方ないです。不安は増大させない越したことはないですが、「ナーバスになりすぎてはいけない」と自分に言い聞かせると、却って不安に固執してしまいます。
不安になっている自分を「不安になって良いんだ」と受け止めて、「そうか、今自分は不安からナーバスになっているんだな」と頭の片隅に置きながら情報に接し直してみるのが、私の対処方法です。
勿論、これで上手く行かない人もいます。不安への対処法に「誰にでも適用できる方法」なんて見つかっていません。ただ「不安を不安として受け止める」と言っても判りづらいと思いますので、私なりの解釈として書いておきます。
87. 技術開発者 — January 31, 2012 @16:08:09
>そこでは「不安を押さえつけると、却って増大化する」とも解説されていたと思います。
ガッテンの方では「客観視」という言い方をしていましたけどね。なんていうか、不安を押さえつけるのでもなく、素直に「怖いな」と思うんだけど、「何故怖いのか」とかについても考えないみたいにする事で、その怖さの本質が見えるみたいな話でして、何とも説明が難しいのね。バンジーを飛んだ禅僧に「怖くないですか?」と聞いたら「怖いですよ」と答えていましたけどね(笑)。
なんていうか、禅の「無念無想」というのは、いわゆる連想を止めるみたいな考え方だみたいな説明をしていました。カレーライスを見て「カレーライスだ」と思うけど「美味しいだろう」とか「腹が減った」とかに連想を膨らまさない訓練をやると、脳内の客観視の部分が活性が高くなって、本質が見えやすくなるなんて説明ね。まあ、実際にやろうとすると難しいですね。
ただね、私はこの番組を見たときに、私みたいな自然科学で飯を食う者がやる訓練と逆方向の訓練に思えたのね。我々なんてのは例えば花一輪を見ても「種類は何だろう」とか、ひたすら連想を膨らませて、その連想から知るべき事を知ることで生きていますからね(笑)。
なんていうか、二通りの道があるような気がするんですよ。例えば私なんかはやはり自然科学の訓練にどっぷり浸かった人間だから、「放射性セシウムがこの程度拡散した」という情報に接すると1960年代に大気中核実験でも世界中にまき散らされたはずだと連想を膨らませて、その結果(結構な量が日本に降っているし、その当時の日本人は600ベクレルくらいの内部被曝もしているけど、特に問題は起きていない)と対比を試みたり、チェルノブイリの時にスウェーデンやフィランドにもかなりの放射性物質が降下したはず(今回の事故の半分くらいの量がスウェーデンには降っているからね)だと連想を膨らませて、そこの健康影響調査の結果を詳しく調べたりして「できる限りきちんとした知識を知ることで不安を解消しよう」とするのね。ここで皆さんが勧めている「正しく知って正しく怖がる」なんですね。
でも、もう一つ道があるという事に気が付いた面があるのね。それが「深く考えない」みたいな面ね。チェルノブイリでいうと、移住命令に反して原発の近くの村に戻って生活を送っちゃった人たちのメンタリティーみたいなものね。彼らは色んな人からずいぶん不安に成る情報を与えられながら、私に言わせるとそれを「無視する」道を選んだように見えるのね。そして、その結果、実際のところ何も起きなかったし、最低限言えるのは、素直に移住命令に従った人たちに現れたメンタル系の問題は起きなかったということね。
なんていうかな、自然科学で生きていて、この2番目を勧めるというのは良くないのかも知れないけど「正しく知る」というのは、言うのは簡単だけどやはり訓練を経ていなければ難しいんですね。どっちも難しいなら、「深く考えない」という道だってありそうにも思えたりしてね。
88. aki — January 31, 2012 @22:58:11
哲人774さん、
不安に関しての考え方、参考になります。
実はうちの嫁も地震の直後は不安が強く、「震度6以上の余震」「化学物質の雨」「放射性物質の拡散」などの錯綜する情報に悩まされていました。
特に乳児を抱えていましたので「何もしないよりはした方が良いのでは」という考えに囚われた時は、こちらも説得することができず、苦慮したのを覚えています。
あれから数ヶ月たち、どうやら折り合いをつけたようで、今は以前のように楽しく暮らせています。
嫁がどのように折り合いをつけたのか興味はありますが、思い出させるのもあれなので、今しばらくは聞かないでおきます。
89. hiecoro — February 1, 2012 @00:41:11
