国際オリンピック委員会(IOC)は12日、スイスのローザンヌで理事会を開き、ロンドン五輪で実施した26競技から25の「中核競技」を選定し、外されたレスリングは2020年五輪から除外の危機となった。(共同)
吉田沙保里の話「信じられない。悔しいし、ショックしかない。後輩たちも五輪を目指しているのでこれからどうするんだろうという思い。自分としては世界選手権、(2016年)リオデジャネイロ五輪を目指して頑張るしかない」
栄和人・日本レスリング協会女子強化委員長「信じられないとしか言いようがない。JOCやレスリング界だけでなく、国を挙げてレスリングが五輪競技に残ることができるようにやってほしい」
高田裕司・日本レスリング協会専務理事「残念な気持ちでいっぱい。IOC総会までに巻き返さないといけない。米国やロシアは強いし、人気がないということなのか。競技から除外されると、今までの歴史がなくなってしまう」
佐藤満・日本レスリング協会男子強化委員長の話「まったくの驚きでどうしてなのか疑問に思う。古代オリンピックからの由緒ある競技なのに。寂しいし、悔しい」
福田富昭・日本レスリング協会会長の話「寝耳に水だ。どうしてこういうことになったのか。世界のレスリング界が驚いている。不満だ。外す理由を知りたい。復活に向けて全力を尽くす」