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入学編
入学編Ⅵ
あのあとナギサは和也としばらく雑談をして自分の家へと戻っていた。帰る間際にナギサが「今日は早く寝るんだよ。」と言って帰っていたので、和也は特にすることもないのでそれに従うことにした。しかし、和也は眠りにつけづにいた。ここで補足しておくが和也は基本どこでも眠れる人間である。
そんね彼が眠れない理由は男子高校生にふさわしいものだった。
(あれ、よく考えたら明日のナギちゃんと遊びに行くのてデートじゃないか。)
その瞬間和也の頭のデートの言葉の意味が浮かんだ。
【デート】(英date)日付。異性と待ち合わせて会うこと。またその約束。
和也はこの時ばかりは自分の記憶力が良く回転の早い頭を恨んだ。
(いやいや待て待て。落ち着くんだ僕。昔だってこんな感じでよく遊んだじゃないか、でもその時は子供だったし、今は僕だって大人らしくなったし性格云々とかは、そうい

ったらナギちゃんも女性らしくなったよな。身長は僕のほうが若干高い、その・・・・・・胸だって・・・・・・おいおい、いやいや別に邪ま(よこし)な意味ではなく成長したと面で見ててでも僕の中学校のクラスメートの女子よりも膨らみがあるなぁ。あれ、なんか話が変わってないか――。)
結局和也はこの日朝までかけてこんなことを考えていたせいで一睡もしていなかった。

「ふぁ~~~。」
和也は朝食で使った食器を洗いながら大きなあくびを一つした。
ちなみに一睡もしないのはまずいと思い。一時間ほど寝た。
そのせいもあり今日は朝の修錬をしなかった。そのことを和也は心の中で縁に深く謝った。
今日はナギサが和也を呼びに来るようになっていた。
食器を片付け終えた和也は椅子に座っていた。
けれどあまりの眠さに何度も寝てしまいそうになったため家にあるカフェインを全て飲み尽くした。そのせいで今日和也が眠れなかったのはまた別の話である。
「おーい。カズにぃ迎えに来たよ。」
カフェインをありたけ飲んだ和也は眠気から解放されていた。
「はーい。」
ドアを開けたさきにはナギサがいた。服装はワンピースとミニスカートのコーディネート。一方、和也はこれといったとりえがない大衆ブランドの黒のTシャツの上に同じく黒のシャツ。ズボンもそれに統一して黒のジーンズ。はっきりいって華がない。その服装をみたナギサは少し驚いきながら口を開いた。
「カズにぃ。犯罪はだめだよ。」
なんでだよとツッコミたかったがこの服装ではさすがにそれが出来なかった。
そのあとナギサにより服装を改善をされた和也は目的地であるショッピングモールに電車に乗って向かっていた。電車は一時間もかからずに目的の駅に着いた。その前に軽く和也の住んでいる所の周辺を案内してくれた。
目的地は駅の近くにあり徒歩で一、二分で着く距離だった。
和也は目的地のなかに入りナギサのほうも見た。
「ねぇ。ナギちゃんどこに行くの。」
和也がナギサのことをナギちゃんと言っていたことにかなり驚いていた。
「僕がナギちゃんのことをナギサて呼ぶのは学校でだけだよ。プライベートのときは一切関係ないよ。」
そう付け足すとナギサは少し頬を赤めてしまった。
「それでどこに行くの。」
再度和也はが尋ねるとナギサは答えた。
「うん。ちょっと洋服をみにいきたいんだけど。」
和也は改めてナギサを女の子になったんだなと思った。
「分かった。で、どこにあるの。」
和也とナギサはナギサがここのことを良く知っていたおかげで広い店で迷うことはなかった。

「どう。似合うかな。」
そこには洋服を試着していたナギサが和也に感想をきいていた。
「うん。似合っているよ。」
褒め言葉としては最高だったけどナギサ少しムスッとした感じになった。
「さっきからどんな服を着てもそれしか言わないじゃない本当にそう思っているのカズにぃ。」
「安心して僕は逃げも隠れもするけど嘘はつかないから。それにナギちゃんはなにを着ていてもかわいいし。」
その言葉にナギサを顔を真っ赤にした。
「そのなかでも最も似合っていたのはこれかな。」
和也が指さした服をみたナギサが間髪いれずにそれをレジに持っていた。
いままで試着した服を片付けるのを忘れていたので和也はしかたないなと思いながら片づけを始めた。
「ただいま。あっ、カズにぃごめんなさい。」
「気にしなくていいよ。」
そのあとナギサも片付けに参戦したおかげですぐに終わった。
洋服屋をあとにした二人だった。

