火災減少 救急は過去最多 郡山広域消防
郡山地方広域消防本部管内の昨年1年間の火災は127件で前年と比べ42件減少し、過去20年間で最も少なかった。
また、救急出動は過去最多の1万7212件で前年より37件増えた。
搬送人数も最多の1万5894件を記録した。
13日までに同消防本部がまとめた統計で明らかになった。
防災無線や広報車などで空気の乾燥する日に、たき火の禁止を呼び掛けた広報活動の効果があったとみられる。
主な原因はたき火が17件(前年比14件減)、こんろが13件(同7件増)、放火・放火の疑いが10件(同16件減)と続く。
市町村別にみると、郡山市が98件で前年より28件減ったのをはじめ、田村市と三春、小野両町でいずれも減少した。
死者は10人(同3人増)、負傷者は33人(同18人増)でともに増加した。
死者者のうち、自殺を除いた4人が高齢者で、いずれも昨年6月で設置が義務付けられた住宅用火災警報器を設置していなかった。
救急出動と救急搬送人員はともに過去最多を記録した。
全国的に増加傾向にあるが、東京電力福島第一原発事故の影響で避難した住民による人口増が原因のひとつとみられる。
急病による搬送が1万1225件(同74件減)で全体の6割を超えた。
交通事故による搬送は1683件で70件増えた。
搬送者の57%は入院の必要のない軽症。
中等症が32%、重症が9%、死亡が2%で割合は昨年とほぼ同じだった。
2013年02月13日 13時12分 配信
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