コメントくださってありがとうございます。
母親失格・・というコメントがあったのですね。
最初に思ったままを投稿させていただいたときに覚悟していたものの、読みかえすほどに辛い言葉ですね。
かばってくださった方々、すみません。ありがとうございます。
放射能のことについては、不安にならないようにと情報を求めるほどに怖い情報に遭遇します。
そういった情報の中から「正しく知る」というのは、私には大変難しく、日々苦慮しています。
とりあえずEM菌のことは、忘れようと思います。
子供は、母親の笑顔が大好き・・・本当にそのとおりですね。
お互い笑顔でいる時間が幸せで愛おしくてなりません。
「何もしないよりしたほうが良いのでは。」という考えは、未だに私が囚われているところです。それが無駄足(どころか悪い結果になったり
という不安もあるなかで、こちらに辿り着きました。
これからもきくち様や皆様から色々と学ばせていただければと思います。
どうもありがとうございました。
EMはすごく流行っていますが、放射能対策としての意味はありません。それを言うと、食べたり飲んだりして放射能対策になるものはないと思ってください。
野呂美加のように極端に危険を煽る人もいますが、実際には彼女がいうようなことではないので、ひどくナーバスになられないほうがいいだろうと思います。
今、一番危険なのは、福島で自家栽培の野菜や山で採った茸を食べ続けることでしょう。
91. kurita
— February 1, 2012 @06:29:21
> 読みかえすほどに辛い言葉ですね。
失格うんぬんのコメントを入れたのは人間じゃないので、まったく気になさる必要はありません。
92. 技術開発者 — February 1, 2012 @08:07:42
>「何もしないよりしたほうが良いのでは。」という考えは、未だに私が囚われているところです。それが無駄足(どころか悪い結果になったり
という不安もあるなかで、こちらに辿り着きました。
無駄足で済むだけなら良いのですが、実は心理的に「仮定が固着する」ということがあるんですね。変な言い方ですが、「汚染された地域で生活していれば内部被曝するかも知れない」というのは仮定です。内部被曝をほとんどしない可能性だってあるわけです。ところが、「何もしないより」と「身体から放射性物質を出しやすくする健康食品」とかを「気休め」に食べ始めると、「自分や子供の身体は内部被曝している」という意識が強くなってしまうのです。つまり「かも知れない」はずのものが「している」に意識の中でなってしまい、さらに不安になりやすくなるという「気休め」とは逆の結果を招きやすいのですね。
以前このブログで「身体から放射性物質を出しやすくする健康食品を聞かれた何を勧めるべきなのか」という問いかけに対して「まず、内部被曝しているかどうか、しているとしたらどのくらいかの検査をする方が先でしょう」とお答えしたことがあります。身体の中に取り込んでいないものを出す方法というのはありませんからね(笑)。
こういう人間の心理的な性質を「一貫性」と言います。悪徳商法の話ばかりで申しわけありませんが、例えば内職商法では、「月に5万円くらいの副収入があったら」みたいな仮定で被害者に「何ができるか」みたいな夢をひたすら思い描かせるんですね。「あの欲しかったバックも買える」「子供の塾の費用も楽に払える、将来の学費も貯金出来る」なんてね。そっちの夢を詳細に描くほど、今目の前にある現実の内職の話の怪しさが分からなくなるんです。人間の理性というのは弱いもので、一つの仮定の先に進むほどその仮定の怪しさはわからなくなる性質があるんですね。
内職商法の被害者の相談を受けていて困るのは、引っかかった内職商法が悪徳商法だと気が付いても、その被害者の中に生じた「家でできる簡単なお仕事で月に5万円くらいの副収入」という夢が消えないことがあるんですね。現実というの厳しくて、割の良い時給千円のアルバイトでも月に50時間は拘束されないと稼げない額なので「家でできる簡単なお仕事」ではなかなか難しい訳です。ところがこの夢が消えないと次々と内職商法に騙され続けるようになってしまうのですね。
>とりあえずEM菌のことは、忘れようと思います。
なんていうかな、おなじ様な意味で「EM菌の効能」を忘れるということとともに、内部被曝そのものを「どの程度の危険性のあるものか」とかについてもう一度きちんと考えてみる必要があるのではないでしょうか?
