2013/02/13 ※サイトで読む 配信中止はこちらから
DIGITAL LANCER
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SPECIAL
2013年末にPS4はブレイクするか?
 先週も気になるニュースが飛び込んで来ました。ソニー・コンピュータエンタテインメンが新型「プレイステーション4(PS4)」を今年の末にも発売するそうです。

 正式発表は2月20日と言われておりますが、公式サイトでも雰囲気を盛り上げていますね。

 ただ、爆発的ヒットは難しいのでは? という気もします。PS2や、PS3が大きな話題を集めたのは、発売当時に、それらがあまりゲームに興味のない人にとっても魅力のある製品だったからというのもありました。PS2はDVDの再生機として、PS3はBDの再生機として、発売当時はダントツに優秀な性能をもっていて、一般人にとっても大きな技術革新のある商品だったんです。

 PS4では、ソニーなどが鳴り物入りで開発していたマイクロプロセッサ「Cell(セル)」も搭載されないようですね。発売当時、「Cell」といえば、高速な最新プロセッサというイメージがありましたが、PS4で使わないとなると、「Cell(セル)」という言葉が古臭いイメージになってしまうのかな。東芝のテレビ「CELL REGZA」も今年の末には名前を変えるのでしょうか? など余計なことが頭に浮かんでしまいます。

 また、PS4では、ソニーが昨年買収したガイカイのクラウド技術を使うということですが、一般人はゲームに画質を求めませんから、高スペックにしたことで値段が上がることを敬遠するかも。 さらに、もうひとつ、根本的なニーズとして、ゲームや映画コンテンツのコアなマニアでないと、もはやテレビの前どかっと座ることも少なくなっているのでは?

 もちろん何をするにも、ディスプレイは必要なのですが、ゲームも含め、メインとなるのはやはり小型・高精細なパーソナルユースに即した商品が必要になるような気がします。

 そんな中、やっぱ Apple は、かっこ良さげな腕時計型のディスプレイを開発しようとしているようです。詳しい分析は、今週の中島聡の記事を是非ご覧ください。

 では、今週も最新デジタル商品の情報がつまった Digitl Lancer をお楽しみください。
 
LANCER'S EYE
Disruptions: Where Apple and Dick Tracy May Converge
〜中島聡の「週刊Life is Beautiful」〜
 Apple がフレキシブル・ディスプレイを使った腕に巻き付けるタイプのデバイスを開発している、という New York Times による報道です。

 Apple は、さまざまなプロトタイプを作った上で、その中で本当にユーザーに価値が提供出来ると判断したものだけを実際の商品にすることで知られています。その意味では、ウェアラブル・コンピューティングに関しても、色々な実験をしているだろうことは想像できます。

TOPICS
 アプリケーションの開発者からすれば、そんな腕時計型のデバイス向けに専用のアプリを開発するというよりは、iPhone/iPad 向けのアプリから、Bluetooth などを介して、このデバイス向けに Notification を表示する、などの仕組みの方がすぐに価値を発揮できるし、現実的でもあると思います。Apple TV のように「外部ディスプレイ」として活用するのです。

 また、単なる出力だけでなく、Nike の FuelBand のように加速時を測定する仕組みを持たせれば、健康管理に使ったり、体の動きを認識する新しいタイプのアプリケーションを開発したり、という可能性も広がります。カメラを搭載するのも面白いと思います。

 ちなみに、Apple が Google Glass のようなデバイスを出す場合にも、同じアプローチが理にかなっているように思えます。独立したウェアラブルなコンピュータを複数身につけるのではなく、ウェアラブルな I/O デバイスを Bluetooth で有機的に接続して、iPhone アプリからコントロールする、というイメージです。

 いずれにせよ、今後10年間は、この分野での開発競争が激化すると私は見ています。ここまで完成度の高まったスマートフォンを「劇的に進化させる」ことは簡単ではありませんが、ウェアラブル・コンピューティングの開発競争は始まったばかりです。
中島聡
マイクロソフトでWindows95、98Explorer 3.0/4.0 のチーフアーキテクトなどを務めたのち独立。
現在は株式会社UIE ジャパンの代表取締役を務める。
有料メールマガジン「週刊 Life is beautiful」では最新のコンピューターニュースや経営について解説。
また、プログラミング技術など読者の質疑応答のQ&Aコーナーも好評。
 
