【フィギュア】羽生悔しい2位!宝刀4回転サルコー失敗!
スポーツ報知 2月10日(日)7時5分配信
◆フィギュアスケート 四大陸選手権第2日(9日・大阪市中央体育館) 羽生、悔しいV逸。男子フリーを行い、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(18)=東北高=が高難度の4回転サルコージャンプのミスが響き、フリーは158・73点の3位で、合計246・38点の2位に終わった。同4位のGPファイナル覇者・高橋大輔(26)=関大大学院=はフリーで140・15点の8位、合計222・77点の総合7位と表彰台を逃した。SP6位のケビン・レイノルズ(カナダ)が合計250・55点で逆転優勝した。
ぼう然のV逸となった。約4分半の演技を終えても羽生の表情は硬いまま。「試合はこんなもの。難しい…」。するりと抜け落ちた優勝を、ガックリと肩を落として悔しがった。
2つの4回転ジャンプを組み入れた。冒頭のトーループは成功。しかし、一番の自信を持って臨んだ高難度のサルコーが2回転に。この失敗が尾を引き、後半演技にも響いた。最後のジャンプの3回転ルッツも1回転にパンク(予定した回転数より減る)し、本来の実力を発揮し切れず「悔しい」と何度も漏らした。
昨年はSPで国際連盟(ISU)公認の男子世界最高点を2度も更新。戦国時代の男子日本の争いを勝ち抜いてきた。織田信成、小塚崇彦ら前回五輪代表を蹴散らし、五輪銅の高橋も返り討ちにし、胸を張って世界選手権に挑む決意だった。高橋とのワンツー表彰台で、最強男子日本を満天下に知らしめる目論見も外れた。結果は若手の成長株のレイノルズが、3本の4回転ジャンプを下りて逆転Vの大波乱。高橋とともにまさかの共倒れに、試合後のメダリスト会見では「隣に大輔さんがいないのは残念なこと」と本音が漏れた。
オーサー・コーチによると、初優勝した昨年末の全日本選手権後に体調を崩し、年末年始は1週間ほど練習を休んだ。そこから回復し、今大会は3月の世界選手権に向けた最終チェックの場と位置づけていた。その世界選手権は、ソチ五輪でのメダルの行方を占う大会で、2連覇中のパトリック・チャン(カナダ)らに挑む。「自分が合わせているのは世界選手権。結果自体はいいと思ってるし、自信も失ってはいない。まぁ、許容範囲。完成形を目指して頑張りたい」。持ち前の切り替えの早さを口にし、前回初出場で銅メダル獲得の大舞台での雪辱を誓った。
最終更新:2月10日(日)7時5分
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