■ PC遠隔操作、犯行声明メールは自宅などから送信か
IT関連会社社員の男が逮捕されたパソコンの遠隔操作事件で、報道機関に届いた犯行声明など4通のメールは、男の自宅などから送信されていた疑いが強いことが、警視庁など合同捜査本部への取材でわかりました。
東京・江東区のIT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)は去年8月、愛知県内の会社にあるパソコンを遠隔操作して、インターネット掲示板「2ちゃんねる」にマンガに関するイベントの殺人予告を書き込んだ疑いで逮捕されました。 「話せば気さくなヤツというか、普通にコミュニケーションをとれる人間。よく笑うときもあったし、悪人というイメージはない」(中学・高校時代の同級生) 合同捜査本部は、片山容疑者が一連の遠隔操作事件での脅迫メールの大半を派遣先の会社のパソコンから送ったとみていますが、去年10月以降、TBSに送られた犯行声明など4通のメールは、この会社のパソコンではなく男の自宅などから送信された疑いが強いことが捜査関係者への取材でわかりました。 また、合同捜査本部が江の島の猫から押収したマイクロSDカードには、去年6月、横浜市に送信された小学校への襲撃予告について、「セキュリティが甘かったから狙った」と書かれていたこともわかりました。 合同捜査本部は、片山容疑者の自宅などから押収したパソコンの解析を急いでいます。(12日16:23)
|