<大丈夫!> 前回の更新から約二ヶ月。夏から秋へと季節が移るほど長い間ご無沙汰してしまいまして、本当に申し訳ありませんでした! 「“便りのないのは良い知らせ”という言葉を信じてます。頑張って下さい!」というお手紙も頂いておりました。重ね重ねご心配をおかけしてしまったことをお詫び申し上げます。 皆さんはお元気でしたか? 二ヶ月も更新出来なかった身分で、こんなことを言うのは図々しいのですが、“笑顔”は忘れていませんよね!?(^o^) 遠く海の向こうでも、あるいは比較的身近なところでも、負の感情による連鎖反応は残念ながら続いています。でも、こういう時だからこそ、一番目の技を「笑顔!」と決めた、そんな気持ちが大事なんじゃないかと思っています。善意を信じて負けずに頑張る、自らは仕掛けず誇りを守る、という闘い方もあるのではないでしょうか。そんな闘いに勝利できたら素敵だと思っています。 そんなこんなで我々は映画化に向けて、相変わらずああでもない、こうでもないをやっております。 「えー、まだやってたの!?」 やってますってば(^-^)!! だってそれが今の私の仕事ですから! それに加えて、講談社の『テレビマガジン別冊』と小学館の『コレクションボックス』のチェック、メディアワークスの『EBシリーズ』の準備などをしております……。更新が遅れた理由をちょっぴり言い訳させて頂くとこんな感じです(^-^)。 気になる映画ですが、詳しいことはまだ先になると思いますので、ここはひとまず、“荒川さんに励ましのメールを出そう(^-^)!!”ということで、ご理解頂けると幸いです。 オダジョーたちも元気でやってます。その後も何度かみんなで会っておりますが、このところは日程調整が大変になってきております(^-^;)。 近況としましては、オダジョーは『プラトニック・セックス』あり、引っ越しあり、葛山さんは仕事で行かれていたバリ島から帰国、秀一はヅラ合わせで京都日帰り(車中バス酔い)、桜子さんは免許取得中、みのりっちは大学でバレーボール部に入部、七森さんはCM撮りを控えている、といった感じです。オダジョー、葛山さん、ともに秋からはテレビ朝日の新番組が始まるそうです。楽しみですね! ということで、間が開いてしまったお詫びというと何ですが、少し長めのおまけを付けさせて頂きます。小学館『てれコロコミック』に掲載された、『クウガ』エキストラエピソード「信頼」の原案です。ではまた次回!!
仮面ライダークウガ てれコロ漫画案
EXTRA EPISODE 『信頼』(仮題)
- 夕暮れ時、灯台の近くにある管理用の小屋の中で、二人の少年・裕次(ゆうじ)と丈(じょう)が真面目な顔で話し合っていた。二人はクラスのみんなで虫を集めて作った自由研究の昆虫標本(仮)を、ふざけていて壊してしまったのだ。クラスのみんなは落胆し、また犯人への怒りを募らせた。その雰囲気に呑まれて二人はホームルームの場で正直に名乗り出ることが出来なかった。そこで先生は、こうおっしゃった。
「明日の朝、先生はみんなより早く7時に学校に来て待ってる。だからもしこの中にやった者がいるなら職員室に来なさい」
「やっぱり行ったほうがいいと思うんだ」
そう言ったのは丈だ。裕次もそう思った。
やっぱり丈もそう思ってたんだ、いい奴だ、と裕次は嬉しくなった。
ハイタッチで勢いをつけて小屋を去る二人。
- 夜。バルバとガリマがゲゲルの進行について話している。
ガルメ、ギネー、ゲグラ………どいつもこいつもつまらないゲゲルをした挙げ句クウガにやられて、メ集団の長・ガリマとしては物足りないのだ。
「次はガベリだ。少しは面白くなりそうだぞ」などとバルバが言う。
そこへガベリ人間体が来て怪人体に変身、バルバの儀式を経てゲゲルのため街へ出ていく。
「僕もガルメみたいにゴのやり方でやってみようかな」などと言い残して。
- 朝のポレポレ。徹夜明けでちょっと立ち寄った桜子などを交えて仕込みの最中、今日がおやっさんの誕生日という話をしていると、雄介の元へ一条から電話。事件が起きたのだ。雄介はおやっさんの「ハンサムさんも今夜の俺のパーティ来られないかな?」という言葉に「たぶんいけると思う!」とサムズして飛び出していく。
- 朝の学校。裕次が職員室に入ってみると、丈はいなかった。告げ口をするのも嫌だし、きっと遅れて来ると信じて丈の名前は出さない裕次。だが結局、丈は来なかった。
- ガベリの事件現場に一条とともに駆けつけた雄介は、手首を切られた警官たちの死体が累々と横たわっているのに驚く。
するとまだ現場に残っていたガベリはそこから何かを拾い、その身に隠して持ち去ろうとした。
雄介は緑のクウガとなって警官の死体から銃を借り、ボウガンにして攻撃するが、空を超速で自在に飛ぶペリカン種怪人に狙いが定められない。
