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『高卒』でも税理士試験の合格期間を短縮出来る!裏技紹介!


資格試験 税理士 日商簿記1級

今の時代、大学を卒業しても就職出来るとは限らない。仮に就職出来たとしても、大企業ですら倒産する時代。

就職したわしたで、過酷な労働環境、嫌な人間関係、どれだけ頑張って会社に貢献しても給料は上がらない。しまいには法律の網をかいくぐるかのように、パワハラ・セクハラを見つからないように行い、「自己退職」に追いやる、という不法行為が企業内では行われているのが現状。

そんな社会状況もあってなのか、フリーランス(個人事業主)として働きたい、「ノマド」(個人事業主の一種。オフィスを持たない働き方)として働きたい、「起業したい」と、

「自ら仕事を作りたい」

と考えている人が世の中には増えているように思います。しかし、誰もが簡単に自営業者になれるのであればみんななっているはず。それが出来ないからみんな悩んでいる。そうですよね?

そこで近年では昔より盛んに各種資格予備校などが、

「資格で起業! 士業で起業!」

と声高に叫んで宣伝しています。しかし、現実問題、今の世の中、どの士業(弁護士・公認会計士・税理士・行政書士・司法書士・社会保険労務士・弁理士・土地家屋調査士・中小企業診断士など)も資格を取っただけでは仕事が無いのが現状。どんな資格を取っても、自分で仕事を創りだす能力がなければ自営業をやっていくことは出来ません。

しかし、これらの資格の勉強自体が役に立たないか、といえばそんなことはありません。ただ、仕事をしながら勉強をする、というのはとても労力のいること。今の世の中では、勉強をする時間すら取れない、ということも多いと思います。

でも、勉強をしなければ現状を打破することは出来ない。そうですよね?

じゃあ、いつやるか。 今でしょ!!

そんな中、ただの資格試験受験マニア(笑)な私が、少しでも皆様のお役に立てるように、情報提供が出来たら幸いです。 前置きが長くなりましたが、

今回は、あまり知られていない(かもしれない)税理士試験についての概要や、ちょっとした裏技を紹介していきたいと思います。

税理士試験について

税理士試験は、7月の後半~8月の前半にかけて行われる試験です。

その名の通り、税金や、個人を含めた事業主のお金の流れに関することのスペシャリストです。

主な仕事としては、

・確定申告の代理
・節税対策のアドバイス
・企業コンサルタント
・その他、税金や企業内の財務に関することの相談

などがあります。お金を扱う事全般の勉強をするので、アイデア次第では色々な仕事を創りだすことが出来るのではないでしょうか。でも、個人の税理士は、何軒かのお店の顧問になって、年間のコンサルタント料を貰う、というビジネスモデルが一般的なようです。顧客さえ掴むことが出来れば、手堅い商売だと思います。

しかし、この税理士試験を受験する為には、

『大学2年分の単位取得者、もしくは日商簿記1級・全経簿記上級取得者』

という条件を満たしていないといけません。なので、高卒の方は日商簿記1級、もしくは全経簿記上級を取得してから受験することになります。これらの試験だけでも取得が大変なのに。
じゃあ、大学2年分の単位を持っている人や短大、専門学校卒者がいきなり税理士試験の勉強を始めることが出来るかといえば、始めることは出来ますが恐らく一部の頭のいい人を除いて、挫折するのではないでしょうか。その為、普通は日商簿記3級や2級の勉強から始めるのが一般的なようです。

日商簿記3級・2級に関することは、日商簿記2級 独学でド素人が3ヶ月で3級を受けずに2級に合格する方法に書いています。よかったら参考にしてみて下さい。

そして、日商簿記の2級に合格したからさあ日商簿記の1級へ挑戦・・・ちょっとまった!! 私はここで、日商簿記1級ではなく、全経簿記上級を受験することも検討していただきたいのです。

日商(日本商工会議所)のブランド力が高いために、「全経簿記って何?」って思っている方が多いと思います。実際、参考書なんかも本屋には並んでいません。

全経簿記上級の受験のすすめ

全経簿記とは、主に専門学校などで受験させられる簿記の試験です。一般の方が受験することはあまりないようですが、一般の方でも受験出来ます。(商業高校で受験する、”全商簿記”とは別物ですので、ごっちゃにしないように注意してくださいね。)

まず、これを見て下さい!

