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遠隔操作に使う掲示板に接続の形跡2月11日 13時7分
パソコンの遠隔操作事件で、殺人予告を書き込んだとして逮捕された男が使用していたパソコンの接続記録を調べたところ、遠隔操作の際に使うインターネット上の掲示板にアクセスした形跡が見つかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁などはこのパソコンから遠隔操作していた疑いがあるとみて調べています。
男は容疑を否認しているということです。
パソコンなどが遠隔操作され4人の男性が誤って逮捕された事件では、東京・江東区のインターネット関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)が、漫画のイベントでの殺人予告をインターネットの掲示板に書き込んだとして、9日、威力業務妨害の疑いで逮捕されました。
調べに対して片山容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認しているということです。
一連の事件で、真犯人とみられる人物は合わせて13件の犯行予告を書き込んだと明かしています。
遠隔操作をする際には、インターネット上の特定の掲示板を通して操作する仕組みになっていましたが、片山容疑者が使っていたパソコンの接続記録を調べたところ、この掲示板にアクセスした形跡が見つかったことが捜査関係者への取材で分かりました。
遠隔操作事件で真犯人は発信元の特定を難しくする特殊なソフトを使っていましたが、このときは匿名化しないミスをして掲示板にアクセスしたとみられています。
警視庁などは、片山容疑者がこのパソコンから遠隔操作していた疑いがあるとみて、押収したパソコンを解析するなどして調べています。
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