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政治
【石原氏の質疑詳報(中)】「尖閣に灯台を造るべきだ」 衆院予算委
首相「私は常に鯉口を切っている印象を与えているところもあるかもしれないが、大切なことは尖閣について言えば、わが国の固有の領土であり、交渉の対象でもない。断固として、わが国は固有の領土、領海、領空を守っていく決意を示していくことだろう。万が一にも、実効支配を揺るがすことができるかもしれないと相手国に思わせることがあってはならない。その観点から来年度予算については、約11年ぶりに防衛予算を増やした」
石原氏「もっともっと」
首相「兵員については約20年ぶりに実増させたわけだ。また海上保安庁においてもそうだ。しっかりと相手に付け込む隙を与えないように、備えを確かなものにしていきたい」
石原氏「日本の防衛態勢には非常に大きな欠陥がある。ミサイルの問題だ。日本と相手の迎撃ミサイルの数はかなり違う。一度に20、30発打ち込まれたら半分ぐらいは打ち落とせるが、あと半分はできない。深刻に考えてほしい。搭載されているのは普通の爆弾だ。たとえば、仮に北朝鮮にしろシナにしろ、ミサイルが飛んできても、国会議事堂を全壊するような破壊力はない。核戦争はあってはならないし、そこまでシナも愚かではないと思うが、日米の防衛関係はきちっとする必要がある。集団的自衛権は当然表示して実行すべきだ。でないと、日本は孤立するだけで周りからも疎まれる」
「(元首相の)三木武夫は武器輸出を禁止する原則を作った。総予算の1%以内に防衛費をとどめろと。こんな論拠がない、センチメントが国是らしきものとしてまかり通っている。世界に例がない。これを当然変えることが安倍内閣の責任だ」
「日本は新しい技術を持っている。オバマ(米国大統領)は世界の核兵器をなくそうと言いながら、核のシミュレーションをしている。日本は『寄らば斬るぞ』という刀を持たなければならない。(戦略兵器の開発は)核と違って顰蹙を買わない。ぜひ考えていただきたい。いかがか」
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