［経済］ヨドバシ梅田北側の１５０メートル新ビル計画を承認　大阪市都計審（2013.2.13 21:17）

　大阪市の都市計画審議会は１３日、ＪＲ大阪駅前の家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」（大阪市北区）が同店北側に、高さ最大１５０メートルの複合商業ビルを建設する計画を承認した。ビルの２階外周部に歩行者用デッキを整備することを条件に、建物の高さを決める容積率を１２５０％に緩和する。投資額は約５００億円で、平成２７年度の完成を目指す。

　新ビルを建設するのは現在、駐車場となっている約７千平方メートルの用地で、ホテルや商業店舗、オフィスが入居する予定。近接する大阪新阪急ホテル（同区）が入居する可能性もある。

　合わせて新ビルとマルチメディア梅田を囲む形で歩行者用デッキも整備する。ＪＲ大阪駅や４月に開業する複合ビル群「グランフロント大阪」を結ぶ“空中回廊”となる。

　同用地はヨドバシが平成９年に落札したが、マルチメディア梅田の開店後は、グランフロント大阪などの開発状況を踏まえ、ビルの建設が先延ばしになっていた。グランフロント大阪などの開業を視野に、大規模複合商業ビルの開発で存在感を高める考えだ。