こちらも二刀流?ブルペンで投球練習を行った外野手の日本ハム・谷口=沖縄・名護市営球場で(竹村和佳子撮影)
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日本ハムの二刀流は大谷だけじゃない!? ポスト糸井の座を狙っているプロ3年目・谷口雄也外野手(20)が第2クール初日から7日間、毎日ブルペンに入って投球練習を続けている。実はこれ、外野手としてスローイングの精度を上げるための練習で、新人の時から続けている。
この日もフリー打撃の後、ブルペンで30球。「軸足でしっかり立って、思い切り腕を振る。もっと強い球を投げられると思う」と谷口。小中学時代は投手兼内野手。愛工大名電高では三塁手で3年夏の最後の試合だけ投手も務めたが、「こんなに毎日投げたことなかったかも」とにっこり。
この笑顔が「かわいすぎる」とネット上で話題になっている。女優の剛力彩芽にそっくり。身長182センチ、体重85キロと意外にガッシリ体形のため、さすがに間違われることはないが、似ていると言われるのはしょっちゅう。ファンやネット上では、君と胸キュンをかけて「谷口きゅん」と呼ばれている。
カワイイだけではない。昨年不動だった外野陣から糸井がオリックスへ移籍し、その穴埋めに栗山英樹監督(51)も「谷口あたりに出てきてもらいたい」と期待をかける。
昨年9月、糸井が左脇腹を痛めて登録抹消された間に1軍デビューし、2試合目だった5日はスタメン出場で左翼への二塁打と内野安打、1打点をマークした。「1軍の空気は良かった。やっとプロになれた気がした。今年はレギュラーを取れるよう頑張りたい」と谷口。初の1軍キャンプで静かに牙を研いでいる。 (竹村和佳子)
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