NHK広島県のニュース　広島放送局

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弟切りつけ 心神喪失で不起訴

先月２０日、福山市の自宅の寝室で寝ていた２９歳の弟の顔を、出刃包丁で切りつけて殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された３１歳の無職の男について、広島地方検察庁福山支部は１２日、「犯行当時、心神喪失の状態だったと認められ刑事責任は問えない」として、不起訴処分にしました。
この事件は先月２０日、福山市加茂町下加茂の住宅でこの家に住む無職の男（３１）が、寝ていた弟（２９）の顔を出刃包丁で切りつけて殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いが逮捕されたものです。
弟は顔に全治１週間のけがを負いましたが、命に別条はありませんでした。
警察など調べに対して、男は「弟を殺すつもりで切りつけた」などと話す一方で、供述に不明な点があることから、責任能力の有無も含めて調べを進めた結果、広島地方検察庁福山支部は１２日、「犯行当時心神喪失の状態だったと認められ、刑事責任は問えない」と判断し、男性を不起訴処分にしました。
また、検察は、医療観察法に基づいて適切な治療を受けさせるための申し立てを裁判所に行い、男を医療施設に入院させたということです。

02月13日　07時25分

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