実際の所、現在の食品抽出検査結果から考えても、皆さんの内部被曝量は1960年代の日本人の内部被曝量に比べれば低いのではないかと思います。その当時は基準値もないだけではなく、地球上ほとんどの場所が汚染されましたから汚染されていない土地でできた食べ物だってなかった訳ですからね。その当時の内部被曝量は大人で600ベクレル程度と言われていますが、これは体内にもともとある放射性カリウムからの放射線量にに比べても1/10程度のものです。そして、私などの年代はその内部被曝の経験を経て生きてきましたが、とりあえず今のところなんとも無いわけです(加齢による不調はいろいろありますけどね:笑)。
93. 技術開発者 — February 2, 2012 @09:12:39
>野呂美加は、極端に危険を煽るクズのような奴なので、気にしないでください。
このあたりの話を少ししますね。色んな情報を総合して考えた結果なので推測がはいって居ますけどね。
なんていうかな、チェルノブイリ事故の後のベラルーシやウクライナでは、「被曝による健康障害の不安を原因とするストレス性障害」が多発し、そして、その表に現れる障害を「低線量被曝のせいでおきた」と考える概念がさらに不安を拡大させて「ストレス性障害」を増幅するという事が起きたと考えています。
その当時のウクライナだかのメンタルケアセンターの記事を読んだことがあるのですが、非常に沢山の人が「放射線の影響で自分の身体に良くない事が起きている」という妄想を抱いて入院し、そして治療を受けて回復して社会に戻っても、数ヶ月もするとまた同じ妄想で入院するなんて話が載っていました。「社会が病気を作っているのだから、治療しても追いつかない」という話です。また、ソ連末期には医療機関でも医薬品が不足気味で、本来なら抗うつ剤や精神安定剤を処方するべきでもそれが入手出来ずに、活性炭やキレート剤を「内部被曝した放射性物質を体外に出す薬」として処方せざるを得なかった話などもあったと思います。一種の偽薬治療と言えないことも無い話です。メンタル系の治療としては、こういう不安源が明確な時にそこに偽薬治療をすることは悪くは無いのですが、社会へのインパクトとしては、「この症状は内部被曝が引き起こしている」という概念を強めるので問題はあると思います。
野呂さんの問題というのは、このように、「被曝による健康障害の不安を原因とするストレス性障害」が循環増悪した社会に、精神医学などの知識無しに飛び込んでしまったこでは無いかと思います。ストレス性の障害は実際に目に見ることのできる障害です。例えばストレス性の下痢などは実際に下痢をします。私も仕事で非常に強いストレスを受けたあと1日下痢で苦しんだことがありますからね(「お昼の弁当が悪かったんですか?」「いや、弁当に罪はない。評価委員の先生との会食だったのが原因です。評価堂弁当に中ったと思って下さい」なんてね、若き日の想い出です:笑)。実際に目に見えるストレス性障害の症状を見て、そして周りの多くの人から「これが低線量被曝によって起きる障害です」と聞かされる。「放射性物質を体外に出す薬」が実際に偽薬効果を発揮して症状軽減が起きるのを見ることもあるでしょう。精神医学などの予備知識無しにそう言う環境に飛び込めば、今の野呂さんのような人ができあがるのも不思議は無い訳です。
なんていうか、多くの人が「現実にベラルーシの状況を見てきた人だから」というので信頼を置くわけですが、「互いに不安を煽る情報を強めてストレス性障害を引き起こし合う」状態にあったベラルーシの循環増悪に取り込まれた人という見方をする必要があると考えています。困ったものではあるのですが、野呂さんをののしっても、日本で起き始めている循環増悪を解決はできないのも事実です。
94. ブランク永井 — February 2, 2012 @11:33:30
は、まともな野呂美加批判とは無縁の書き込みと思いますが・・・。
技術開発者さんはわかった上でコメントしていらっしゃるでしょうけれど、hiecoroさんはおわかりでないかもしれないので、念のため。
そのうちきくちさんにまとめて消されると思います。
96. 技術開発者 — February 2, 2012 @12:29:16
>技術開発者さんはわかった上でコメントしていらっしゃるでしょうけれど、hiecoroさんはおわかりでないかもしれないので、念のため。
はい、分かっては居るのだけど、どこかで「現場に行ってみてきた」という事の意味を書いて起きたかったのね。現場にいかないと見えないものもあるけど、現場に行くと逆に見えなくなってしまう事もあるのね。
変な話をすると、スリーマイル原発の時には、「非常用冷却水の手動バルブが締まっていた」という原因と「蒸気逃がし弁が開いて固着したために水位系が正しい水位を示さなかった」という2つの原因が重なって起きたのだけど、このうちバルブが締まっていることに気が付いたのは、現場にいる人たちではなくて、応援に駆けつけた人なのね。現場には「電磁弁さえ開けば水は入るはずだ」みたいな思いこみがあって、元栓が閉まっているのに気づくことができなかったのね。そして、それは外から駆けつけた人全員でもなくて、他にも駆けつけた人は居たけどその現場の思いこみに巻き込まれてやはり気が付けなかったのね。何人もの人が駆けつけた中で、やっと1人が気が付く訳ね。現場には現場の思いこみというのがどうしても生ずるので、それに囚われない外の目というのも必要なんです。
