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政治
【石原氏の質疑詳報(下)】「子孫のために環境問題アピールを」衆院予算委
2013.2.13 10:04
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財務相「個人金融資産はほぼ1510兆円だ。そのなかで現預金が800兆を超えている。そのお金がほとんど金利がつかないにもかかわらず銀行、貯金にたまっている状態が続いている。不景気と言いながら、金利がつかず、現預金、金融資産はさらに増え続けている状況だ。かたわら、政府が金を借りているが、銀行もしくは郵便貯金経由で国債を売るが、政府の借金がたまり、個人の預金がたまる。その状況にある。1992年から約20年にわたり土地が暴落し、株は89年から暴落した。当時は3万8915円が最高値だと記憶するが、一時7800円まで落ちた。国民の資産という名の動産が4分の3。土地も85%ぐらい、不動産も暴落した。デフレーションによる不況は、多分、戦後初めてだ。デフレによる不況を世界で初めて経験している」
「政府も学者も含めて、デフレ対策をやった経験者はゼロだ。デフレを勉強するなら歴史に学ぶ以外に方法はなかった。デフレを最近にやったのは1930年の高橋是清蔵相だ。いろんな経験を積んだことによって、今回、安倍内閣において金融緩和、財政の柔軟な出動と成長戦略を同時にやると。高橋是清の時にやっているが同じことをやる決意をしている。これで初めて今、寝ている金が動かさないとどうにもならない。そこが問題だ。個人が消費するか、民間が設備投資するかしないと動かない。そこをどう動かすかの刺激策が最大の課題になるだろう。まずは金融緩和からスタートし、財政を出動させ、プラスで成長戦略が加わって、はじめて消費となってくる。少しタイムラグはあると思うが、その方向で動かさないとならないと思っている」
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