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風疹大流行 予防接種呼びかけ2月7日 17時38分
妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがある「風疹」が大流行していることから、東京・世田谷区は急きょ、ポスターを作り、妊娠を希望する女性や妊婦の家族などに予防接種を受けるよう呼びかけています。
風疹は去年から関東や関西を中心に大流行し、母親が妊娠中に感染することで心臓や耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」の赤ちゃんが去年10月以降、6人報告されています。
ことしに入ってからは、特に首都圏を中心に感染が広がり、東京では今月3日までの5週間で新たに風疹と診断された患者の数は168人で、去年の同じ時期の24倍となっています。
その8割近くが男性で、その多くが、子どもの頃に風疹の予防接種を受けていない20代から40代の男性です。
このため、世田谷区は急きょ、妊娠を希望する女性や妊婦の夫、同居する家族にも風疹の予防接種を呼びかけるポスターを1000枚作りました。
そして、区内の医療機関や公共施設などに貼り、赤ちゃんを風疹から守るよう呼びかけています。
世田谷区の感染症対策課の松本加代課長は「例年は患者が少ない冬の時期に、これだけの患者がいるということは、これから春に向かってさらに患者が増えるおそれがある。予防接種でしか防げない病気なので、ぜひ接種を受けてほしい」と話しています。
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