2012年10月21日日曜日

仮面ライダーはアギトが転換点だったらしい

ええーと

http://riekonaito.blogspot.jp/2012/10/blog-post_20.html

↑ここの講義で、仮面ライダーオーズを
題材にしてほしいと
学生さんから要望がありまして・・・

家にあった資料で
初代仮面ライダーを鎌倉新仏教で解説するという

諌山陽太郎『マンガ・特撮ヒーローの倫理学』

に助けれました↓(その本の紹介はこちら)
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/10/blog-post_2347.html

しかしながら、
http://riekonaito.blogspot.jp/2012/10/blog-post_20.html

↑ここに載せた学生さんの
仮面ライダーレポート(力作)を読むと
初代の仮面ライダーと
最新の仮面ライダー、
テーマが違い過ぎて解説がズレてしまう。

と、そんなときに、役に立つのは、またもやこの本。




平成仮面ライダークウガ~の流れをP291で説明しています。


私は仮面ライダーそんな詳しくないんですが、
実は
クウガだけ観ているんですよ!!
オダギリジョーが好きだったので・・・W

         でも、オダギリジョーって
         プロフィール欄から完全に
         仮面ライダークウガを抹殺しているよねW
         まるで何事もなかったかのように・・・。
話が逸れた・・・

1)クウガは2000年に制作された。原作者の没後に制作された 初のテレビシリーズである

 2)クウガはX-ファイルや『踊る大捜査線』などのリアル志向を 取り入れたシリーズである 

3)クウガの正義は70年代的なものだった 

4)平和のために自己犠牲・争いのむなしさにも自覚的・完成された超人

 5)えーと、ここで、厨二病についての説明が・・・
 疎外感ゆえに、「自分、超能力者」と思うクラスメイトいたでしょ?的な 話に
・・・疎外感→ナルシシズムの繋がりはなんとなくわかる。

社会的な自己実現の信頼低下の時代性ゆえに 疎外感→ナルシシズム→セカイ系ウケた
・・・って流れもなんとなくわかる。

注)セカイ系についてはそれ専門の本を御紹介しました↓ここで http://riekonaito.blogspot.jp/2012/09/blog-post_16.html

6)2001年の『仮面ライダー アギト』では こういう厨二的な価値観を批判的に見る作品でもある 

7)アギトの登場人物は二種類
  *90年代のウジウジセカイ系
*サヴァイブ系
これら二種類の人間が登場するのであーーーーーる。

 8)アギトの主人公は能力者である。 しかし、ほんとにフツーのアイデンティティを持っている。
サヴァイブ系の感覚を持ち、能力者なのにコックになるという
 等身大の夢を持ち成熟している主人公はは生き残り、
ウジウジシンジ君系90年代の作品風厨二ライダーは死んでいく。

 ここでゼロ年代の感覚に切り替わるんだな~ 

9)2002年の『仮面ライダー龍騎』になるとバトロワになるW

 バトロワ的なものの説明はこちら↓
  http://riekonaito.blogspot.jp/2012/10/blog-post_2927.html

  =======☆おまけ☆===============
宇野常寛『ゼロ年代の想像力』は 複数のブログ記事に分けて紹介したので
ブログカテゴリーに『ゼロ年代の想像力』カテゴリつくりますわ~

あと、ディヴィット・リンチ監督カテゴリもつくります。

しかし、当ブログのカテゴリがカオスすぎる↓

「ヤンキー」「倫理」「オリジナル絵本」「脱力系ネタ」「哲学」「講義録」

・・・・・・・・・いや、もうなんのブログなんだって話になってきましたが・・・・
(ケータイで見ている人は、一度パソコンで閲覧してみて。  
右側にカテゴリ分けしてある欄が出てくるから)

Share It

ブログ アーカイブ