［経済］村田製作所、電子部品２社を子会社化（2013.2.13 19:21）

　村田製作所は１３日、電子部品メーカーの東光と東京電波を子会社化すると発表した。村田は両社の筆頭株主だが、出資比率を上げて関係を強化し、スマートフォン（高機能携帯電話）などに使われる電子部品の販売拡大につなげる。

　村田は東光に対し、今年１０－１１月ごろに株式公開買い付け（ＴＯＢ）を開始。保有する転換社債が株式にかわったと考えると現在の出資比率は１５・８８％だが、ＴＯＢにより６６・６％まで高める。新たな買収費用は約１７４億円となる。東光は上場を維持する。

　東京電波は株式交換により８月１日付で完全子会社化する。現在の出資比率は３１・８６％。東京電波１株に対し村田株０・１株を割り当てる。東京電波は上場廃止となる。