 
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COLUM
COLUM
“まとめサイト”のうのみは危険!
分かりやすさの裏に潜む影
誠Biz.ID
 このごろ「NAVERまとめ」やいわゆる「2chまとめサイト」といった“まとめサイト”が、新たな情報源として定着しつつある。

 分かりやすくて見やすいのがその魅力だが、情報を一部に切り取り、大げさに脚色した内容の記事も多い。そのため、まとめサイトの情報をうのみにすると、事実を見誤りやすいのだ。魅力の裏には、そんな危険が潜んでいる。

 情報量が激増し、SNSでは炎上が相次ぐなど、昨今のインターネットはますます難しさを増している。そんなネットとの付き合い方を、ネット黎明期から約10年以上個人サイトを運営する“ネットのベテラン”の知見に学ぶ本連載。最終回となる今回は総括として、ネットの歴史を振り返りながら、トレンドの“まとめサイト”をめぐるユーザーリテラシーについて考える。

【盛り上がりの一方で、ひどい情報も増えてきた】
 ネットユーザーの情報源というと、ネット黎明期の2000年ごろは個人ニュースサイトが主力だった。だが今やその役割は、“まとめサイト”やネットの話題を取り上げる“ネットメディア”などに取って代わられた。長年個人サイトを運営してきた“ネットのベテラン”たちは、この変化をどう感じているのか。

 そこで“ネットのベテラン”こと、「虚構新聞」のUK氏、「絵文録ことのは」の松永英明氏、「まなめはうす」のまなめ氏に意見を聞いた。

まなめ氏のコメント
「ユーザーの増加は、この15年を通して本当に実感していますが、個人ニュースサイトの読者層自体はあまり変わっていないですね。ただ、ユーザーが情報収集する場所は大きく変化しました。今ではTwitterやソーシャルブックマークを使えば誰でも情報を発信できますし、共有するのも簡単ですよね。加えて、まとめサイトも影響力を持つようになりました。かつては個人ニュースサイトが求められていた時代があったんですが、その時とは状況が異なります」

UK氏のコメント
「2000年ごろは、新聞社のサイトや個人ニュースサイトがネットユーザーの情報源になっていましたが、最近ではまとめサイトがそれに代わっています――
続きはコチラから
効率アップ、クオリティアップのためのデジタル仕事術『誠 Biz.ID』より
 
BUSINESS
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ネットと親和性の高い顧客層とは?
永江一石氏のメルマガより
【質問】
 Facebook の新検索「Graph Search」の新サービスについて、永江さんの見解を教えていただきたいです。自分としては、あまり流行らないのではないか?と思っています。
 今までどおり、グーグルで「泣ける映画」とか「有楽町 ラーメン」とか、そういう調べ方で十分のような気がするんですよね。反面、職業情報みたいな、個人情報に直結するものは有効かもしれませんが。いかがでしょうか?

【回答】
 正直に言うと自分にとって Facebook の一番嫌な点は、情報弱者が搾取される様子をまざまざと見せつけてくれるところ。偽物を買わされ、情報商材を買わされ、馬鹿セミナーの餌食にされ……。自分は引っかからなくてもたくさんの人が引っかかってるのが安易に想像できる点です。そして一番嫌なのはそれを知っていてそのまま放置する管理体制です。

 ユーザーがどうして欲しいと思う機能ではなくて、開発者が面白そうだから開発したいものを優先しているという感じがします。ここしばらくブログで Facebook を dis っていたのですが、世界でもアメリカとインドネシアという登録者上位2国は登録者数が減少に向かい、日本も減り始めました。

 戦闘で人を殺すと、大概は罪悪感を覚える。逆に殺すことを楽しむ者もいて、約2%の人間が「生まれついての殺し屋」といわれる。これらの人々が殺傷した敵兵のおそよ50%を仕留めているということらしいのですが、同じように2%くらいの人たちは人を騙して金を稼ぐということを楽しんでいるように思います。こうした人たちが Facebook の熟成とともに行動をフルに発揮し始めているわけです。まだ7年くらいの歴史で、日本ではたった3年です。いま優先すべき開発は、この2%の人をどうやって排除するかということだとユーザー側は期待するんですが、開発者としては興味が無い部分なんではないでしょうか。

