山陽電鉄:トラックと衝突、特急脱線…15人けが 兵庫

毎日新聞 2013年02月12日 16時47分(最終更新 02月12日 21時04分)

トラックと衝突し、脱線した山陽電鉄の特急電車。先頭車両の運転席付近が大破している=兵庫県高砂市で2013年2月12日午後7時33分、小松雄介撮影
トラックと衝突し、脱線した山陽電鉄の特急電車。先頭車両の運転席付近が大破している=兵庫県高砂市で2013年2月12日午後7時33分、小松雄介撮影

 12日午後3時50分ごろ、兵庫県高砂市荒井町南栄町の山陽電鉄の踏切で、山陽姫路発阪神梅田行き特急電車(6両編成、乗客約70人)と車両運搬用トラック(3トン)の荷台部分が衝突。弾みで車両の1、2両目が脱線し、傾いたまま沿線の電柱やブロック塀などをなぎ倒して約120メートル進み、荒井駅のホームに乗り上げて止まった。電車の男性運転士(34)が重傷、トラックの運転手(36)と乗客13人が軽傷という。

 県警高砂署は、踏切を横断したトラックの荷台が踏切内にはみ出していたのが原因とみて、業務上過失往来危険などの疑いでトラック運転手から事情を聴いている。国土交通省運輸安全委員会は同日、鉄道事故調査官3人を現場に派遣した。

 同署によると、踏切は警報機と遮断機があり、幅員は16・5メートル。トラックは踏切を横断したが、約10メートル先の交差点で信号待ちをしていた車があったため渡り切れず、下りてきた遮断機が、荷台に車を乗降させるトラックのスロープ部分に挟まった。気付いた運転手が手動でスロープを地面に下ろして遮断機を外し、トラックを前に進めようとしていたところに特急が衝突したという。

 山陽電鉄によると、特急は荒井駅を通過するため、現場を95〜100キロで走行していたといい、衝突や脱線の影響で前面や左側面の窓ガラスが割れるなどした。

 この事故で、山陽電鉄は東二見駅(同県明石市)以西の運転を夜まで見合わせた。【幸長由子、宮嶋梓帆】

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