PC遠隔操作事件 使用された掲示板に片山容疑者がアクセスの形跡
パソコンの遠隔操作事件で、一連の遠隔操作で使用された掲示板に、逮捕された男がアクセスしていた形跡があることがわかり、警視庁などは、男のパソコンを解析し、一連の遠隔操作にどのように関わったのか、調べを進めている。
警視庁などの捜査本部は、逮捕した片山祐輔容疑者(30)の自宅や、以前の派遣先の会社を家宅捜索し、これまでに15台のパソコンを押収して、解析を進めている。
一連の遠隔操作事件では、犯人が犯行予告を書き込む際、まず、匿名化ソフトを使い、国内の掲示板サイトに命令を書き込む。
すると、ウイルス感染したパソコンが、自動的にその命令を読み取り、掲示板などに犯行予告を書き込む仕組みになっていたとみられている。
捜査本部が、片山容疑者のパソコンの接続記録を調べたところ、犯人が命令を書き込んだ掲示板に、アクセスした形跡が見つかったという。
この時、匿名化ソフトは使われていなかったという。
捜査本部は、片山容疑者のパソコンの解析を進め、一連の遠隔操作にどのように関わったか調べを進めているが、片山容疑者は、これまでの調べに対して、容疑を否認しているという。