「ねぇカズにぃ今さっき、お会計しているとき会計さんの女の人がね。カズにぃのことをわたしの彼氏さんて言ってたんだよ。」
「へぇそれはまたすごい勘違いだね。」
「・・・・・・うん。」
「どうしたの。」
「ううん。なんでもないよ。じゃさあ。もし、わたしがカズにぃの彼女だったらどう思う。」
それに和也は一瞬考え口を開いた。
「うれしいと思うかな。ナギちゃん可愛いし、料理の腕もいいし、性格もいい。理想の彼女だよ。まあもしもの話だけどね。」
「そう。」
ナギサはなぜか顔を下に向けた。

「そ、そうだカズにぃはどこに行きたい。わたしのいきたい所に行ったから次はそっちの番だよ。」
和也はそうだなと呟き少し考え言った。
「本屋に行きたいかな。」
「うんそれじゃ行こう。」
ナギサは和也の手を握り駆け出した。
「ちょっ、ナギちゃん手、手。」
和也の情けない声はまったく通用しなかった。

「ねぇ、カズにぃは本屋でどんな本買うの・・・・・・まさかエッチ本。」
「なにを勘違いしてるんだよナギちゃん。」
ナギサと和也は駆けるのをやめて、歩いていた。手を繫いだまま。無論和也は抵抗したがそれも無駄であった。
和也はもうどうとでもなれといった感じだった。
「僕はそんなもの買うきもないし持ってもないよ。」
「本当かな。」
「本当だよ。」
しかし実はそれは嘘であった。
彼も異能者である以前に純粋な男子である。
そんな彼も一冊だがその手の本を持っていた。今は本棚の奥底に隠している。
「今日はただの新刊のあさり買いだよ。」
「これまた豪華ことするんだね。」
「小遣いは結構ためていたからね。」
それは本当のことであったが、彼にはそのほかにも毎月両親からとどく仕送り兼お小遣いとこれも毎月国からもらえる援助金がある。野菜は送ってもらっているから、食費もあまりかからないよってそのほとんどが和也のサイフにいく。
「あっ、着いたよ。」
それは本屋の大手のチェーン店だった。
和也の実家の近くにもあり、和也には馴染み深い店だった。
「それじゃ、僕は本を探しに行くから三十分後この店の入り口で。」
和也は待ち合わせの時間と場所をナギサに伝え、和也はその場を立ち去ったが結局ナギサは和也についてきた。
和也が今回買おうと思っているのは魔法に関係するものだった。和也は魔法に関する知識はゼロに等しかった。義務教育期間中にも多少は習うが意味がないと思い全く勉強をしなかった。
二十分くらい物色して、買うものあらかた決めた。
次に娯楽用の漫画本と文庫本を適当に選び会計に向かった。
「ただいま。本書店では千円ごとのお買い上げに一回、福引が出来ます。がんばってください。お客様は三回ですね。」
そ言い終わると店員は福引用のタブレットを取り出した。今の時代の福引はだいたい電子型になっている。
和也はどうせはずれると思いながらタブレットをタッチした。
一回目・・・・・・ハズレ
二回目・・・・・・ハズレ
三回目・・・・・・アタリ
和也はラッキーと思ったがそれが次の瞬間アンラッキーに変わるが
「えーと。三等賞はこちらですね。」
三賞の景品を取り出した店員は「嘘でしょ。」とでも言いたい風だったがなんとか営業スマイルを保っていた。
一方和也は自分がどんな景品をもらえる楽しみにしていた。
「どうぞ。」
そして渡されたものをみて髪留めだった。
しかも女性専用のものだった。デザインは音楽記号のffフォルテシモだった。
残念がった和也を見て店員が慰めの言葉をかけた。
「彼女さんにあげてみてたはどうですか。」
その提案に和也は彼女はいないけど。ナギちゃんにでもあげるかと和也は考えた。幸か不幸かナギサは今和也の隣にはいない。
「そうさせていただきます。」
といいナギサを探しに行った。
ナギサは簡単に見つかった。
占いなどが置いてあるコーナーにいた。
しかも真剣に本を読んでいたので話しかけにくかったが和也は話しかけた。
「ナギちゃんそろそろ行くよ。」
「え、あわ、わっ、えっと・・・・・・なにカズにぃ。」
「そろそろ行こうと思って。それとナギちゃんなに読んでるの」
和也は何の躊躇ためらいもなくナギサが読んでいた本を除いた。
「へぇー。ナギちゃんも恋愛に興味もつようになったんだ。」
ナギサはが読んでいたものは恋占いの本だった。
「結果もでてるじゃん。なになにあなたの思い人はあなたが好意を寄せていることに気づいていないでしょだって。全く誰だれだよその朴念仁ぼくねんじんは。」
「・・・・・・。」
ナギサは無言で立ち去った。
和也は一瞬なにが起こったのか理解に苦しんだが、とりあえずナギサを追いかけることにした。
「待ってよナギちゃん。」
「・・・・・・。」
そのあと和也は何度もナギサに追いかけながら話しかけていたが全て無視されていた。
その中和也とナギサは十字路に差し掛かっていた。
これは神様のいたずらなのか、和也から見て正面に当たり前だが私服の飛一郎、左方に姫華と衣瑠香がいた。
五人はお互いの顔を見合わせ、
「「「「「どうしてだよ。」」」」」
五人の声は重なった。

