政治【石原氏の質疑詳報(上)】「暴走老人が戻ってきた」 衆院予算委+(4/5ページ)(2013.2.13 08:24

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【石原氏の質疑詳報(上)】
「暴走老人が戻ってきた」 衆院予算委

2013.2.13 08:24 (4/5ページ)
衆院予算委員会で質問に立つ日本維新の会の石原慎太郎共同代表=12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

衆院予算委員会で質問に立つ日本維新の会の石原慎太郎共同代表=12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

 こういう憲法が破棄も廃棄もされない。吉本隆明の言葉ではないが、『絶対平和』という一種の共同幻想で日本を駄目にした。首相はそれを考えて、憲法をできるだけ早期に大幅に変えて、日本人のものにしてほしい。そのためには、いかなる協力もする。うかがうが、第1条に『天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴である』と書いてあるが、象徴の具体的な意味はどう解釈するか」

 首相「象徴というのはいわば、日本国において権力を持つ存在ではなくて、日本の長き歴史と伝統、文化と日本国民を象徴する存在だと理解している」

 【靖国神社参拝

 石原氏「大まかには正しい。具体的に言うと、天皇はプリースト・キングだ。神道の大司祭だ。神道は普通の宗教と違う。人間の崇高な感性というか情念というか、そういったものの結晶だ。熱心なカトリック教徒の曽野綾子さんが伊勢神宮に行って、『これが日本だと自覚した』とエッセーに書いた。神道の大司祭者である天皇は、日本の感性がもたらした文化の象徴だ。決して政治の象徴ではない。それに付随したことだが、首相は今年、靖国神社に参拝するか」

 首相「靖国参拝について、私はいたずらに外交的、政治的問題にしようとは思っていない。だから、私が靖国に参拝するしないということについては申し上げないことにしている。一方、国のリーダーがその国のために命をかけた英霊に対し、尊崇の念を表するのは当然だろうとも思っている」

 石原氏「なかなか分からないような分かるような…。私は行かなくて良いと思う。あなたが行くと結局、政治問題になる。

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衆院予算委員会で質問に立つ日本維新の会の石原慎太郎共同代表=12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)
衆院予算委員会で首都圏の管制区の模型を示しながら質問に立つ日本維新の会の石原慎太郎共同代表(左)。右は安倍晋三首相=12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

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