逆に上空から襲いかかられたクウガは、すかさず青に超変身して手近の棒状のものをロッドに変え、激戦の末の一突きでガベリに鎭マークをつけるも、とどめとならないまま逃げられた。
そしてその逃げ際、車で追跡してきた一条車に突っ込むような形となり、回避しようとハンドルを切った一条は追突事故(自損)を起こして激しいダメージを得る。
- 小学校。丈はその日、結局来なかった。裕次は裏切られたと思い、憤る。
だがクラスの子が丈は急に具合が悪くなって病院に行ったらしいと聞かされ、確かめに行くことにする。
- 科警研。榎田の元にクウガとの戦いで現場に残されたガベリの羽根の付け根の体組織が届けられる。既に一条から連絡を受けていた榎田は、その段階でガベリの行動にブランクがある点からも何らかの弱点があるに違いないと推測をつけていた。体組織分析を進める一方で特殊弾開発の準備も進めさせる榎田。
- 病院。裕次が看護婦に聞くが、丈は来ていなかった。怒りを募らせる裕次。帰り際、一条がストレッチャーで運び込まれるのに出くわす。そこで一条は「大したことないですから」と救急スタッフに無理を言ってストレッチャーを止めてもらい、雄介に話す。ガベリの行動について、推理したことがあるのだ。(詳細別紙)その断片的なヒントだけを伝える一条。そして榎田にも分析を依頼してあり、弱点を完全に割り出してすぐに特殊弾を開発してもらい、俺も駆けつける、と雄介に約束する。雄介はサムズでその場を去った。
そんな光景を無表情に見ていた裕次は、一条が吐血するのを見て驚きつつ立ち去る。
- 一条のヒントを元に、雄介は次にガベリが現れる場所を灯台の周辺と特定、その周辺をパトロールすることにする。
- そんな頃、ガベリはバルバたちに戦利品の手首を見せて自慢していた。
他の怪人(人間体)たちのそれぞれの反応をここで拾う。
- 科警研。ガベリの羽根部分の体組織に特殊な乳酸が大量に残っていたことから、それと同じ乳酸を詰めた特殊弾の開発に着手する。空を飛ぶには筋肉に想像以上の負担をかける。それに伴って大量に乳酸が出る。それが体内に広がると、ガベリは筋肉を動かせなくなり、飛べなくなるのだ。ブランクの謎もそこにあった。特殊弾はすぐにも出来る。あとは一条の連絡を待つだけだ。
- 管理小屋。裕次が一人でいると、ガタンと物音。丈かと思ったが、雄介だ。
ここは危ないから家に帰るんだ、と語る雄介に、裕次は「あの刑事さんは来ないよ!絶対来ない!」と言い放つ。
どうして? と聞く雄介に、裕次は一条の吐血のことは言わなかった。
「どうしてだって、絶対来ないよ!」とだけ言い放つ。
雄介に賭けたかったのかもしれない。
何も知らず、どこまで信じられるのか………。
そして裕次は、危険だから帰るようにと重ねて言われ、帰るふりをした。
だがそこへガベリが襲いかかった! 最初は大人の女、次は大人の男、そして今は子供の手首がターゲットなのだ。
雄介はクウガに変身、ガベリとの死闘を繰り広げる。
ゴウラムで空中戦を挑むが、敵は素早くまたしてもクウガはピンチ!
吹っ飛ばされ、力尽きかけてもクウガは立ち上がり、一条の到着を待つ。
痛々しいまでのその姿に、裕次は思わず呟く。
「やめろよ………バカだよ! 待ってたって………信じてたって………絶対来ないのに………!」
クウガの力はもはや限界に達していた。
もうだめだ………裕次がそう思ったその刹那、一条の銃弾がガベリの口の中にぶち込まれた。
たちまち特殊な乳酸が体中に広がり、飛べなくなるガベリ。
クウガはすかさずゴウラムからダイブして捕らえ、タイタンフォームになって空中バックドロップの荒技で地上に激突させると、赤に超変身、大ダメージを受けたガベリにとどめのマイティキックを見舞って撃破した。
そして変身を解いた雄介と一条は再会を果たすと同時に「遅れてすまん」「いえ、全然」とガッチリ握手を交わす。
裕次は一条に「どうして?」と思わず聞いた。
あんなに怪我して血が出て苦しそうだったのに………。
一条は言う。
「信じてくれてる相手を、同じように信じてるからね」と。
そして雄介のサムズアップを見た裕次の元に、丈が駆けつけた。
遅れてゴメン! 今、先生のとこに行ってきた、と。
朝具合が悪くなり、母親に必死で頼んだが家から出してもらえなかった。
だったら医者にも行かないと突っぱねた。
そしてやっと隙を見て抜け出して来たのだ。
そうだったのか………ほっとする裕次。
同時にゆらりと倒れかけた丈の体を受け止めた裕次は、方を貸して家まで送ることにする。
「いい友だちじゃないか、大事にしろよな」
雄介の言葉に裕次は「そっちもね」とサムズを返すのだった。
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