Masked Rider KUUGA

  
<オダジョー生誕25年おめでとう!!>

 いや、遂にきちゃいましたね、嫌な季節が……。実は私、ひたすらスギの花粉にふみにじられっぱなしの人生なもので、もうこの時期になると表に出るのが、憂鬱で……。もちろん、お陰さまで、そうも言っていられない日々が続いてはおりますので、ご安心下さい(!?)。

 ということで、遂に「お兄ちゃん」は、リアル「もう25歳だよ」になったわけですが、これまで出会った25歳男子の中で、リアル「なんでだよっていうくらいいいやつ」なのは、既に皆さんご存知のことかと思われます。

 実は昨日、いよいよ18日が初日となる『トークライブ 舌 』(東京・中野ZEROホールにて。但しチケットは完売だそうです。他の会場にはまだ余裕があるそうです)の稽古を覗かせてもらったんですが……、頑張ってましたよー、もう痛々しいくらい(笑)。
 口では、「もー、いっぱいいっぱいです」と言いながら、相変わらず周りの人たちに対する気遣いはきちんとしてて。
 何せ、これも皆さんよくご存知だと思うのですが妥協しない人でありつつ、決してわがままというのではなく、人の意見にしっかりと耳を傾けて自らの力と技を磨いていくタイプの人ですから、公演を面白くするため、随時内容は変更されていきました。シナリオで例えるなら準備稿→再準備稿→決定稿→改訂稿→影撮台本、ってな感じで。
 実は、それまで作り上げてきたものに少しの疑問が生じて、「果してこれでいいのかな?」となった時、そこからまた別の内容に変えていったりするのには、ものスゴイ勇気がいると思うのですが、オダジョーたちは積極的にそれをやってのけてました。
 見てる方としては、大変そうではあったのですが、やってる方はもっと大変なんだろうなって思ったら、なんかすごく逞しく、強く、さわやかに見えてきましたね。
 さて、“オダジョーたち”と書きましたのは、実は今回、公演を盛り上げるため、オダジョーズフレンズが助っ人として入って参加されているからです。
 同世代の役者仲間で、サンチュさんと山田さん(この方はルームメイトでもあるそうです)のお二方なんですが、お二方ともやはり仕事に対して前向きな感じでしたね。ですから、オダジョーのひとりトークショーというより、こうした仲間たちと色々な話題に触れながら進行していく、手作り感覚のトークバラエティという感じでしょうか。

 「とにかく初めての挑戦なんで、試行錯誤の連続でした。そういう点では色々至らないとこがあると思うんですけど、暖かい目で見守っていただけると嬉しいです(笑顔)。とにかく頑張りますのでよろしくお願いします!!」

 25歳の勇気と元気で、頑張って下さい!!

朝のメイクルームにて、
身だしなみを整える主人公。
かなり初期の頃に撮った一枚です。
1月8日(成人の日)、
こうらくえん遊園地での“トークショー”にて。
このあとキューバロケに向かうため成田に疾走しました。

<葛山信吾に対する私の記憶……>

 続いては一条さん関係です。昨年の夏頃、葛山さんのファンクラブの会報用に書いたちょっとした原稿が出てきました。マネージャーさんのご好意で、こちらへの転載許可が頂けましたので、まずはその原文をご覧下さい。

 

――――葛山信吾が一条薫になるまで――――

 葛山信吾という青年の存在を知ったのは、フジテレビが深夜をにぎやかにし始めた頃のことだから、もうずいぶん前になる。
 『青春もの』という30分のシチュエーションコメディで、4人の男子高校生たちが毎回、恋や友情にまつわるエピソードを繰り広げていた。スタジオ内に建てられたキレイなファミレスのセットでは、メルリンキューこと山本太郎ほか3人が放課後のひとときを、ややこしくも楽しげに過ごしていたが、この3人のうちの1人、大きなメガネをかけた美青年が葛山信吾であった(ということは、ファンの皆さんなら周知の事実か)。
 当時の印象としては「コイツ、なんでメガネなんかかけちゃってんだろ。メガネはずせばたぶん正当派のハンサムさんなんだろうに−−−」だったのだが、今思うと、真面目な人に真面目な役をふっていたのかなァと思ったりもする。