日商簿記1級
日商簿記1級
引用元:日本商工会議所

全経簿記上級
全経簿記上級
全経簿記上級
全経簿記上級
引用元:全国経理教育教会

日商簿記1級の合格率が10%前後なのに対して、全経簿記上級は20%近くあります。どちらを取っても税理士試験の受験資格を得られるのだから、全経簿記上級を狙うほうが近道です。それに、日商簿記1級は回によって凄く難しい時があったり、時には変化球的な試験の出し方をするのに対し、全経簿記上級はパターンがだいたい決まっているので過去問を10年分しっかりとやっておけば合格出来るはずです。

でもさっき、全経簿記は本屋さんに参考書が揃っていないと私は言いました。しかし、ご安心下さい!

商業簿記・会計学

【参考書】
日商簿記1級とおるテキスト商業簿記・会計学Ⅰ 損益計算書編
日商簿記1級とおるテキスト商業簿記・会計学編(II)改訂五版 貸借対照表編
日商簿記1級とおるテキスト商業簿記・会計学Ⅲ 連結・企業結合編
【問題集】
日商簿記1級とおるゼミ商業簿記・会計学Ⅰ 損益計算書編
日商簿記1級とおるゼミ商業簿記・会計学編(II)改訂五版 貸借対照表編
日商簿記1級とおるゼミ商業簿記・会計学編(III)改訂五版 連結・企業結合・その他論点編

工業簿記・原価計算

【参考書】
日商簿記1級とおるテキスト工業簿記・原価計算〈1〉費目別、部門別計算・個別原価計算編
日商簿記1級とおるテキスト工業簿記・原価計算〈2〉総合、標準原価計算編
日商簿記1級とおるテキスト工業簿記・原価計算〈3〉直接原価計算・意思決定会計編
【問題集】
日商簿記1級とおるゼミ工業簿記・原価計算〈1〉費目別、部門別計算・個別原価計算編
日商簿記1級とおるゼミ工業簿記・原価計算〈2〉総合、標準原価計算編
日商簿記1級とおるゼミ工業簿記・原価計算編(III)改訂三版 直接原価計算・意思決定会計編

過去問題集

全経簿記 上級 過去問題集 ~出題傾向と対策~2012年度版
※テキストや参考書、特に過去問題集は最新版の物をお使い下さい。購入の際はくれぐれも表示に気をつけてご購入下さい。

ここに挙げた日商簿記1級の参考書や問題集で代用出来ます! 実際に、参考書にもそう書いてあります。ネットスクールという会社の物です。以前も言ったことがあるのですが、私はネットスクールの回し者ではありません(笑)

また、全経簿記上級は日商簿記1級と受験日が違うので、両方を狙うことも可能です。(日商簿記1級に関しては同じ会社の「サクッとうかる」シリーズのほうが分かり易いです。)詳しくは、日商簿記2級 独学でド素人が3ヶ月で3級を受けずに2級に合格する方法

ただ、全経簿記上級の欠点としては、受験会場が少ないので(試験は、どこかの専門学校で行われます。)家の近くに専門学校がない場合は少し遠くへ受験しに行かなければいけないことです。

税理士試験の知られざる?実態

税理士試験を目指している人や実際に勉強している人は当たり前のように知っている内容ですが、知らない人の為に書いておきます。

税理士試験は全部で5科目受験して合格しなければいけないのですが、1回の試験で全ての合格する必要はなく、一生のうちに5科目合格すればいいのです。なので、1年に1科目づつ合格を狙って5年かけて合格する、という方法を取ることもできますし、今すぐにほしいわけではないけれど生涯学習としていつか取得出来たらいいな、というような勉強方法も可能です。