五人はちょうど昼食どきとあった入学式の時に寄ったファーストフード店にいた。もちろん別の店舗のだ。
「それで和也君とナギサちゃんはなにしてたのもしかしてデート?」
「違うよ。」
姫華の質問に和也は静かに答えた。
「それで、姫華たちはなにをしてたの。」
「私と衣瑠香はただ遊びにきたかな。」
「俺はだな・・・・・・。」
飛一郎が何か言おうとする前に
「どうせアンタのことだから。いかがわしい、本とか買っていたんでしょ。」
「そうだったのか飛一郎。なあ、僕はどうやらお前を見つめなおさなきゃいけないようだ。最悪話しかけないでくれ。」
和也が真剣な顔でそんなことを言うものだから飛一郎も必死になり始めた。
「違うんだ。和也は俺はただな、映画見に来ただけだ。それ以上でそれ以下のこともしていない。」
飛一郎をいい感じにいじった和也と姫華であった。
「そういえば、妖刀はどうしたんだ。」
飛一郎が話題を変えにでた。
「置いてきたに決まってんだろ。」
和也は当たり前だろうといいたげに言った。
そのなかでも和也はナギサに話しかけるがほとんど無視という結果だった。
しかしそれを打ち砕く一つの銃声がモール中に響きわたった。
和也はすかはず店からでて銃声がしたほうを見た。
そこには武装をした何人かの人がいた。
それとともに放送が流れた。
「我々は「グランシェ」、反魔法社会団体。魔法優先社会を壊すべき存在する。しかし我々も資金面では苦しい状況である。今日本政府にこのことを我々は伝えた。そこでここにいる貴方がたに協力してほしい。諸君らは形だけの人質になってもらいたい。素直に言うことを聞いてくれでば安全を保障しよう。考える時間を二十分与える。我々の言うことを聞くものは食品売り場まできてくれ、懸命な判断をすることを祈る。」
そこで放送は終わった。
あたりを覆いつくしたのは混乱と戸惑いだった。
けれど、その中でも冷静なものもいた。
「どうする和也。」
いつのまにか和也の周りに五人がいた。
「たぶん。安全のほうは確実だと思う。だけど僕はあれに従うきはないよ。飛一郎たちは指図に従ってくれ。」
それを聞いていたのか和也以外の四人はいつの間にかMCAを手に持っていた。
「は~全く。しかたないな。だけどこれだけは先にいっておく僕は四人を全員守ることは不可能だからな。」
「バカか、和也そんなの全員覚悟してるぜ。」
和也は一つため息をはいた。
「着いて来いバカども、策はもう練った。」

和也が来たところは今日の午前中に来た本屋だった。
「和也本当にここでいいのか。これといった武器もないのに。」
「なにいってるんだ武器はこの本棚だよ。それに最初の一人目は生け捕りにして拷問しなきゃいけない。ここには防音の部屋があるから拷問で多少の声を上げても大丈夫だし。」
和也はそこでニヤリと笑った。
それを見た飛一郎は苦笑いしていた。
ただ彼はこれだけは思った和也を敵に回さないほうがいいと。

放送から二十分後

一時間前まで賑やかだったショッピングモールは静寂に包まれていた。
和也は《透視能力》で壁越しの景色を見ていた。
本屋にテロリストが来るのに時間はかからなかった。
目標は二。
二人は本屋に入るなり二手に分かれた。
そのうちの一人が和也の所に来た。
和也はギリギリまで隠れ、絶妙のタイミングで飛び出し。
みぞに拳をいれた。
みぞは人間がどんなに頑張っても鍛えられない部分の一つである。
運がいいことに相手は防弾チョッキの類を着ていなかった。
別の方から本棚が倒れる音が聞こえた。
和也はそこにもぬかりがなく防音の魔術術式を展開させていた。
「あつかれ。ナギちゃん。」
和也は機嫌が直ったのを確認したが機嫌のほうは少し直っていた。
和也達は自分たちが捕まえた獲物をもって合流した。
「とりあえずこの二人は僕に任して。」
和也は二人を防音部屋という名の地獄に引きづりこんだ。
そこから聞こえる断末魔でなにが起きてたのか想像がついた。

