Windows98SEをインストール
たまたまWindows98SEをインストールする機会があったのでメモです。
VirtualboxでWindows98を動かすのは、手間がかかる割にはパフォーマンスが悪くGuestAdditionsによる支援もないので、実用的に使いたい人はVMwareかqemuを使うほうがよいでしょう。kvmでWindows98は動きませんでした。
参考
- VBEMP x86 Project - Universal VESA/VBE Video Display Driver (Windows98用ビデオドライバ)
仮想マシンの設定
Windows 98が現役だった時代の標準的な構成にします。 以下、変更点のみ列挙。
一般
メインメモリのサイズ | 128MB |
---|---|
ACPI | 無効 |
IO APIC | 無効 |
VT-x/AMD-V | 無効(3.0.6以前) / 有効 (3.0.6以降。パフォーマンスも上がります) |
ネステッドページング | 無効 |
PAE/NX | 無効 |
3Dアクセラレーション | 無効 |
IDEコントローラタイプ | PIIX3 |
オーディオ
オーディオコントローラ | Sound Blaster 16 |
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ビデオカードドライバのインストール
Windows 9x用のGuest Additionsは用意されていないので、VBEMP x86 Project - Universal VESA/VBE Video Display Driverからダウンロードします。
ドライバは2種類ありますが、比べてみても違いがわからなかったので、Debug version pre-beta 2008.10.21を使いました。
081021.zipを展開すると、VBE9Xディレクトリに「0800×480」「1024×600」「Uni」の三つのディレクトリがありますが、Uniにあるドライバを使います。
amnhltm.zipのインストール
VirtualboxのFAQやqemuのドキュメントによると、Windows 9x系はhlt命令をうまく扱えないらしい。 FAQではrainを紹介していましたが、見つからなかったのでqemuでおすすめされている、amnhltm.zipをインストールすることにしました。
amnhltm.zipでググると、いくつかダウンロードできるサイトがあったので入れてみましたが、いまいち効果はわからず。