ネット殺人予告:PC遠隔操作、容疑者逮捕 05年にも殺害予告 「慎重に捜査を」(その1)
毎日新聞 2013年02月11日 東京朝刊
法廷で片山容疑者は動機について「人にかまってほしかった」「自分の書いた文章に反応があれば満足だった」という趣旨の発言をしていた。阿曽山さんは「遠隔操作の『真犯人』も、周りの反応を楽しんでいたように思う。共に偽装手口も手が込んでおり、05年の事件と似ていると感じる」と話した。【川崎桂吾】
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◇パソコン遠隔操作事件「真犯人」が報道機関などに寄せた主な声明
<12年10月上旬>都内の弁護士とTBSへの「私が真犯人です」と題したメールに
「警察・検察を嵌(は)めてやりたかった、醜態をさらさせたかったという動機が100%」
「遊んでくれてありがとう。またいつか遊びましょうね」
「逮捕された人たちに犯人が『巻き込んですみませんでした』と言っていたと伝えてください」
<11月13日>報道機関などへのメールに
「私が負けました。捕まるのが嫌なので今から首つり自殺します」
<13年1月1日>報道機関への「謹賀新年」などと題したメールに
「独占スクープのチャンスです」
<1月5日>報道機関への「新春パズル〜延長戦〜」と題したメールに
「江の島にいる猫に記憶媒体を取り付けた首輪をかけた」
<同日>江の島で見つかった記憶媒体に
「以前、事件に巻き込まれたせいで無実にもかかわらず、人生の大幅な軌道修正をさせられた」