 Graph Search が正式リリースされれば、さらに詐欺はしやすくなります。しやすいから架空 ID は増えるでしょう。ソーシャルのスラム街になりかけているわけですよ。mixi が衰退したのも出会い業者の猛攻で足跡機能が麻痺してしまい、出会い業者を排除するためにその機能ごとなくしたみたいなのが致命的ですよね(諸説ありますが)。日本の Facebook も同様に出会い業者に駆逐される日が近いのではないかと思うんです。
 このサービス発表の翌日、Facebook の株は大幅下落。一般の人たちは失望して株価に影響したんですね。
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FUTURE
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すがやみつるのデジアナガジェット
『ぼくのPC遍歴』
すがやみつる氏のメルマガより
≪02/06号からのつづき≫
 1979年の年末に購入したMZ-80Kに没頭する日々を過ごす中、翌年1月に『ゲームセンターあらし』の第1巻が発売されたのです。
 当時の新書判コミックスの最小ロットは2万5000部でした。『ゲームセンターあらし』第1巻も2万5000部が印刷され、全国の書店に並んだのですが、なんと、発売日の午前中に売り切れるという事態が生じたのでした。作者はもちろん、編集部も予期せぬことで、午後には緊急会議が開かれ、4万部の増刷が決定したのです。
 この日が、大げさにいうと人生の転換点になりました。初めて自作マンガが「ヒットした」という実感を味わうことになったのです。それまでも『マシン刑事999』や『ラジコン探偵団』のコミックスは、地道に増刷を重ねていましたが、その後の『ゲームセンターあらし』の売れ方は、まさに爆発的でした。
 コミックスの売れ行きに気をよくした編集部は、「別冊コロコロコミック」を創刊して、『ゲームセンターあらし』の100ページ読み切りを掲載したり。もちろん少しでも早くコミックスを出すための手段でした。
 この年、『ゲームセンターあらし』は第5巻までが発売され、総計100万部を突破することになるのですが、実は、そんな忙しさに巻き込まれながらも、ぼくの頭の中は、パソコンのことで一杯。100ページという長篇を描きながらも、帰宅すれば朝までプログラミング。追加メモリーも20KBのものが2万5000円になったときに購入し、ついに『スタートレック』のプログラムも組み上げました。
 プログラムを組んでいると、ときには「Syntax Error」も出ますが、それでも結果がすぐに出るのは、実に楽しいことでした。
 オセロゲームのプログラムを組んでいると、BASICでは死ぬほど判定に時間がかかるため、その思考部分だけマシン語にしたり……といったことも始めました。実は、この頃、どんなプログラムを組んだかは覚えていますが、同じ頃に描いた『ゲームセンターあらし』の内容は、ほとんど記憶にありません。
≪次回につづく≫
ゲーム・PCマンガのパイオニアすがやみつるさんが最新情報やガジェットの歴史を解説!
すがやみつるの「おとなの学び方」マガジン
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PERSON
PERSON
PC市場の革命児
Michael S. Dell
マイケル・S・デル
『ナイスプレーをして必ず勝つんだ』

 マイケルはダイレクトマーケティングの手法を生かし、できるだけ安い互換機をユーザーに提供しようと試みた。

 彼の手法は卸元から余剰製品を大量に買い取り、メモリやディスクドライブの増強など付加価値をつけて販売するものだった。

PERSON

 1984年にデル・コンピュータを設立。以来、ヒューレット・パッカード社と激しい競争をして巨大な2大メーカーになった。

 テキサス州オースチンのオフィスで、忙しい合間を縫ってたった5分で若々しさみなぎる彼を撮影した。

若き日のジョブズやゲイツを収めた写真集
小平尚典「e-face」IT 革命の先導者たちより掲載
電子写真集『シリコンロード』は、iPhone・iPad アプリ「グリフォン書店」にて絶賛発売中。
 
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【デジタルランサー】2013/02/13 号(毎週水曜日発行)
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スタッフ :本村彰英
 
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