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できごと
【なりすましウイルス】遠隔操作で30歳男を逮捕 ネットで殺人予告容疑
2013.2.10 21:38
[殺人・殺人未遂]
遠隔操作ウイルス事件で、インターネット掲示板でコミックマーケット(同人誌即売会)での無差別殺人を予告したとして、警視庁などの合同捜査本部は10日、威力業務妨害容疑で東京都江東区白河、IT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)を逮捕した。「全く事実ではありません」と容疑を否認している。
合同捜査本部は防犯カメラの映像から、片山容疑者が神奈川県藤沢市の江の島で記録媒体付きの首輪をネコに付けたと断定。片山容疑者が「真犯人」で記録媒体を作成した疑いが強いとみて、自宅など関係先の家宅捜索で押収したパソコンなどの解析を進める。
逮捕容疑は昨年8月9日、ウイルス感染した愛知県内の会社のパソコン(PC)を遠隔操作し、ネット掲示板「2ちゃんねる」に「コミケで大量殺人する」と書き込み、主催者側の業務を妨害したとしている。
捜査関係者によると、真犯人は複数回、遠隔操作ウイルスのプログラムを更新。逮捕容疑の愛知県内のPCから検出されたウイルスのバージョン番号と、記録媒体から見つかったウイルスの設計図にあたる「ソースコード」が一致したのが決め手となった。
真犯人は記録媒体内に残された文書で、「以前、事件に巻き込まれた」と過去の逮捕歴を示唆。片山容疑者は平成17年にネット掲示板で殺害予告をして脅迫容疑などで逮捕、起訴され、実刑判決を受けており、合同捜査本部は逆恨みから事件を計画したとみている。
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