MS-DOSモードでの起動方法
ウイルスの手動駆除手順などに「MS-DOSモードで起動して・・・」といった記述が出てくる場合があります。
MS -DOSとは、Windowsの登場以前からあったOS(オペレーティングシステム)で、現在のWindowsもMS-DOS上で起動しています。 Windowsを起動させず、MS-DOSのみでコンピュータを起動させることを「MS-DOSモードで起動」といいます。
ウイルスが活動に使うファイルの中には、Windowsからでは操作が不可能なものがあります。しかしこれらのファイルの中には、MS-DOSモードで起動すれば変更や削除が可能になる場合があり、これを利用するためMS-DOSモードでの起動が必要になるのです。
MS-DOSモードで起動するには、パソコンに付属している起動ディスク(CD-ROMまたはフロッピーディスク)を使用します。Windowsのインストール用CD-ROMと兼ねている場合もあります。
MS-DOSモードでの起動方法
- 起動ディスクを挿入した状態でコンピュータを起動させる
- Microsoft Windows **** Startup Menu] が起動したら [2. Start Computer with CD-ROM support.] を選択
- キーボードの選択画面に移ったら、使用しているキーボードの種類に合ったキーを押す。(101 英語キーボードなら[Space]、106 日本語キーボードなら [半角 / 全角(漢字)]キー])
起動ディスクをお持ちでない場合、作成する必要があります。ただし、起動ディスクが必要な状態(ウイルスに感染したりWindowsに不具合が生じているなど)の場合、作成するのは困難ですので、あらかじめ用意しておくことをおすすめします。
Windows 98/Meの場合、起動ディスクは「コントロールパネル」から[アプリケーションの追加と削除]を選択し、[起動ディスク]タブにある[ディスク作成]で作ることができます。
Windows 2000/XPでは、起動ディスクの作成方法はパソコンメーカー、パソコンの機種によって異な ります。お使いのパソコンのマニュアル等をご参照いただくか、パソコンメーカーまでお問い合わせください。
Windows 98の場合は、起動ディスクを使用しなくてもMS-DOSモードに切り替えられます。
MS-DOSモードでの起動方法(コンピュータの電源が切れているとき)
- コンピュータを起動させる
- # 「Windows 98を起動しています・・・」または「Starting Windows 98…」が表示されている間に[F8]を押す
- 「Windowsの起動に関するメニュー」画面が表示されるので、[コマンドプロンプトのみ]もしくは[Command Prompt Only]を[↓][↑]キーを使って選択し、[Enter]を押す
MS-DOSモードでの起動方法(Windowsが起動しているとき)
- # [スタート]→[Windowsの終了]をクリック
- 「Windowsの終了」ダイアログで、[MS-DOSモードで再起動する]を選択し、[OK]をクリック
※お使いのパソコンのマニュアル等に、ここでご紹介した方法と異なる手順が紹介されていた場合は、マニュアル等を優先してください。