 その後、自らが担当した幾つかの番組で、何度となくキャスティングを試みたものの、何故か縁がなかった。
 そして昨年、“新仮面ライダー”の製作準備に入った頃、その縁遠いハンサム男が「ラッパじゃねえよ」とか言ってCMに出ていた。
「葛山信吾?」
 問い合わせてみるとやっぱり彼だった。早速、事務所に連絡をとってみようと思ったが、これまでのことがあったので、ダメもとである。しかし、意外にも好感触の返答をもらい、数日後初めてご本人と直接お会いすることになる。
 「葛山信吾です。よろしくお願いします」
 なんか、いきなり緊張気味だけど、すごく礼儀正しくていい人そう、というか、いまどき珍しいくらいのまじめ青年であった。ともすると不器用なくらいまじめな感じ。実は、その時、もう直感してしまった。
 「この人が一条だ……!」
 とはいえ事務所の方々は仮面ライダーの主役として考えられていたので、こうした私のわがままに困惑し、躊躇されていた。
 「やっぱりダメか……」
 つくづく葛山信吾とは縁がないんだなァとあきらめかけた。
 そしてマネージャーさんから最終的に、お断りの返事をいただくのかなァ、と思わしきセッティングの席で、意外にもOKという喜びのドンデン返し!!
 その時、マネージャーさんから伺ったご本人からのメッセージは「雄介にしても、一条にしても役者として、どちらも演じ甲斐のある、とても魅力的な役だと思う。自分は主役かどうかということよりも、自分が求められた役を自分なりに精一杯演じるだけだ」
 私は、それを聞いてただただ「…………(感動)」
こうして長野県警警備課警部補・一条薫(25才)は、この世に生を受け、多くの人に愛されることとなった。
 これからも一条薫をよろしく!!     葛山信吾!!


 以上なんですが、実を申しますと、この文中には、私の思い込みによる、はなはだしい勘違いがあったのですが、書いている時は、そうとは知らずに、もっともらしく平然と書いちゃってるんです(恥)。
 それこそ、葛山さんを良くご存知の方々なら、既にお気付きかと思うのですが、丁度会報が出来た頃に、ようやく事実をご本人に確認できたもので……。
 で、どこが間違っているかというと、『青春もの』に出ていた葛山信吾は……「大きなメガネをかけ」ていなかったのです! ということは、その後にある「当時の印象」以下、「思ったりもする」というのも、完全に私の妄想の世界の中での出来事だったのです……(激恥)。
 もう、それを聞いた時は、「!! ハラホロヒレハレハラホロヒレハレ」って感じでしたね。
 何はともあれ、いい加減なことを書いてしまって申し訳なく思っております。ごめんなさい!

 
'00年12月27日。
EPISODE 49・わかば保育園のシーンを撮影終了後の一枚。
スタッフのみんなに「なんで金なの?」とネクタイの色を指摘され
照れたりすねたりの一条さんでした。
EPISODE 3・4を撮っている頃でしたかね。
「フィギュア王」のインタビューの際の一枚です。
もうこの頃、すでに息が合ってきてる感じがしました。
 
 

<一条薫、交通事故防止に協力!>

 そのお詫びといってはなんですが、以前こちらでご紹介していた「一条刑事の交通安全キャンペーンイベントのシナリオ」をリクエストにお答えして、改めて復活掲載させて頂きます。

アナ (前略)交通事故には気をつけないといけませんんものね。
ところで、えー(一呼吸入れる感じで)一条さん!
葛山 はい!(一転、きりっと一条になる)
アナ 都内で一年間に交通事故で亡くなる方の数を御存知ですか?
一条 (きっぱり)はい。約400名です。それだけの方が毎年交通事故のために亡くなっているかと思うと本当に胸が痛みます。(会場の人々に)今日来ていただいた皆さんも、くれぐれも交通事故には気をつけてください……! 大切なお父さんやお母さん、あるいはかけがえのないお子さんの命が一瞬のうちになくなってしまう悲しみは、言葉では表せないほど辛いですから……!
アナ 本当にそうですよね(と噛みしめて)……一条さんにも勿論大切な人はいますよね?
一条 はい。生まれ故郷の名古屋にのこしてきた母と……ともに未確認生命体に立ち向かう捜査本部の仲間や協力してくれている方たち……そして、未確認生命体第四号……五代雄介です!
アナ やっとその名前が出ましたね! いつ出るかと思ってハラハラしちゃいましたよ。
一条 (照れつつ)実は今日、特別に来てもらっているんです。
アナ えっ? ホントですか?
一条 (舞台袖に向かって)五代! 頼む!
 
         〜 主題歌とともにクウガ登場! 一条とサムズアップを交わす。
           そしてアナにもサムズアップを促し、応えるアナ。
 
アナ いやあ第四号さん! ついさっき神奈川県で第四十一号を倒したばかりでお疲れのところをすみません! でもとってもかっこよかったですよ!
 
         〜 クウガ、元気にサムズアップ!
 
アナ 笹山望見も言ってました。素顔の第四号さんは爽やかで素敵な人だって!
一条 (クウガがちょっと照れる中)笹山くんを御存知なんですか?
アナ ええ、彼女が婦警候補生(用語はそれらしく修正してください)の頃にね、ちょっと指導したことがあるんですよ私。
一条 そうですか……狭いですね、世間は。
 
         〜 クウガも関心したように頷く
 
一条 (思い出して)そうだ、喋らないと思ったら、今日は君にジェスチャーゲームをしてもらうんだったな……!
 
         〜 クウガ、サムズアップ!
 
アナ ジェスチャーゲーム? どういうことですか?
一条 ええ、集まってくれた子どもたちに、交通標語を当てて貰うんです。
アナ (会場に)だって! 分かったかな? じゃあ第四号さんが今からやるジェスチャーが何を表しているか、一緒に考えてね!
一条 じゃあ五代、頼む!
 
