政治【石原氏の質疑詳報(上)】「暴走老人が戻ってきた」 衆院予算委+(2/5ページ)(2013.2.13 08:24

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【石原氏の質疑詳報(上)】
「暴走老人が戻ってきた」 衆院予算委

2013.2.13 08:24 (2/5ページ)
衆院予算委員会で質問に立つ日本維新の会の石原慎太郎共同代表=12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

衆院予算委員会で質問に立つ日本維新の会の石原慎太郎共同代表=12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

 【憲法改正

 「さて、首相が(自民党)総裁選に出る前に、非常に心強い思いをして期待した。まずこの国の今日の混乱、退廃に導いた大きな原因である現行憲法について聞きたい。人間社会に存在する規範は結局は、人工的なものもあるだろうが、人間の歴史の原理にのっとっている。戦争の勝利者が、敗戦国を統治するために作った即成の基本法が、(米国に)統治された国が独立した後、数十年にわたって存続している事例は、私は歴史の中でみたことがない。もし、日本という独立国の主権者、つまり最高指導者の首相がこの歴史の原理にのっとって、かつて勝者が一方的に作った憲法を認めずに廃棄するということを宣言したときに、これを阻む法律的限界はあるのか。日本の憲法をいかにお考えか」

 首相「確かに今、石原先生がおっしゃったように、現行憲法は昭和21年に日本がまだ占領時代にある中で、マッカーサー私案が作られた。マッカーサー私案は毎日新聞にスクープされるが、スクープを見たマッカーサーが怒り狂い、日本に任せておくわけにはいかないということで、ホイットニーに命じた。ホイットニーは2月4日に、(連合国軍最高司令官総司令部の)民政局次長であるケーディスに『2月12日までに作れ』と命じて、ほぼ8日間、1週間ちょっとで作り上げたのが現憲法の原案だったわけだ。それが現行憲法のもとであると認識している」

 石原氏「その憲法を、日本の最高指導者であるあなたが廃棄すると仮に言ったときに、これを法的に阻害する根拠は実際ない。それに加えて最近、北朝鮮は核開発に着手している。

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衆院予算委員会で質問に立つ日本維新の会の石原慎太郎共同代表=12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)
衆院予算委員会で首都圏の管制区の模型を示しながら質問に立つ日本維新の会の石原慎太郎共同代表(左)。右は安倍晋三首相=12日午後、国会・衆院第1委員室(酒巻俊介撮影)

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