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環境省の大気汚染データに誤り
2月13日 7時0分

環境省が12日開設した大気汚染物質、PM2.5に関する専用のホームページで、実際の観測値より高くするなどの誤りが見つかり、環境省は入力ミスが原因だった可能性が高いとして確認作業を進めています。

中国では、車の排気ガスなどに含まれるPM2.5という極めて小さな粒子の大気汚染物質の濃度が高くなり、深刻な大気汚染が続いています。
日本でもその影響が心配されていることから、環境省は12日、PM2.5に関する専用のホームページを開設しました。
このうち東京や福岡など8つの都府県の合わせて30の観測地点で、先月末までの2か月間に観測されたPM2.5の平均の濃度を折れ線グラフにして掲載していましたが、12日夜、このデータに誤りが見つかったということです。
環境省によりますと、誤ったデータの中には、実際の観測値が環境省が定めた基準値を下回っていたにもかかわらず、基準値を超えた高い数値になっていたり、実際より低くなっていたりするケースがあったということです。
このグラフは各自治体から寄せられた観測データを、職員が改めて入力して作成していたということですが、この際、入力ミスがあった可能性が高いということです。このため環境省は、30地点のグラフをすべて削除し確認が終わりしだい、正確なデータを改めて掲載することにしています。
これについて環境省は「今回のミスによって大変ご迷惑をお掛けしました。再発防止に努めたい」と話しています。

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