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北朝鮮 核小型化進めたと誇示
2月12日 16時52分

北朝鮮 核小型化進めたと誇示
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北朝鮮は、12日、3回目の核実験を行ったことを発表し、「以前よりも爆発力が大きいうえに、小型化、軽量化した原子爆弾を使った」として、核の小型化を進めたと誇示しました。

北朝鮮は、12日午後、国営テレビを通じて、「わが国の国防科学部門は、北部の地下核実験場で3回目の地下核実験に成功した」と発表しました。
そのうえで、「以前よりも爆発力が大きいうえに、小型化、軽量化した原子爆弾を使い、高い水準で安全かつ完璧に行われた。多様化したわれわれの核抑止力の優秀な性能を物理的に示した」と誇示しました。
また、このタイミングで核実験に踏み切った背景については、「わが国の合法的で平和的な人工衛星打ち上げの権利を侵害したアメリカの敵対行為に対して、国の安全と自主権を守るためだ」と主張し、事実上の長距離弾道ミサイルの発射に関して国連安全保障理事会で非難決議の採択を主導したアメリカに対抗したものだと強調しています。
アメリカから体制の保証を取り付けたい北朝鮮指導部としては、朝鮮戦争の休戦協定締結から60年となることし、アメリカに対して、ミサイルの性能向上に続いて核の小型化を進めていると強調し、緊張を高めることで、互いに「核保有国」という立場で直接交渉に応じるよう迫るねらいがあるとみられます。

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