大阪・高2自殺:桜宮高、バレー部顧問も懲戒 再び体罰、停職6カ月
毎日新聞 2013年02月13日 大阪夕刊
大阪市立桜宮高校の体罰問題で、市教委が男子バレーボール部顧問の男性教諭(35)について停職6カ月の懲戒処分を決めたことが、関係者への取材で分かった。この顧問は11年、部員への体罰を理由に停職3カ月の処分を受けたのに、昨年11月に再び体罰をしていた。
部員の生徒が自殺したバスケットボール部の顧問(47)については、既に懲戒免職の処分が決定。市教委は今後、常習的な体罰の疑いがあるサッカー部の顧問や、管理責任のある校長らの処分も検討する。
バレー部顧問は11年9月、部員6人を1年3カ月間に計253回、たたいたり蹴ったりする体罰を繰り返したとして、停職3カ月の処分を受けた。研修を経て12年春に復帰したが、同年11月の練習中、指示通りに動かない男子生徒の頭を2回たたいた。校長は当時、顧問に注意したが、市教委には報告しなかった。バスケ部の体罰問題が発覚後も、校長や顧問は体罰の事実を隠していたが、先月10日に一転して認め、謝罪した。【林由紀子、津久井達】