田口農場　田口　則芳さん

幸せとは何か?? 　人はなぜ生まれてきたのか??

サラリーマン生活を送っていた田口則芳さん。稼ぐためだけに働き続け47歳になった時、違う生き方もあるのではないか…と百姓の道へと進みました。悩む間もなく決断した新たな挑戦でした。環境・平和・循環型社会に興味を持ち、人とのつながりを肌で感じながらお米作りを楽しんだそうです。

そんな時、大森山動物園のゾウのフンを資源として活用し、完成した「ゾウさん堆肥」を使ってみませんか??と紹介された田口さん。想像していた循環型社会にピッタリ当てはまり、ゾウさん米プロジェクトをスタートしました。「ゾウさん堆肥」は臭いもなく、田んぼにもまきやすいといいます。13ヘクタールある田んぼのうち2ヘクタールの田んぼに作付けをしました。また地元の小学校を始め、親子で田植え・稲刈り体験が出来る場も提供し、自然の中で楽しく「循環型」のしくみを子供たちに伝えています。わかりやすく伝える為、紙芝居を作って興味を持たせ、裸足で田植え体験をさせながら少しでも自然界のことを知ってほしい…と笑顔で語る田口さん。

今年も「ゾウさん堆肥」も使用して作られた「ゾウさん米」が収穫を終え、そのひとつひとつが大切に田口さんからお客様の手に届きます。
『きれいな水、きれいな空気、すばらしい景色、山があり、川があり、田んぼや畑が広がり、小川では小魚たちが集い、野山では動植物が、あらゆる命が脈々と生きている。そんな社会を創っていきます。』百姓でいる幸せを感じるからこそ人との出会いに導いてくれると今日も太陽の下で輝いています。