         〜 クウガ、ジェスチャーを始める

           ダッシュするポーズをして、のちに人差し指を立て「だめだよ」という感じで
           首を横に振る
           アナ、最初は会場の雰囲気に合わせて「何だろう?」などと言っているが、
           最終的に『飛び出すな』というワードを引き出す
 

アナ 『飛び出すな』と言えば……もう分かったかな? 分かったよね? じゃあみんなで言ってみようか!(会場を乗せて)「とびだすな、車は急に止まれない」(クウガに)どうですか? 第四号さん?
 
         〜 クウガ、納得のサムズアップ!
 
アナ はーい、大正解ですね!
 
         〜 そこへアナの無線機に通信が入り、
 
アナ はい、こちらPM今瀬……あ、望見ちゃん? ……、うん、うん……えっ? 分かった! すぐ行ってもらいます!
一条 まさか事件が!?
アナ はい! 三鷹市で未確認生命体によると思われる事件が発生したという連絡です!
一条 (会場に)申し訳ありませんが、私は出動します。でも来てくれた子供たちに、これだけはしっかり胸に刻んでほしいということを今から言います。
まず、道路には飛び出さないこと!
それから信号を必ず守ること!
それから道路を横断する時は、必ず横断歩道を渡ること!
自転車(じでんしゃ、と読んで下さい)に乗る時は二人乗りはしないで、ルールとマナーを守って乗ること! ……分かってくれるね? みんな!
アナ はい、分かった人は大きな声ではーいって言いましょう!
 
         〜 会場の返事を受けて
 
一条 ありがとうみんな! これで安心して出動できる! じゃあ! 行こう、五代!
 
         〜 クウガとともに出動していくその雄姿で……

 

<桜子さん、向ヶ丘に立つ!!>

 さーて、雄介、一条と来れば、そうです! 桜子さんこと村田和美さんはというと、事後報告になってしまって大変申し訳ないのですが(本当に要領が悪いのは実は私の方なんですけど(^-^))、去る2月12日、向ヶ丘遊園の「仮面ライダークウガショー」に特別ゲストとして出演されました。私も当日、お邪魔してきたのでちょっとレポートさせて頂きます。

 小田急線向ヶ丘遊園駅からバスで5分(かつては駅と園とを結ぶモノレールが名物でもあったのですが、残念ながら先月、廃止になっちゃってました)、正面ゲートから伸びる長ーい上りエスカレーターを降りて、ほどない所にくぼ地型の客席と野外ステージがありました。
 ショーは11時と14時の2回公演で、私が行った2回目は、ちびっ子連れのお父さん・お母さんから村田さんのファンの方々まで、けっこう寒い中、大勢の人たちが集まっていました(あとで聞いた話なのですが、客席では署名を集められている方もいたそうです。感謝ですねー!)。

 ショーのストーリーは、写真を撮るのに必死で、よく覚えていないのですが(すみません!)、クウガは赤から紫になったり、アマゾンライダーと共演したり(!?)、グロンギはゴオマ、メビオ、バヅー、それにミジンコ種怪人三人と黒装束の謎の怪人まで出たりと、すごく賑やかでした。本編とはまた違った魅力でとても楽しめましたね。
 村田さんは、桜子さんでありながら、足元の薄いパープルのヒールが、いかにも村田和美だったり(衣裳は自前だったそうです)、アマゾンライダーのプロフィールを調査分析してたのが微笑ましかったですね。
 ちなみに黒装束の謎の怪人は、四本角ですごくドスの効いた声してるくせに、ゴオマやメビオに命令される、ますます謎の怪人でしたが(もしかして、アレが“ベ”なのか!?)、その話術は巧みの技の領域で、ちびっ子も大人も楽しませてくれました。  

 
小田急線の駅貼りポスター。
(祝)ではなく(休)とあると一瞬休園なのかとドキッとしたりして……。
(あっ、そうか、振替休日ってことですね)

 

とても貴重というか不思議なスリーショット。
一応、“古代つながり”ということなんです。

 

ショーのあと、握手会が行われました。
桜子さんの左側にはタイタンフォームが
右側にはアーマーゾーン!が並んでました。

 

控室での大塚さんとのツーショット。
いやァ、クウガキャストのいる所、和んだ感じが広がります……。
   

 実は、椿秀一こと大塚よしたか氏も客席で“友情観客”していたんですが、流石にファンの方にしっかり発見され(^-^)、サイン&スチルタイムになっていました。非常に男らしく、ハキハキと対応される秀一にたちまち列ができ、その勢いで何故か、私まで写真に撮られたりして……(^-^;)。でも、労いの言葉をかけて頂き、大変ありがたかったです。
 皆さん口をついて出るのは「映画化頑張って下さいね!!」でした。
 村田さんにも「どーですか?」と尋ねられました。当初2月初旬とお伝えしていた署名受け渡しの日時が、諸般の事情でズレてきております。皆さんにはご心配をおかけして大変申し訳なかったのですが、来週末辺り、ポレポレに寄られてみては如何でしょうか(^-^)。

 ということで、次回はいつ、何をご紹介しようかと思案する目薬とマスク必携の高寺でした!