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【コラム 撃戦記】

障害を持つ冒険者のチャレンジ成功を祈る

2013年2月13日

 山梨県の同郷である冒険家・風間深志氏(62)がアフリカ最高峰のキリマンジャロにアタックする「障害者キリマンジャロ登山」の記者会見と壮行会がさる5日、東京都内であった。風間氏は1982年に日本人で初めてパリ・ダカにバイクで参戦。2004年に事故で左足に障害を負ったことをきっかけに、障害者が積極的に社会に参画する活動を応援している。

 キリマンジャロは30歳で会社をやめて初めて挑んだ山だそうで、「障害者も冒険を」の思いが込められている。参加者は脊椎損傷や義足の障害者5人にサポートを入れた総勢15人。6日に日本を出発し、8日に登山を開始。17日に帰国の予定だ。

 私は風間氏の不屈の行動力にいつも驚嘆している。格闘家の真剣勝負にも似た未知の領域に挑む挑戦欲にである。事故後、世界保健機関(WHO)の世界運動機器キャンペーン大使に任命されたのを機に冒険家に復帰。キリマンジャロ登頂は昨年春の日本縦断駅伝に続く冒険となる。

 今、五輪でも障害者アスリートの活躍が注目されている。練習や試合で負傷した人もいる。格闘技者も無縁ではない。登頂の成功と無事の帰還を願っている。

  (格闘技評論家)

 

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