「それで、残りのテロリストの数は十人。そのうちの三人が食品売り場の警備。五人が正面玄関で今交渉中らしい。そして見回りはあの二人以上。」
和也が報告し終えるとテロリスト側が持っていた無線機が鳴った。
「こちら本部定期連絡を。」
それに和也が迷わず手をとった。
「こちら。異常なし。」
そう答える和也の声は和也の声ではなく、この無線機の持ち主の声だった。
「了解。」
それで通信はなんなく終了した。
「カズにぃ。今のなに。」
機嫌を直したか分からないがこのときばかりはそのことを忘れていた。
「声帯模写だよ。」
ここで和也は内心まさかと思っていた。これはいつか役に立つからと縁に習得させられたものだった。
「それでこれからはどうしますか、和也さん。」
忘れかけていたがここには衣瑠香もいたのだ。
「とりあえず、飛一郎と姫華と衣瑠香は食品売り場に行ってくれ。対処は二人に任せる。僕とナギちゃんは正面玄関。ナギちゃん後方で広範囲魔法の発動の準備をして欲しい。僕が合図をしたら、それを起動させて欲しい。」
「待ってカズにぃそれじゃカズにぃが・・・・・・。」
「僕は大丈夫。いざってとっきは《瞬間移動テレポート》を使うから。心配はいらない。それじゃ作戦開始。」

「ねぇ。カズにぃあれは本当にするの。」
「ああ。たのむ。」
「でも、もし失敗したら。」
和也はナギサの頭をすこし強めになで言った。
「安心しろ。僕はちゃんと帰ってくる。」
和也はそう言い残して正面玄関に向かった。

「政府の対応は。」
テロリストのリーダーが仲間の一人に聞いた。
「返答は変わりません。」
「ちっ、やっぱり一人、二人殺すしかないか。」
「おい。なにしにきたガキ。撃つぞ。」
しかしその少年はそれ臆することなく前に進んでいた。
「あのすいません。あなたがここのリーダーですか。」
その少年は和也だった。
「ああ、私がリーダーだ。」
「ではお願いがあります。おとなしく投降してくれませんか。」
和也のその提案にもちろんのるはずもなかった。
「ちょうどいい。見せしめに何人か殺そう思ったんだよ。お前ら構えろ。」
和也に五つの銃口が向けられた。
「撃て。」
その言葉で五つの銃口が火を噴いた。
しかし発射された弾は和也に当たらず。和也の前に集められた。
磁力操作マグネットコントロール
その名の通り磁力を操る超能力である。
鉛は磁力に引き寄せられるものである。
和也は集められた弾を自分の手元に集め、弾が集められた手を振り払った。
そしていくつもの弾がテロリストの近くに飛んできた。しかしそのどれもが当たらなかった。いや当てなかったのだ。
「次は当てます。」
「ふざけるな。」
和也の警告を聞かずに一人が発砲してきた。
それを和也はなんの造作もなくさっきと同じことをした。
しかし今度の飛んでくる弾は撃ってきたテロリストの両肩に命中した。
これで一人完璧に銃が持てない状態になった。
「さぁ、無駄な抵抗はやめてください。」
「まだだ。こちらには人質がいる。」
「残念ですが。そちらはもう制圧されていますよ。」
「なに、ことら本部今の状況は。」
「三人のガキが入ってきてもう二人がやられ・・・・・・。」
そこで通信が途切れたがなにがあったかは想像がついた。
「さぁどうします。まだやりますか、あと僕を殺そうとしても無駄ですよ。僕の後方に広範囲魔法を組んだかたがいます。僕がある動作をしたら起動する手はずになっています。これはありえないですけど、僕を殺そうとしてもそれが合図になるかもしれません。どうか抵抗しないでださい。」
そのあとテロリストはあっけなく投降した。
和也は表舞台に立てない人間であるため、ナギサをつれ、出てくる人質に紛れそのまま現場から逃げ去った。
電車から降りた和也達は家へと帰る途中だった。
「ありがとう。ナギちゃん。」
テロリストを無抵抗に投降させたのはナギサがいたからできたものだと和也は思っていた。
「え、なんで。」
それに気がついていないナギサであったが、
「なんでも。そうだこれお礼ね。」
和也は今日自分が本屋でもらった髪留めをだし、ナギサの髪にとめた。
「え、これなに。」
「本屋でやっていた福引で当たったもの。」
「いいのわたしがもらって。」
「いいんだよ。今日は僕が結構失礼なことしたらしいし。」
その日のナギサの機嫌はすごくよく夕食がすごく豪華だった。

ある新聞記事の一部
今回おきた反魔法社会団体をなのる「グランシェ」の事件は実際は「グランシェ」とは関係なかった。
ただの金の欲しさのテロだった。

そしてこれをきに魔法学校でおきる騒動を和也は知る予知もなかった。
今年最後の投降です



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