北海道・函館市で生活保護受給者に他人名義で新車販売 男ら逮捕
北海道・函館市で、生活保護受給者に他人の名義を使って新車を売ったとして、自動車販売店の男らが逮捕された。
逮捕されたのは、函館市の自動車販売会社社員・斉藤恵司容疑者(55)と、無職・渡部秀樹容疑者(56)。
斉藤容疑者は2010年9月、生活保護受給者である渡部容疑者に、新車をおよそ230万円で販売し、隠ぺいする目的で、第3者の名義で車庫証明を取得した疑いが持たれていて、渡部容疑者は、車を所有することで生活保護を打ち切られることを恐れ、斉藤容疑者と共謀した疑いが持たれている。
警察によると、渡部容疑者は親族から金を借り、新車を購入したが、その後、函館市に申告せず、生活保護費を受給し続けていたという。
警察の調べに対し、2人は「間違いありません」などと容疑を認めている。
函館市によると、渡部容疑者の車の所持が発覚したのは、2012年7月ごろで、市は2013年1月、警察に告訴していた。