97. 哲人774 — February 2, 2012 @13:52:34
>現場にいかないと見えないものもあるけど、現場に行くと逆に見えなくなってしまう事もあるのね。
これはもう、歴史や文化風俗研究をする上で常に念頭に置かなくてはいけない戒めで、専門の研究者でさえ陥ってしまう落とし穴ですね。歴史研究などでも「生き証人の言葉」はあまり重視してはいけないとされています。勿論、「その時その場にいた人の記憶」というのは大切なのですが、それは歴史という名の事象を「一瞬だけのぞき穴から覗き見た風景」に過ぎない訳で、研究者はそうした断片を集めて、俯瞰することによって初めて歴史的な事象を眺めることができるようになるということです。
断片には「うそ」が混じることもあります。「思い込み」が混じることもあります。一見、相反し矛盾するような証言が「見方が違っていただけ」でどちらも正しい記憶であったこともあります。「現場で見てきたこと」は貴重な資料ですが「断片」以上のものではないということです。これは研究者自身がフィールドワークで見てきたことも含まれるのですが、現地での体験はどうしても肯定的に捉えがちで、陥穽に落ちる原因になっています。
98. 若田 — February 3, 2012 @13:47:53
> ナーバスになられないほうがいい
全くですね。母親がナーバスになるのは(子供にとって)とても良くないことです。
99. きんきき — February 3, 2012 @19:27:16
> 野呂美加のように極端に危険を煽る人もいます
> クズのような奴なので、気にしないでください
ま、そういうことですよね
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| きくち February 1, 2012 @13:50:44
| > 野呂美加のように極端に危険を煽る人もいます
| > クズのような奴なので、気にしないでください
「あれ? きくちさんがそんなことを言うのかな」と思って読み返して
見ました。
この引用だと「『野呂美加はクズのような奴だ』ときくちさんが言っている」ように見えますが、そうではないですね。
この引用のしかたには悪意を感じます。 ご注意ください。
101. こんにちは — March 4, 2012 @11:25:14
のリンク先、特に質問状を拝見いたしまして、怖さ的な物を感じました。
質問に明確に答えて頂けなければ裁判なりに進むだろうと思っていましたが、質問状を出した真意が伝わってこなかったです。
うちも興味があり、いろいろと検索をしています。
絶賛するHPや取り入れたが休止しているHPなど様々。
「EM菌 団子汚染」「EM菌 実証 効果」「EM菌 科学的根拠」などの検索しても効果がどれほどの物か、今一分からない。
良いと云うのなら、その根拠も人によっては必要だと思っています。
それら効果が明確に証明されているサイトが有れば教えて欲しいです。
102. 多分役立たず(HNです) — October 18, 2012 @16:45:24
末尾が欠けているようですが、
http://www.youtube.com/watch?v=qrYH3lrIIOk
すでに検証済みの話も山ほどあると思いますが、EM菌培養液はほとんどが乳酸菌で光合成細菌はほとんど見当たらなかったという話や、福島県の農業試験場でのEM菌液による小松菜のセシウム吸収量の減少の検証結果は、試験場側は(EM菌液の)カリウムの効果と見ているといった話や、福島でEM菌を散布している土壌と対照の土壌の放射性セシウムの量を調べると、散布している土壌の方が放射性セシウムの量が多いという結果が出たり...
セシウムを吸収した細菌の分離方法を開発するなど、専門家の地道な研究には頭が下がります。
#そうしたものの方が、結果を出しているようで。
EMを撒く映像には悲しい気持ちになります
EMで放射性物質を除染できるはずもなく、そういうナンセンスを撒き散らす比嘉さんとEM機構には怒りを覚えるのみです
EMについてはもう一度きちんととりあげなくてはなりませんね
104. mimon — October 25, 2012 @06:45:28
http://togetter.com/li/395287
画像で観るよりも、速く読めるのは良いのですが、山林用にズラッと並んだタンク群の異様な様子が伝わらないのが残念です。
ただの「弱酸性水溶液」だと知っていたら、あれほどのお金と手間を掛けることは、なかったでしょう。
賓栄養の砂地とかなら、有機物(水質としてはBOD)の供給源も兼ねますけれども、普通の堆肥でも同じことです。
106. moncler 2013
— January 6, 2013 @01:23:09
moncler 2013 http://www.2013moncleroutletsale.com
107. バーバリーブルーレーベル
— January 25, 2013 @15:56:00