大阪市立桜宮高校の体罰問題で、市教育委員会は１３日、自殺した生徒が所属していたバスケットボール部顧問の男性教諭（４７）を懲戒免職処分にした。弁護士でつくる外部監察チームは、教諭の行動を暴力行為と認め、「自殺の大きな要因だった」とする調査報告書をまとめた。
報告書は、自殺した同校２年の男子生徒（１７）が２０１２年９月に主将になった後、教諭は生徒への叱責や試合、練習中に平手打ちなどを繰り返しており、いずれも暴力と認定した。
同年１２月１８日の練習試合の合間には、生徒の顔を少なくとも平手で数回たたいた。生徒は同日、練習ノートに「もうわけわからない」と記載。翌日には「なぜ僕だけが、あんなにシバき回されなければならないのですか？」と教諭宛ての手紙に記した。
報告書は生徒が暴力に深く苦悩する中、同２２日の練習試合の際、顔や頭を平手で十数回以上たたかれたことが、翌２３日に自殺へと追い詰められた大きな要因になったとした。
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