合格してしまった科目は一生合格として残る
ので、努力が比較的実り易い資格だともいえます。もちろん、それだけむちゃくちゃ難しいのですが・・・。

科目は、

必須科目

・簿記論
・財務諸表論

※両方必須

知らない方は、まぁ簿記の難しい奴だと思っておいて下さい(笑)

■税法の必須科目
・法人税法
・所得税法

どちらか一つ 計3科目

選択科目

・消費税法もしくは酒税法 どちらか一つ
・相続税法
・固定資産税
・国税徴収法
・住民税法もしくは事業税法 どちらか一つ

この中から2つ 計5科目です。

試験科目の選び方

・短期合格だけを狙うなら、選択科目は酒税法と国税徴収法を選ぶのが一番早いです。何故なら、ボリュームが一番少ないからです。
・実務的なことを考えると、固定資産税と消費税法です。しかし、ボリュームが一番多い組み合わせです・・・。
・バランスを考えるなら、固定資産税か消費税法プラス酒税法か国税徴収法などのボリュームの少ないものを組み合わせるといいと思います。

おまけ

国税庁の公式ホームページにも書いていますが、

(1) 税法に属する科目等に関する研究により博士の学位を授与された者は、国税審議会に免除申請を行うことにより、税法に属する科目3科目の試験が免除されます。
(2) 会計学に属する科目等に関する研究により博士の学位を授与された者は、国税審議会に免除申請を行うことにより、会計学に属する科目2科目の試験が免除されます。
(3) (1)及び(2)の免除申請手続は、税理士法改正前の試験科目免除制度と同様です。免除申請のための手数料はかかりません(詳細についてはこちらを参照してください。)。

つまり、(1)は法律系の大学院に行って税法に関する博士号を取得すれば3科目免除になります。(2)は経済学系の大学院に行って会計学に関する博士号を取得すれば2科目免除になります。両方取得すれば受験せずに税理士資格を取得出来るので、昔の税理士の息子はこうやって税理士になった2世がいたとかいないとか。

終わりに

ただの税理士試験の紹介みたいになってしまったような気がしないこともないですが(笑)要するに私が言いたかったことは、

・日商簿記1級だけではなく、全経簿記上級という選択肢もある
・税理士科目にはボリュームの多いものと少ないものがある
・税理士試験には科目免除がある

ということです。

今の時代、医師免許や看護師、薬剤師などの医療系の国家資格以外はどの業界も不景気で、資格を取ったからといって仕事があるわけではありません。しかし、資格試験、いや資格試験に限らず勉強というものは「することに意義がある」のです。例えその資格で就職に結びつかなかったとしても、培った知識は必ず別の形で役に立つはずです。

「資格」というものは「武器」です。民間資格が「ナイフ」であるならば、国家資格は「刀」といったところでしょうか。しかし、どんなに良い刀も使う人の腕、使い方によって能力の発揮の仕方が違ってきます。でも、何も武器を持ってない人と、腕が悪くても良い刀を持っている人、どちらのほうが強いのか、一目瞭然ですよね?

皆様の「刀」が、人生の役に立ちますように。

だいちゃん(∀)


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About だいちゃん(∀)

だいちゃん(∀)
フリーライター 1級身体障害者   年間500冊ほどの本を読み、法律を中心に様々な勉強をしています。でも、高校には5年間通ったり、パチスロで生活をしていたこともあったり、自殺未遂、欝(克服)、色々と波乱万丈ですが人にだけは恵まれてなんとか元気に生きていますヽ(;▽;)ノ  「いつでも気軽に寄れる」 家庭料理を出すような大衆酒場や個人カフェのようなブログを目指しています!(∀)

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