G7声明こうみる:G7が日本のデフレ対策理解とした麻生財務相は見当違い=デイリーFX
<デイリーFXの通貨アナリスト、クリストファー・ベッキオ氏>
日米欧7カ国(G7)の為替に関する声明は当初、円を一段と押し下げた。G7各国は金融緩和の強化など日本のデフレ不況対策が為替を目的としていないと認識していると麻生太郎財務相は発言したが、これは全くの間違いだったようだ。
G7高官は米株市場が開く直前のタイミングで、市場は声明を誤って解釈しているとし、円の過度な変動に対する懸念を示唆したと指摘した。また日本の政策が週末にモスクワで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の主要議題になるとの見方も示した。
これに反応し、円は上昇した。為替の過度な変動抑制を狙った声明で、逆に変動を増幅させたことは皮肉な結果だ。
(12日 ロイター)
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